建築も楽しい!東京都内のイチオシ洋館15選

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今回は、建築も楽しい!をコンセプトに私が訪れた東京都内のおススメの洋館建築を紹介したいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・東京都内の水族館巡りを写真と文字でレポート
・東京都内の水族館建築の見どころや注目ポイントを解説

1.旧岩崎邸住宅

旧岩崎邸庭園

旧岩崎邸住宅は、三菱財閥を創業した岩崎家の迎賓館として1896年に建てられた邸宅です。
洋館の設計を手掛けたのは、旧帝国大学で多くの建築家を育てつつ岩崎家や政府関連の建物も多く手掛けたジョサイア・コンドルで、様々な様式を引用しつつ細部までこだわり抜いた建物はみどころ満載です。

また、敷地内に建つ撞球(ビリヤード)室もジョサイア・コンドルの設計で、こちらは洋館とは雰囲気が大分変わってカントリー調の素朴な味わいの建物となっているのが面白いです。

書院造りを基調にした和館も一部が残されていて、喫茶スペースもあるので建築巡りの合間のひと休憩にもピッタリです。

設計:ジョサイア・コンドル(洋館、撞球室)+大河喜十郎(和館)
所在地:東京都台東区池之端1-3-45
アクセス:湯島駅より徒歩約5分
竣工:1896年
備考:国重要文化財

2.島薗家住宅

島薗家住宅

島薗家住宅は、生化学者である島薗順雄氏の住まいとして昭和初期の1932年に建てられた邸宅です。
竣工当初は和館部と洋館部に分かれており、現在も残る洋館部の2階は1941年に増築されました。
一見するとシンプルな外観ですが、軒下に連なる小さな連続アーチや精巧なレリーフなど近づくと分かるみどころざ満載の建物です。
元々の建物の設計を手掛けたのはこのブログでも何度か取り上げている矢部又吉で、矢部が留学していたドイツ建築の影響も残しつつ、日本の伝統意匠や当時流行したスパニッシュ様式をはじめとする様々な様式がミックスされているのが素敵な洋館です。

島薗家住宅
島薗家住宅

設計:矢部又吉
増築設計:古賀一郎
所在地:東京都文京区千駄木3-3-3
アクセス:千駄木駅より徒歩約6分
竣工:1932年、1941年増築
備考:国登録有形文化財

3.旧李王家東京邸(赤坂プリンスクラシックハウス)

旧李王家東京邸

旧李王家東京邸は、1930年に建てられた旧李王家東京邸の建物を改修したレストラン・結婚式場です。
戦後は赤坂プリンスホテルとしても多くの人に親しまれた建物は、チューダー様式を中心に様々なデザインが取り入れられています。
王家の子息のためにつくられた建物は、壁面から細かい装飾までこだわりの意匠が満載で、職人の手仕事が光る精巧な装飾からステンドグラスまで美しい建築美を堪能できます。

旧李王家東京邸
旧李王家東京邸

設計:北村耕造+権藤要吉/宮内省内匠寮
改修設計:日建設計
所在地:東京都千代田区紀尾井町1-2
アクセス:永田状駅より徒歩約1分
竣工:1930年(2016年改修)
備考:第29回BELCA賞
東京都指定有形文化財

4.迎賓館 赤坂離宮

迎賓館 赤坂離宮

迎賓館 赤坂離宮は、明治時代の終わりの1909年に東宮御所として建設されたネオ・バロック様式の宮殿建築です。
設計を手掛けた片山東熊は、工部大学校(現在の東京大学)の建築学科第1期生であり、このブログでも東京国立博物館表慶館グランドプリンスホテル高輪貴賓館を紹介した明治時代を代表する建築家でもあります。
現在は、国の迎賓施設として使われていますが、定期的な公開日には内部を見ることができます。
東京23区内で唯一国宝にもなっている建築は、豪華絢爛、当時の日本の建築、美術の粋を尽くした建築となっていて、震えるような建築美を体感できるイチオシの建築です。

迎賓館 赤坂離宮
迎賓館 赤坂離宮

詳細記事
・赤坂「迎賓館 赤坂離宮」東京23区唯一の国宝!魅力溢れる近代建築をレポート

設計:片山東熊
改修設計:村野藤吾
所在地:東京都港区元赤坂2-1-1
アクセス:赤坂見附駅より徒歩約15分、四ツ谷駅より徒歩約7分
竣工:1909年(1974年改修)
備考:国宝
公式HP:https://www.geihinkan.go.jp/akasaka/

