都内の外国!有名建築家が設計した都内の大使館建築まとめ【東京】

まとめ記事

この記事では私がこれまで訪れた建築の中から、有名建築家が設計した大使館建築をまとめました。

東京都内に数ある大使館建築は、東京であって東京でない不思議な空気を醸し出しているものや、日本の建築界の潮流を反映しているもの、逆に日本の建築の文脈からはかけ離れていたりと興味深い要素が満載です。 今回はそんな大使館建築の中から特におススメの建築8つをチョイスしました。
では早速見ていきましょう。

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①クウェート大使館(丹下健三)

【まとめ1704-3】クウェート大使館
まず初めに取り上げるのは三田にあるクウェート大使館です。
クウェート大使館は後に数多くの大使館建築を設計する丹下氏の最初の大使館建築でもあります。
積み木の様なボリュームを中にあるエレベーター等が入った2本のシャフトがつないでいます。
建物全体が1つの立体都市としてつくられ、東京の中の小さな異都市ともいえる建築は大使館建築の真骨頂がみられます。

ちなみに、クウェート大使館についてはこちらの記事にも詳しく紹介しています。
名称:クウェート大使館
設計:丹下健三
所在地:東京都港区三田4-13-12
最寄り駅:三田駅、田町駅徒歩5分
竣工:1970年
 

②在日トルコ大使館(丹下健三)

【まとめ1704-3】在日トルコ大使館
続いて紹介するトルコ大使館も戦後日本を代表する大建築家で数々の大使館建築を手がけた丹下健三氏が設計した大使館です。
詳しく見学することが出来なかったのですが、稀に見学会等もあるようなので機会があれば中まで見てみたいものです。

名称:在日トルコ大使館
設計:丹下健三
所在地:東京都渋谷区神宮前2-33-6
最寄り駅:原宿駅、外苑前駅徒歩10分
竣工:1977年

③デンマーク大使館(槇文彦)

【まとめ1704-3】在日デンマーク大使館
デンマーク大使館は代官山のヒルサイドテラスのD棟に隣接して建てられた大使館です。
槇文彦氏が数十年の歳月を懸けてつくりあげたヒルサイドテラスと連続して街並みを形成していることに注目で、大使館をつくる際にこの土地を提供する条件として設計者が槇氏であるという条件の元契約がなされたそうです。
少しピンクがかったタイルによってヒルサイドテラスからワンテンポ浮いたアイデンティティを与えつつ、街並みにやさしい表情を与えています。
手前が大使館で中庭を挟んで奥に大使公邸があり、建物を覗きこんでみると槇文彦氏がヒルサイドテラスでも取り入れた手法である「奥性」を感じます。

槇文彦氏の建築については、千駄ヶ谷にある東京体育館について「神宮外苑の大地に顔を出した宇宙船建築!?槇文彦が設計した東京体育館」でも紹介していますので気になった方はこちらの記事も御覧ください。

名称:デンマーク大使館
設計:槇文彦
所在地:東京都渋谷区猿楽町29-6
最寄り駅:代官山駅徒歩3分
竣工:1979年

④駐日ブラジル大使館事務棟(竹中工務店設計部/中村隆治+ルイ・オータケ)

【まとめ1704-3】駐日ブラジル大使館事務棟
駐日ブラジル大使館事務棟は黄色や青の鮮やかな色彩が特徴的な建物です。
湾曲した外観や前面の階段が、ブラジルの街中にある広場のようにオープンに前面道路を取り込みおおらかで陽気なブラジルの空気を感じます。
日本建築ではあまり使われない色の組み合わせですが、不思議と違和感を感じない点が秀逸です。
名称:駐日ブラジル大使館事務棟
設計:竹中工務店設計部/中村隆治+ルイ・オータケ
所在地:東京都港区北青山2-11-11
最寄り駅:外苑前駅徒歩3分
竣工:1983年

⑤在日エジプト大使館(竹山実)

【まとめ1704-3】在日エジプト大使館
在日エジプト大使館では傾斜地という立地に対して、高い表の道路に一般受付を、低い裏面に事務所を設け上部に公邸機能を配置しています。
設計者の竹山実氏は塊感のある造形を得意としていますが、竹山氏の造形とエジプトのイメージが見事に一致して独特ながら魅力的な建物になっています。
乾いて明るい建物と、ピロティ内部の暗がりの対比が面白いですね。

名称:在日エジプト大使館
設計:竹山実
所在地:東京都目黒区青葉台1-5-4
最寄り駅:代官山駅徒歩3分
竣工:1986年

⑥オーストラリア大使館(デントン・コーカー・マーシャル)

【まとめ1704-3】オーストラリア大使館
オーストラリア大使館は地元オーストラリアの大手建築設計会社のデントン・コーカー・マーシャル社が設計した大使館です。
シンメトリーで伝統的な平面に対して外観はアルミパネルを使ったスタイリッシュで現代的なイメージです。
バルブ期のポストモダン全盛の日本において、逆にシンプルな要素を使って明快な秩序で理性的に構成している点が面白いです。
名称:オーストラリア大使館
設計:デントン・コーカー・マーシャル
所在地:東京都港区三田2-1-14
最寄り駅:三田駅、田町駅徒歩7分
竣工:1990年

⑦カナダ大使館(レイモンド・モリヤマ+清水建設)

【まとめ1704-3】カナダ大使館
カナダ大使館では要求される機能、法規、警備計画など大使館建築に要求される様々な条件を満たしながら、周辺環境との調和や解放感の創出が試みられています。
館内にある「カナダガーデン」は誰でも自由に見学することも出来るおススメスポットです。
名称:カナダ大使館
設計:レイモンド・モリヤマ+清水建設
所在地:東京都港区赤坂 7-3-38
最寄り駅:青山一丁目駅徒歩3分
竣工:1991年

⑧マレーシア大使館

代官山と渋谷の中間地点にあるマレーシア大使館はまずは目につくイスラミックなパターンの外壁が特長の建築です。
街と大使館の境界をセキュリティの面からしっかり閉じつつ、同時に開いてもいる点に注目です。
夜に外壁から漏れる光は大変美しく、大使館と街が呼応しているように感じます。

名称:マレーシア大使館
設計:清水建設
所在地:東京都渋谷区南平台20-16
最寄り駅:渋谷駅徒歩10分
竣工:1991年

いかがだったでしょうか。
大使館建築と一口にいっても試みられていることが大使館によって様々で面白いですね。
他にも大使館建築は興味深いものが多いので、訪れた際は随時更新していきたいと思います。


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