初心者も楽しめる!はじめての寄席を徹底レポート【東京上野】

Event&Activity

皆さん寄席に行ったことはありますでしょうか?
僕も寄席や落語には興味はあったのですが、なんとなく敷居の高さを感じて今まで未体験だったですが、今回機会があって実際に寄席に行ってくることができました。

今回訪れたのは上野にある鈴本演芸場。
実際に行って見て特に感じたのはおもっていたより全然敷居は高くないということ!堅苦しいことは一切なく、実際に生で落語を聞けばそこは噺のプロ、引き込まれるようにその世界を堪能することができました。
むしろ初心者こそ寄席に行って見るとよいということを実感しましたので、今回は初心者目線となりますが実際に落語を聞きに行ったレポートと、行く前に感じていた疑問などについて解説していきたいと思います。

1.寄席ってどこで聞けるの?初心者でも大丈夫?

都内ので定席とされている常時は開演している寄席は上野の「鈴本演芸場」、浅草の「浅草演芸ホール」、新宿の「末廣亭」、池袋の「池袋演芸場」の4つです。
その他にも国立の「国立演芸場」などが有名で、東京では様々なところで生の寄席を見ることができます。

今回はその定席のうち、上野にある「鈴本演芸場」に行ってきました。
僕も生の落語を聞くのは初めてでしたが、最初に述べた通り敷居の高さも一切感じることなく100%楽しめた大満足の体験となりました。

今までジャズライブ、クラシックコンサート、演劇、相撲観戦などいろいろなジャンルで生の鑑賞・観戦を体験してきましたが、その中でも落語は一番初心者に優しかったのではないかと思います。

それは元々庶民の娯楽ということもあり、肩ひじ張らずに事前知識もなく楽しめること、一人が話す時間は15分~30分と短いことなどの要因が大きかったのだと思います。
とはいえ分らないことも多いと不安なもの。早速当日の様子から疑問に感じることまで紹介していきたいと思います。

2.当日の流れ

まずは、当日の流れについてご紹介します。そんなに難しいことはないのでこの写真付きの5ステップを読めばもう大丈夫だと思います。
正月の特別講演を除いて鈴本演芸場では基本的にチケットは当日制。時間だけは確認したら身一つで会場へ向かいましょう。

①まずは建物に到着。
結構質素な建物なので気づきにくいですが無事到着しました。特に昼間は分りずらいですが、のぼりの旗も出ているので近づくと分と思います。

正面から見るとこんな感じで分りやすです。建物の外から中に向けて伸びる天井材がカッコイイです。
上野駅から歩く場合は向かって右側にあるので見逃さないように歩いていきましょう。

②建物の入口にあるチケット売り場でチケットを購入します。料金は一般¥3000です。(2019年の10月から若干値上がりしたそうです)
お正月などの特別興行の期間は料金が変わるみたいですが、通常は一律3000円です。

③ツズいてチケットを購入したら建物内に入ります。入ってすぐのところにカウンターがあるので先ほど購入したチケットをもぎってもらい入場します。
分らなくても係の人が丁寧に案内してくれるので何も心配することはありません。

入場後はエスカレータで3階まで上がっていきますが、分れ道などはないので特に迷うことはありません。
ちなみに喫煙所は1階、飲み物の自動販売機は2階、お手洗いは4階にありました。

⑤その後無事ホールに入ったら自由席なので、好きな席に座りまずは座席を確保。
あとは「おもっていたよりもホールの内観かっこいいなー」などと場内を観察しながら開演を待つだけです。
出入りは自由ですが、事前にお手洗いだけはきちんと済ませておくのがよいでしょう。

3.初心者が疑問に感じること。実際はどうだった?

感想にいく前に、僕が超初心者として疑問・不安だったことについてまとめました。
あくまで今回行った鈴本演芸場の1回きりの経験の中でのことなのですが、参考にしてもらえたら幸いです。

□飲食していいの?
鈴本演芸場では飲食共にOKです。売店でお弁当や飲み物が売られているのでそれを食べている人もチラホラいました。

僕も事前にお菓子と飲み物を購入してちょくちょく食べながら聞いていました。
前の席に座っていたおじさんは始まると同時に「プシュ」っと音を立ててチューハイの缶を開けていました。

他の人の迷惑にならないようにすることは大前提ですが、鈴本演芸場はかなり寛容なようです。
国立演芸場では飲食禁止だったり場所によってもルールはまちまちで、昔はOKだったけど今はダメになっているという演芸場もあるみたいなので事前に確認しておくとよいと思います。

□席は自由?
席は基本的には自由席となっていますのでチケットを購入して入場したらまずは席を確保しましょう。
席の埋まり具合はやはり前のほうが人気のようでした。
僕が座ったのは中盤の真ん中あたり。中の声が効きやすいのと、落語家さんの表情やしぐさも落語の楽しさに直結する重要な要素なので、なるべく前のほうの席がいいと思います。