5.旧古河邸

旧古河邸

旧古河邸は、古河家3代目当主古河虎之助の住まいとして大正時代の1917年に建てられた邸宅です。
戦後はGHQに接収されたり、接収解除後は廃墟のような状態となった時代もありましたが、現在は大谷美術館として広く公開されています。
建物の設計を手掛けたのは旧岩崎邸住宅と同じくジョサイア・コンドルで、外観は英国の別荘建築を思わせる重厚で気品あふれるデザインとなっているのが特徴です。
内部は高い天井高に精巧なレリーフやシャンデリア、部屋ごとに変化する装飾や調度品など見どころが満載で、時期によって様々に企画される展示と共にその建築を堪能できます。
バラの開花時期には多くの人々が集うバラ園をはじめとする和洋の庭園も魅力的で、建築と自然の両方を堪能することができるおススメの洋館です。

旧古河邸
旧古河邸

設計:ジョサイア・コンドル
所在地:東京都北区西ケ原1-27-39
アクセス:西ヶ原駅より徒歩約7分
竣工:1917年

6.鳩山会館

鳩山会館

鳩山会館は、内閣総理大臣を務めた鳩山一郎の住まいとして1924年に建てられた邸宅を改修した記念館です。
音羽御殿の名でも知られる邸宅は、鳩山一郎と中学校時代からの友人で、歌舞伎座や明治生命館などの設計者でもある建築家 岡田信一郎が設計を手掛けました。
西洋の邸宅のモチーフを重厚で気品溢れるデザインで体現しつつ、部屋と部屋とが開放的な建具で連なり外部の景観を建物内に巧みに取り入れる日本的な建築のエッセンスが凝縮されているのも注目ポイント。
精巧な装飾や様々にデザインされたステンドグラス、光と影の豊かな表情など見どころが満載の素敵な邸宅です。

鳩山会館
鳩山会館

設計:岡田信一郎
所在地:東京都文京区音羽1-7-1
アクセス:江戸川橋駅より徒歩約7分
竣工:1924年(1995年改修)
開館時間:10:00~16:00
休館日:月曜
備考:1月・2月・8月は休館

7.旧マッケーレブ邸(雑司が谷旧宣教師館)

雑司が谷旧宣教師館

旧マッケーレブ邸は、アメリカから宣教師として来日したジョン・ムーディー・マッケーレブが自らの住まいとして建てた邸宅です。
建物の外観は下身板張りのシンプルなデザインとなっていて、19世紀後半のアメリカの住宅の特徴がよく表れた建物は豊島区内に現存する最古の近代木造洋館でもあります。
また、近づくと当時のアメリカで流行していたカーペンターゴシック様式と呼ばれるデザインも見られ、シンプルながら親しみやすさも感じる可愛らしい邸宅なのが特徴。
館内では家主であったマッケーレブの日本での活動や生活についてや、当時の文化や教育に関する資料などが展示されていて、各所室を含めた建物自体が100年の歴史を超えた貴重な歴史資料館となっています。

雑司が谷旧宣教師館

所在地:東京都豊島区雑司が谷1-25-5
アクセス:雑司が谷駅または東池袋駅より徒歩約10分
竣工:1907年
開館時間:9:00~16:30
休館日:月曜、第3日曜、祝日の翌日、年末年始
入館料:無料
備考:東京都指定有形文化財

8.小笠原伯爵邸

小笠原伯爵邸

小笠原伯爵邸は、小笠原流礼法で知られる小笠原家の第30代当主であった小笠原長幹伯爵の邸宅として建てられ、現在は結婚式場やレストラン・カフェとして使われている建物です。
若松河田駅を降りてすぐの場所に建つ邸宅は慶応大の旧図書館などを手がけた曾根中條建築事務所が設計を手掛け1927年に竣工しました。
当時流行したスパニッシュ様式を取り入れつつ随所に渾身の見せ場がつくられていて、イスラム風喫煙室、ステンドグラスの天窓、植物や動物をモチーフにした様々な装飾やレリーフなどめくるめく建築体験ができます。
時間などの条件はあるけれど、カフェやレストラン利用者は館内見学できるのも有り難い、オススメの洋館建築です。

