高田馬場で建築巡り!おススメの名建築10選を紹介【東京高田馬場】

今日は東京都の高田馬場周辺で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築について紹介していきたいと思います。
高田馬場は古くから学生街のイメージが強い街でもありますが、そこに建つ建築もアグレッシブで挑戦的な作品が多く建つ隠れ建築パワースポットでもあるのです。
是非建築巡り・街歩きの参考、もしくはバーチャル建築巡りとして楽しんでいただければと思います。

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1.STAND by bookandbedtokyo(井上拓馬/everedge)

高田馬場建築巡りでまず初めに訪れたSTAND by bookandbedtokyoは高田馬場駅改札を出てすぐの高架下空間に建つカフェです。
以前このブログでも訪れた「泊まれる本屋」BOOK AND BED TOKYOの新業態として「誰もが自由に本を貸し借りできる本棚」を設置しているのが特徴で、高架下空間とよくマッチする隠れ家的な雰囲気のある内装は、シックで落ち着いたデザインとなっています。
高田馬場に着いたらまずはこの建築で巡る建築の作戦会議をするのもおススメです。

また、この建物はJR東日本が山手線を起点に企画している「東京感動線」プロジェクトの一環としても注目されていて、新たな時代の高田馬場の拠点となることが目指されています。
「東京感動線」は以前このブログでも取り上げた日比谷OKUROJIウォーターズ竹芝高輪ゲートウェイ駅も選ばれているので気になった方は是非合わせてチェックしてみて下さい。

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設計:井上拓馬/everedge
所在地:東京都新宿区高田馬場1-35-1
アクセス:高田馬場駅徒歩約1分
竣工:2020年(改修)

2.慈愛クリニック(富永譲)

続いて紹介する慈愛クリニックは高田馬場駅の西口すぐのところに建つクリニックです。
山手線のホームの目の前に立ち、ホーム側のガラスブロックのファサードが印象的な建物です。
傾斜地に建っているのですが、階段を上がった2階も含めて4つの入り口からそれぞれの機能にアプローチできるようになっていているのも特徴で、限られた空間を最大限に生かして豊かな空間をつくり出そうとしていることが読み取れる建築です。

設計:富永譲/フォルムシステム設計研究所
所在地:東京都新宿区高田馬場4-3-11
アクセス:高田馬場駅徒歩約2分
竣工:2000年

3.BIGBOX高田馬場(黒川紀章)

続いて東口に移動してすぐに姿を現すBIGBOX高田馬場は高田馬場駅前に立つ複合施設です。
その名の通り大きな箱型の建物の中に商業、アミューズメント、飲食といった機能が詰め込まれていて、高田馬場のランドマークともいえます。
建物のアクセントカラーは元々赤色でしたが、数年前の改修時に青色に変更されています。

こちらは2007年に訪れたときに撮影したもの。4分割されたパネルを回転させて絵柄が変わるような仕掛けも施されていましたが、それも改修と共になくなってしまったのが少し残念です。

2007年撮影時

設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所
所在地:東京都新宿区高田馬場1-35-3
アクセス:高田馬場駅徒歩約1分
竣工:1974年

4.高田馬場駅前名店ビル(上浪恒)

高田馬場駅前名店ビル

高田馬場の駅前にはBIGBOX高田馬場の他にも味わい深い建物がいくつか残されています。
駅前広場の南東の角地に建つ高田馬場駅前名店ビルは、BIGBOXが竣工する5年前の1969年に竣工した建物。
高度経済成長期の後半に建てられた建物は、4階から7階部分がえぐり取られ、最上階である8階部分が大きくせり出したようなデザインが特徴的な建物です。
宙に浮くような上階の他、映画ブレードランナーの世界に出てきそうな地上部のエスカレータなど、近未来的という言葉がピッタリの建物が、今から半世紀以上前に建てられたというから驚きです。
レトロヒューチャー感あふれる建物は高田馬場のランドマークとして今日も存在感を発揮しています。

高田馬場駅前名店ビル
高田馬場駅前名店ビル

設計:上浪恒/構想建築設計研究所
所在地:東京都新宿区高田馬場2-18-11
アクセス:高田馬場駅徒歩約1分
竣工:1969年

5.高田馬場稲門ビル

高田馬場稲門ビル

名店ビルの目の前に建つ高田馬場稲門ビルも、1969年に竣工した地上6階地下2階てのテナントビルです。
現在はレトロな雑居ビルといったこのビルですが、竣工当時は周辺の中でもひと際大きく、当時大ブームになりつつあったボーリング場なども備える最新の複合建築だったそうです。
角部が微妙にアールがかった開口部が並ぶ外観は、名店ビルと同じくちょっとレトロヒューチャー感溢れるデザインとなっていて、高田馬場の隠れたランドマークと言えます。

