「100かいだてのいえ」が最高の建築絵本だったので紹介

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今回は「建築絵本」を紹介します。
絵本の中には建築をテーマにしたものがいくつかありますが、その中でも想像力を喚起しながらページをめくるのが楽しくなってしまう絵本「100かいだてのいえ


表紙からして素敵ですが、大人も子供も楽しめる建築絵本となっています。

  100かいだてのてっぺんにすむだれかからあそびにきてね、とてがみをもらったトチくん。ちずをみながらあるいていくと、きゅうに100かいだてのいえがあらわれました!みあげても、うえのほうはかすんでよくみえません。トチくんは、100かいまでたどりつけるのでしょうか…?

何が面白いかというと、縦に開いていく絵本なんです。
ページを開くと両面で10階建ての建物になっていて、主人公のトチくんに塔の上から差出人不明の手紙が届くことから物語は始まります。

階段を上がっていくと様々な生き物がそこには暮らしているのですが、家にはいろんな仕掛けがほどこされていて見ていて飽きません。
各階層ごとにそれぞれの生き物の生活が細かく書かれていて、一度目に読んで気付かなかったことを2度目、3度目になって発見する、といったこともしばしば。

面白いのは住んでいる生き物事に家具のサイズも違えば内装に様々な生き物事の工夫が凝らされていることです。階によって階段の素材もサイズも違いますし、リビングに備え付けられているアイテムも様々です。

森の生き物もいれば川の生き物もいて、洞窟の生き物もいれば土の生き物もいる。それぞれの建物の違いや工夫に見ていて全く飽きません。
いろんな人(正確には人ではない様々な生き物ですが)の暮らしと住まいをページをめくりながら垣間見ていくことが新鮮で面白かったです。

子供の絵本と侮るなかれ。大人だって楽しんでいいんじゃないかとワクワクします。
読み終わったあとに建築を知らない人や子供であっても、自分なりにいろんな人や生き物の家を考えてみるのも面白いですし、建築学生であればもう少しアップグレードした本気の建築を考えてみるのも面白いと思います。
建築に対する想像力は建築家だけのものではなく、誰であっても働かせていいんだということを改めて感じさせられました。

描かれている絵から、あれやこれやと想像力を働かせる体験は、大人になった今でも必要なことなんだと改めて実感できます。
「ちか100かいだてのいえ」「うみの100かいだてのいえ」などシリーズ化もしているので、気に入った方は是非他のシリーズも読んでみて下さい。


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