
新宿御苑は行楽や花見スポットとして都民にはお馴染みのスポットともいえる新宿御苑ですが、実は建築に注目して見ると近代建築から最新の現代建築まで幅広く見れる建築スポットでもあります。

例えば東西の入り口である旧新宿門衛所と旧大木戸門衛所は昭和初期の1927年に宮内省の設計によって建てられたものだったり、2012年にリニューアルオープンした大温室は従来の単純な矩形の温室とは異なって、景観デザインや環境工学の観点から巧みにデザインされた現代建築だったりと、苑内を巡るだけで時代を超えた建築散歩ができます。

さらに、元々は天皇や皇族が旧温室で植物を鑑賞する際の休憩所として建てられた旧洋館御休所や、昭和天皇の御成婚記念として台湾在住邦人の有志により献上された旧御凉亭など新旧を問わない建築群が都心の自然の中に点在しています。

設計:宮内省(旧洋館 御休所、旧大木戸門衛所、旧新宿門衛所)、森山松之助(旧御凉亭/台湾閣)、中村昌生(楽羽亭/茶室)、石本建築事務所(環境省新宿御苑管理事務所、公衆トイレ)、日本設計(大温室)
所在地:東京都新宿区内藤町
アクセス:新宿御苑前駅より徒歩約3分
竣工:1896年(旧洋館 御休所)、1927年(旧御凉亭/台湾閣、旧大木戸門衛所、旧新宿門衛所)、1987年(楽羽亭/茶室)、2003年(環境省新宿御苑管理事務所)、2004年(改修/公衆トイレ)、2011年(大温室)
備考:国重要文化財(旧洋館 御休所)、東京都選定歴史的建造物(旧御凉亭/台湾閣)