高田馬場稲門ビル

時代と共にテナントが大きく移り変わってきた稲門ビルにおいて、当時の面影を残すのが、建物東側の2階に入る喫茶店 ロマンです。
建物の大開口を活かした窓際席などレトロ喫茶好きにはたまらない内装とメニューには昔からの馴染み客だけでなく若者のファンも多く、古き良き時代の日本にタイムスリップさせてくれる素敵なスポットとなっています。

ロマンの内観
2階にある純喫茶「ロマン」

所在地:東京都新宿区高田馬場2-18-11
アクセス:高田馬場駅徒歩約1分
竣工:1969年

6.早稲田ゼミナール学生会館(富永譲+フォルムシステム設計研究所)

早稲田ゼミナール学生会館はBIX BOXの裏を2分ほど歩いたところにある地上3階建ての大手予備校の学生会館です。
敷地一杯に建築がひしめき立つ高田馬場の駅前エリアの中で、L字の敷地をフルに使っているのも特徴の1つ。組み合わされた図形の合間に中庭や開口をうまく設けることで、画一的ではない豊かな建築環境をつくり出している建築です。
入り組んだ裏手の細道を進んでいくと、3階の弓状にカーブしながらせり出すボリュームやテラスに設けられた3角形の開口などの特徴的な造形を見ることが出来ます。

設計:富永譲+フォルムシステム設計研究所
所在地:東京都新宿区高田馬場1-24-13
アクセス:高田馬場駅徒歩約3分
竣工:1982年

7.日本点字図書館(鈴木エドワード)

早稲田ゼミナールの少し先にある日本点字図書館は鎖が垂れ下がるファサードのインパクトが強烈な図書館です。
点字図書館ということで、点字図書をはじめ映像ライブラリや録音図書となど様々なサービスを行われています。
設計を行ったのは渋谷の宇田川派出所やさいたま新都心駅などの設計者としても知られるは建築家鈴木エドワード氏で、鎖は川の流れを表現していて、「知」が流れ伝わることをイメージしてデザインしているそうです。
最初はちょっと怖めな印象を受けましたが、風に揺られることも音が鳴ることもないのですが、鎖から目に見えない強烈な迫力を感じます。

設計:鈴木エドワード
所在地:東京都新宿区高田馬場1-23-4
アクセス:高田馬場駅徒歩約5分
竣工:1996年

8.LOAM/高田馬場(鈴木亜生/ASEI建築設計事務所)

続いて訪れたLOAM/高田馬場は早稲田通り沿いの間口わずか5mほどの狭小敷地に建つテナントビルです。
ロームの名の通り、建物を建設する際に発生する関東ロームの土を再利用してつくられたローム煉瓦積の外装が特徴的な建物です。
上を見上げると連続するように煉瓦のファサードが空まで伸びています。近隣にはガラスや金属の建物が多い中で、ふとビルの谷間に現れる煉瓦の素材感が優しくも刺激的に感じられます。

設計:鈴木亜生/ASEI建築設計事務所
所在地:東京都新宿区高田馬場1-25-29
アクセス:高田馬場駅徒歩約5分
竣工:2020年


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9.早稲田松竹映画劇場(清水建設)

早稲田通りを少しすすんだ先にあるのが戦後間もなくに建てられた早稲田松竹映画劇場です。
永きに渡って早稲田の学生をはじめ多くの人々に親しまれてきたこの名画座は、2002年に一度休館したこともありますが、休館を惜しむ人々による再生活動が実って現在では営業を再開して再び多くの映画を発信しています。
劇場の大きな空間を支える為に波打つように架けられた屋根は、戦後間もない70年前の当時としては、ものすごくお洒落で心躍る建物に見えたのではないでしょうか。
多くの人の文化体験と記憶と共にある建築として今後もできる限りその姿を見せ続けてほしいと願わずにはいられない建築です。

設計:清水建設
所在地:東京都新宿区高田馬場1-5-16
アクセス:高田馬場駅徒歩約8分
竣工:1951年

10.関東マツダ 高田馬場店(SUPPOSE DESIGN OFFICE+Mazda Ace)

早稲田通りを右手に曲がった明治通り沿いに建つ関東マツダ 高田馬場店SUPPOSE DESIGN OFFICEがデザインを手掛けたマツダのショールームです。
明治通りの車の流れに呼応するような流線型のファサードが特徴的な建物で、漆黒のボディが町屋ドライバーに対して存在感を示しています。
道路際はテラスや野外展示スペースになっていて、縁側のように街とのつながりを持たせているのも面白いです。

設計:SUPPOSE DESIGN OFFICE+Mazda Ace
所在地:東京都新宿区高田馬場1-2-12
アクセス:高田馬場駅徒歩約12分
竣工:2016年


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