小笠原伯爵邸
小笠原伯爵邸

設計:曽禰中條建築事務所
所在地:東京都新宿区河田町10-10
アクセス:若松河田駅より徒歩約1分
竣工:1927年
備考:東京都選定歴史的建造物

9.旧朝香宮邸

旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)は、目黒駅から程なく歩いたところにある美術館です。
元々は昭和天皇の皇后である香淳皇后の叔父 朝香宮鳩彦王の邸宅として1933年に建てられた宮邸でしたが、1983年より東京都庭園美術館として一般公開され、以降四半世紀にわたって多くの人々に親しまれてきました。
2011年から改修工事のため長期休館していましたが、芸術家の杉本博司氏をアドバイザーに迎えた新館建設を経て2014年にリニューアルされました。

ガラス工芸家ルネ・ラリック正面のガラスのレリーフ扉をはじめ、床・壁・天井・照明・建具とどれも一級品ばかり。建物自体が当時のアールデコ様式を今に伝える貴重な歴史遺産でもあり、美術作品でもあります。

東京都庭園美術館

また、芸術家の杉本博司氏がアドバイザーを務めて完成した新館も建築・アート好きとしては大注目です。本館の歴史的建築物に対してシンプルなガラスの新館のコントラストがとても映えていて、2館を並べてみるととても面白いです。
関連レポート
・夜の東京都庭園美術館がスゴい!ライトアップされた建築&庭園をレポート【東京都目黒】

設計:
 本館:宮内省内匠寮工務課+アンリ・ラパン(内装デザイン)
 新館:久米設計+杉本博司(アドバイザー)
 レストラン:久米設計
所在地:東京都港区白金台5-21-9
アクセス:目黒駅より徒歩約5分
竣工:1933年(本館)、2013年(新館)、2018年(レストラン)
公式HP:https://www.teien-art-museum.ne.jp/

10.旧前田家本邸

旧前田家本邸

旧前田家本邸は、井の頭線の駒場東大前駅から程なく歩いたところに建つ旧前田家の邸宅です。
前田家といえば加賀百万石で知られる大名家の子孫であり、本郷に大名屋敷を構えていた名家であり、こちらの邸宅は前田家の16代当主であった前田利為氏の住まいとして1929年に洋館が、翌1930年に隣接する和館が建てられました

東洋一といわれた邸宅は格調高い王朝風の装飾が多く見られますが、旧加賀藩当主らしい金箔の装飾や古九谷の調度品も織り込まれていて、和の要素が多くみられるのもとてもユニーク。スレンドグラスから降り注ぐ神秘的な光の演出や、随所に散りばめられたこだわりの装飾は、大開口部から降り注ぐ光と多種多様な照明によって豊かな表情を見せてくれます。
部屋ごとに素材やファブリックが全く異なるデザインとなっているのも面白く、扉をくぐる度に新しい世界に入り込むような、めくるめく空間体験が楽しめる、とっておきの邸宅建築です。

旧前田家本邸

詳細記事
・駒場「旧前田家本邸」東洋一と呼ばれた素敵な大邸宅をレポート

設計(洋館):塚本靖+高橋貞太郎
設計(和館):佐々木岩次郎+木村清兵衛(和室)
所在地:東京都目黒区駒場4-3
アクセス:駒場東大前駅より徒歩約8分
竣工:1929年(洋館)、1930年(和館)
備考:国重要文化財

11.旧尾崎テオドラ邸

旧尾崎テオドラ邸

旧尾崎テオドラ邸は、世田谷区の豪徳寺近くに建つ洋館を改修したギャラリー・カフェ・ショップです。
水色の外観が印象的な洋館は、一度は取り壊しの危機にありましたが、漫画家の山下和美氏が中心となった保存プロジェクトによって紆余曲折を経て保存されるに至りました。
保存の過程は漫画「世田谷イチ古い洋館の家主になる」でも描かれていて、様々な人々を巻き込み、この建物を残したいという情熱が伝播していき、保存に至りました。

高い天井の部屋には大開口からたっぷりの自然光が降り注ぎ、こだわりのデザインの建具や階段などを間近で体感することができます。
1階のカフェでは、ケーキやプリンアラモードの他、アフタヌーンティーも楽しむことができ、歴史の積み重なった洋館でのとっておきのティータイムを満喫することができます。

