
上野公園内にある上野東照宮は、徳川家康公を祀る神社です。
東照宮といえば日光東照宮が有名ですが、この上野の東照宮は江戸城の鬼門の方角を守護する要として建設されました。
現在残っている社殿は1651年に三代将軍・徳川家光公の時に改修されたもので、震災や戦火を逃れて現存している貴重な建築です。
拝殿では多くが剥がれつつも、全面に金箔を塗った「金色堂」の名残をみることができます。

また、周辺には寛永寺五重塔(1639年)や厳有院霊廟勅額門(1681年)など江戸時代に建設された建物がいくつもあり、建築見学の際に時間があれば合わせて見ておきたいですね。

設計:木原義久+鈴木長恒(上野東照宮)
所在地:東京都台東区上野公園
アクセス:上野駅より徒歩約7分
竣工:1633年(東照宮石造明神鳥居)、1639年(寛永寺五重塔)、1651年(東照宮社殿)、1681年(厳有院霊廟勅額門)
備考:国重要文化財
ちなみに2022年には、中村拓志(NAP建築設計事務所)によってデザインされた神符授与所と静心所が完成しました。
こちらの静心所では倒木の恐れがある為切り倒されたイチョウの木をモチーフにした3次元の軒下空間で参拝前の心を落ち着けることができ、遥か昔から続く東照宮の歴史と今ここの現代の地点を結ぶ素敵な建築を体験できます。

拝観料(一般500円)がかかりますが、授与所から先は人もかなり少ないので、訪れた際には是非中まで入ってみることをおススメします。
設計:中村拓志/NAP建築設計事務所
アクセス:上野駅より徒歩約7分
竣工:2022年