ちなみに鈴本演芸場では座席はシネコンやコンサートホールと比べてかなり狭め。人によってはちょっと気になるかな、というくらいの密着度でした。

また、座席の前には上の写真のような収納式のテーブルがあり、新幹線のようにお弁当や飲み物が置けるようになっているので飲食する時にはとても役立ちました。

□当日券どれくらい前に並んでおけばよい?
僕がいった寄席は日曜日の昼間の回でしたが、開演30分前に開場なので、それより少し早い開演40分前に並び始めました。
今回の場合はこの開始40分前にいけばそこそこいい席に座れましたが、正直もう少し遅く行ってもよかったかもというくらいです。
もちろん時期や曜日によって大きく異なりますが、週末でも特に最前列に座りたいといったことでなければ開演30分前位を目指していけば十分かなという感じでした。
この日は最終的には8割くらいの席が埋まっていました。

ちなみに一緒に行った友人曰く、平日の昼間の回は観客が5人とかの日もあるそうで、平日にいく場合はそこまで早く行く必要はないとのことです。

□声出して笑っていいの?会話はOK?
もちろん面白いところでは声を出して笑ってOKです。自分も含め皆さんそれぞれのタイミングでゲラゲラくすくすと笑っていました。

歌舞伎みたいに独特の掛け声もなければ、ジャズの演奏みたいにいいプレーの時に拍手するといったこともないので、面白いと思った時に素直に笑う、それだけ、ということがハードルを低く抑えることに繋がってるのではないかと思います。
初心者も常連さんも等しく、ただ面白い時に笑って楽しんでいる印象でした。

ただし、笑い以外で大きな声で会話したり、携帯の音を鳴らしたりといったことはもちろんNGですのでその辺は常識の範囲内で考える感じだと思います。

□どんな格好で行けばよい?
こちらは特にドレスコードといったものはありません。
本当に普段来ている格好で行っていいと思いますし、実際に来ている人もビシっと決めてきている人はほとんどおらず、皆さん普通の格好でした。

一点注意事項があるとすれば上で触れた通り、席の間隔はかなり狭いので、あまりにもつになるようなものは持っていかないようにしたほうが吉だと思います。

4.実際に見終わっての感想

まず最初の感想は4時間が短い!!ということでした。
正直タイムスケジュールを見た時は結構な長丁場なので大丈夫かな?という気持ちがあったのですが前線そんなことはなかったです。

その理由としては、大前提として皆さんプロなので噺のクオリティや間の取り方が抜群にうまいこと、一人15分~最大でも30分という長さなので飽きることなく聞けるのだと思います。

また寄席というと落語のイメージが強いですが、紙切り奇術(所謂マジックですね)、楽曲芸といった演目が間に挟まれるので全くといっていいほど退屈しませんでした。

個人的には紙切りが面白かったです。
その場でお客さんからリクエストを貰い、紙とハサミを使ってリクエストにあった題目を切っていき、最後に完成した紙を投影してお披露目というものですがそのクオリティの高いこと。
もちろん黙ってきるわけではなくきちんとトークを繋ぎお客さんの反応を見ながら切っていく様はすごかったです。完成した紙はリクエストを出したお客さんにプレゼント、というのもよかったです。

噺に関しても生で見ていると、落語家さんによってジェスチャーだけでやっているはずなのに、そこに本当にものが見える!!という漫画みたいな体験もできました。
演劇の場合は役者さんは役に合わせて意匠や声色を変えますが、落語の場合はあからさまに声色を変えるのもNGだそうです。まさに話術と立ち振る舞いだけで違った世界を見せるということには感動しました。

5.最後に建築について

最後に少しだけ建物に触れたいと思います。
色々と調べて見たのですが、この鈴本演芸場の設計者や経緯などはよく分りませんでした。

ただ、実際に見てみるとかなりカッコいい!内観のホールの設えも思った以上にきちんとしたホールであり、しかし素材は木を基調としていて面白かったです。
座席数は285席とそこそこ多い座席数ながら、素材が分節されていたり、小さなスケールのパーツが散りばめられていることでヒューマンスケールな空間となっていました。

ファサードはシンプルですが、入口は夜になると写真のように木と障子を思われるような色の4本のラインが浮かび上がって街から建物の中まで誘導します。

調べた限り鈴本演芸場1971年に新築したとあるのでビル自体は築40年以上なのでしょうか。何度か改修しているようなので、どのタイミングで現在のホールなどができたかは気になるところです。
詳細は分りませんでしたが、細かく見てみると面白い建築ですので、訪れた際は是非チェックしてみて下さい。

また上のという土地柄、国立西洋美術館東京文化会館をはじめ数々の名建築を見ることも出来るので時間を調整してそちらのほうにも足を延ばしてみることもおススメします。


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