旧尾崎テオドラ邸
旧尾崎テオドラ邸

所在地:東京都世田谷区豪徳寺2-30-16
アクセス:宮の坂駅より徒歩約6分、豪徳寺駅より徒歩約9分
竣工:1888年(1933年移築)

12.旧山田家住宅

旧山田家住宅

旧山田家住宅は、元々はアメリカで成功した実業家 楢崎定吉氏の住まいとして建てられ、戦後の1961年から画家の山田盛隆氏の住まいとして使われた邸宅です。
外観は鉄平石の腰壁のうえにクリーム色の外壁と白枠の開口部がリズミカルに並んでいて、片持ちエントランス庇や宙に浮くようなベランダ手すりなどによる軽快なデザインが特徴となっています。
内部も寄木張りの床や、階段横のステンドグラス、年代物のラジエーターなど見どころが満載。
時間は限られますが喫茶室もあるので、ゆっくりと建築巡りの余韻に浸れるオススメ洋館です。

旧山田家住宅
旧山田家住宅

所在地:東京都世田谷区成城4-20-25
アクセス:成城学園前駅より徒歩約7分
竣工:1937年頃
備考:世田谷区指定有形文化財

13.旧山本有三邸

山本有三記念館

旧山本有三邸(山本有三記念館)は、大正時代〜昭和にかけて活躍した小説家・劇作家・政治家の山本有三が暮らした邸宅を改修してつくられた記念館です。
この邸宅は1926年に建てられたもので、山本は1936年から戦争が終わりGHQに接収されるまでの10年間を過ごしました。
各部屋がそのまま展示室として使われていて、貴重な資料から山本の人となりや生活が伺い知れる充実した展示がとても魅力的な施設となっています。
様々な素材が組み合わさった大胆な建物デザインや精巧な家具や装飾も注目ポイントで、当時の建築流行の影響とともに大正時代という自由でモダンな時代の潮流も感じることができます。

山本有三記念館

詳細記事
・三鷹「山本有三記念館」大正末期に建てられた素敵な旧邸宅をレポート

所在地:東京都三鷹市下連雀2-12-27
アクセス:三鷹駅より徒歩約12分
竣工:1926年
開館時間:9:30~17:00
休館日:月曜
備考:三鷹市有形文化財

14.デ・ラランデ邸

デ・ラランデ邸

デ・ラランデ邸は、元々は明治時代築の木造平屋建の洋館を1910年頃にドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデが3階建てに改修・増築し、以降1999年まで様々な人物の住まいや事務所として使用された邸宅です。
2013年に江戸東京たてもの園に移築復元され、下見板張りの外壁とマンサード屋根が愛くるしい姿はたてもの園の中でも一際目立つランドマークとなっています。
また、館内はカフェとしても使われているので、たてもの園での建築巡りの際の休憩スポットとしてもピッタリです。

デ・ラランデ邸
デ・ラランデ邸

所在地:東京都小金井市桜町3-7-1
旧所在地:東京都新宿区信濃町
アクセス:武蔵小金井駅よりバスで約5分、下車後徒歩約8分
竣工:明治時代(1910年頃に増築)

15.山本亭

最後に紹介する山本亭は、男はつらいよの寅さんでも知られる柴又帝釈天から2~3分ほど歩いたところにある邸宅です。
山本亭はカメラ部品メーカーである合資会社山本工場の創立者 山本栄之助氏の住居として1926年(大正15年)~1930年(昭和5年)建てられた邸宅です。
書院造の和風建築の中に当時流行していた西洋建築の要素を取り入れた和洋折衷の邸宅は、文化財としても貴重な建築。例えば正面の和風玄関の右手は鳳凰の間と呼ばれる応接室になっていて、洋風の外壁やステンドグラスがみられます。

また、旧玄関の前に立つ長屋門は、茅葺屋根の伝統的な武家屋敷のスタイルに洋風のデザインを取り入れた和洋折衷の建築です。
山本亭とほぼ同時期の昭和初期に建てれれた門の内部では、当時のままの六角形のタイルが可愛い床材やステンドグラスの窓などを見ることができ、レトロ建築好きにはたまらない建築となっています。

山本亭

所在地:東京都葛飾区柴又7-19-3
アクセス:柴又駅から徒歩約7分
竣工:大正末期から昭和初期
開館時間:9:00~17:00
休館日:第3火曜、12月第3火曜・水曜・木曜

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