愛知「明治村」近代建築のテーマパークを建築好きが徹底レポート

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~3丁目~
■西園寺公望別邸 坐漁荘

西園寺公望別邸「坐漁荘」

西園寺公望別邸 坐漁荘は、明治時代に活躍した政治家、教育者であった西園寺公望(さいおんじきんもち)が静岡に建てた邸宅です。
坐漁荘とは「何もしないでのんびり座りながら魚を釣りながら日常を過ごすという」という中国の古い故事からとられたもので、西園寺公望がのんびり晩年を過ごす場所として建てられました。
やや低い塀に囲まれ、幾重にも屋根が重ねられた建物は、暖炉付きの洋間や化粧室、サンルームといった当時としては珍しいしつらえが満載。
竣工から100年以上経っていますが、今見ても平穏で豊かな生活が目に浮かぶようで、人の生活の持つ普遍性を感じます。

西園寺公望別邸「坐漁荘」

旧所在地:静岡県清水市興津清見寺町
竣工:1920年
移築年:1971年
備考:重要文化財

■菅島燈台付属官舎

菅島燈台付属官舎

菅島燈台付属官舎は、三重県の伊勢湾の入口にあたる鳥羽沖に位置する灯台の付属官舎です。
灯台及び官舎の建設に当たっては、お雇い外国人技師として数々の灯台を手掛けたR.H.ブラントンがその建設に関わっていて、1873年(明治6年)に建てられたこちらの建築も貴重な歴史遺産となっています。
正面につくられたベランダの他、シンプルながら煉瓦によく映える鎧戸など、実用的な灯台官舎としての役割に加えてデザイン面にも注目。当時灯台というのがとても大事な役割を担っていたことが伝わってきます。
内部では、神島の燈台で実際に使用されていた回転レンズの他、明治以降の灯台建設に関わる様々な展示を盛ることもできます。

菅島燈台付属官舎

設計:R.H.ブラントン
旧所在地:三重県鳥羽市菅島町
竣工:1873年
移築年:1964年
備考:重要文化財

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~2丁目~
■札幌電話交換局

札幌電話交換局

2丁目の入り口に建つ札幌電話交換局は、元々は電話交換局として建てられ、明治後期からは札幌中央郵便局として利用されていた建物です。
当時は非常に高価であった電話の交換機を火災などから守る為に重厚な石造りでつくられた建物は、ルネッサンス風の堂々としたデザイン。
細かい彫刻が施された西洋風の外観も素敵ですが、以外にも内部は木の素材がふんだんに使われていて、地元の職人建ちの熟練した技法による細かい意匠も見応えがあります。

札幌電話交換局

旧所在地:北海道札幌市大通西
竣工:1898年
移築年:1965年
備考:重要文化財

■東山梨郡役所

東山梨郡役所

東山梨郡役所は明治11年に施行された郡区町村編成法によって生まれた東山梨郡の郡役所として、1885年(明治18年)建てられた郡役所です。
明治の最初期に建てられた正統な洋風建築の県庁舎群と比べると、郡役所はそれらの建設からある程度の期間が空いていることもあって、より和洋の折衷が進んで地域ごとの独自性も見られるのが面白いところ。西洋のペディメントのようにも見える入母屋屋根やレンガのような黒漆喰の隅部、欄間や建具の細かいデザインなど見どころが満載です。

東山梨郡役所

旧所在地:山梨県山梨市日下部町
竣工:1885年
移築年:1965年
備考:重要文化財

~1丁目~
■西郷從道邸

西郷從道邸

西郷從道邸は、西郷隆盛の弟である西郷從道が東京の上目黒に建てた邸宅です。
歴史上は兄の隆盛が有名ですが、從道も陸・海軍や政府の要職を努め、海外の外交官との交流も盛んに行っていた人物です。
張り出した半円形のベランダや、ペディメントを思わせる勾配屋根など、明治初期において海外の最新の建築デザインを日本の邸宅に援用した例としてとても貴重な建築でもあります。
内部の装飾や調度品も見事としか言いようがなく、当時隆盛していたアーツ・アンド・クラフツ運動の影響を思わせる有機的なデザインや、フランス直輸入の建具など、まさに当時の最先端をいく邸宅の姿を今に残しています。

西郷從道邸

設計:J.レスカス.J
旧所在地:東京都目黒区上目黒
竣工:1877年
移築年:1964年
備考:重要文化財

■聖ヨハネ教会堂

聖ヨハネ教会堂

続いて紹介する聖ヨハネ教会堂は、1907年(明治40年)に京都に建てられた教会です。
建物を設計したJ.M.ガーディナーは、建築家としてだけでなく教育者としてもよく知られていて、立教大学の校舎の設計だけでなく校長を務めていた人物でもあります。
ガーディナーは地震国日本において、自身が設計した煉瓦造の建物が被害を受けたことから、ここ聖ヨハネ教会堂をはじめ、低層部を煉瓦造り、上層部を木造とした作品を多く残しています。
重厚な煉瓦造りの低層部の上に、中世ヨーロッパの大邸宅を思わせるデザインは、一つで屋根の下に様々な人々が集う教会として見事に結実しています。

聖ヨハネ教会堂

設計:J.M.ガーディナー
旧所在地:京都府京都市下京区河原町通五条
竣工:1907年
移築年:1964年
備考:登録有形文化財

■三重県庁舎

三重県庁舎

三重県庁舎は、明治時代の初期に県令の発令によって建設された庁舎で、1879年の竣工後、日本が高度経済成長期を迎える1964年まて80年以上に渡って使われた建築です。
左右対称の配置にベランダを要したデザインは、海外の貴族の邸宅や迎賓館のようにも見え、明治初期の庁舎建築を代表する建築といえます。
木造の柱を壁の内側に隠した大壁の意匠や、柱を模して塗られた黒漆喰の角部など、海外様式を日本の木造建築に援用するための工夫もみどころの一つです。

三重県庁舎

設計:清水義八
旧所在地:三重県津市栄町
竣工:1879年
移築年:1966年
備考:重要文化財

■三重県尋常師範学校・蔵持小学校

三重県尋常師範学校・蔵持小学校

三重県尋常師範学校・蔵持小学校は、元々は、旧制の小学校教師の育成学校として建てられ、その後の改修を経て蔵持小学校として利用されていた建物です。
設計を行ったのは、三重県庁舎の設計者と同じく清水義八ですが、格調の高さを感じる三重県庁舎に対して、こちらの建築は繊細さと親しみやすさを感じるデザインとなっていることも注目ポイントです。
西洋の石造りのデザインを木造に置き換えることで可能になった細やかな装飾やデザインは、是非間近でじっくりと見てみてほしいです。

三重県尋常師範学校・蔵持小学校

設計:清水義八
旧所在地:三重県名張市蔵持
竣工:1888年
移築年:1973年
備考:登録有形文化財

こうして朝から夕方までかけて明治村の建物をたっぷりと堪能。大満足の建築巡りとなりました。
最後に帰りのバスが到着するまでの時間を利用して、チケット売り場に隣接するショップで、お土産をセレクト。

レトルトカレーや帝国ホテルのパッケージの珈琲など様々なお土産をゲットしてきました。
まさに建築好きには堪らないスポットである博物館 明治村。皆さんも機会があれば是非訪れてみて下さいね。

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