今回は東京根津にある根津神社を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。
【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今日も素敵建築を求めて東奔西走
【この記事で分かること】
・根津神社を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・根津神社の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
1.築300年の建築がそのまま残る建築スポット根津神社を訪問
今日訪れたのは東京文京区にある根津神社です。
根津神社は、今から約1900年前に日本武尊(ヤマトタケル)が創建したとされる歴史ある神社で、東京十社の一社にも数えられる神社です。
江戸時代には「根津権現」とも呼ばれていましたが、明治初頭に行われた神仏分離によって権現の名称が一時的に禁止されたことから、現在は根津神社として親しまれています。
東京メトロ千代田線の根津駅を降りて、閑静な住宅街を5分ほど進むと根津神社の鳥居が見えてきます。

現在の根津神社は、徳川幕府の第5代将軍であたった徳川綱吉の時代に建てられたもの。
当時甲府の宰相であった徳川綱重の山手屋敷地を根津権現社に献納し、1706年に千駄木より遷宮して現在の社殿やその他の建築物が建てられました。
境内を程なく進むと、遷座300年を記念につくられた神橋と重要文化財にも指定されている楼門が見えてきます。

根津神社では、本殿・幣殿・拝殿をはじめこの楼門や唐門、透塀など1706年の遷宮時に建てられた建造物がそのまま残されています。
震災や戦火で多くの建物が焼失した中で、これら江戸中期の建物がそのまま現存するのは大変貴重であり、これらの建造物は国の重要文化財にも指定されています。

どっしりとした安定感と鮮やかな装飾の美しさがとても印象的です。
ちなみに楼門の右側の像は水戸黄門をモチーフとしたものというのも注目ポイントです。

こちらの神楽殿は建築年代はだいぶ後となりすが、文京区の無形文化財に指定されている社伝神楽「三座ノ舞」などが奉納されています。
このように根津神社は建築だけでなく、様々なところに歴史の積み重ねや伝統文化の継承が垣間見れるのも人気の理由となっています。

楼門の先にある唐門も1706年に建てられたものです。
両妻側に唐破風のあるこの門は、平唐門と呼ばれ、透塀と合わせて江戸時代の貴重な遺構となっています。

2.権現造りの傑作と評される美しい社殿群を見学
唐門の先に建つのがこちらの本殿・幣殿・拝殿です。
本殿・幣殿・拝殿の3つがひとつなぎとなった形式を権現造りといいますが、根津神社の社殿は権現造りの傑作といわれています。

江戸時代の寺社が技術的にも成熟した時期のひとつの完成系ともいえる社殿は、派手さはないものの均衡のとれたうつくしい出たちとなったいます。
一般参拝客がお参りする拝殿が手前にあり、奥の本殿と、拝殿と本殿を繋ぐ幣殿の3つの建物が一続きに連なっているので、手前の拝殿だけでなく側面からその建築美を堪能します。

境内には多くの参拝客が訪れていた他、外国人観光客の姿も多く見られました。
訪れる人の年齢層も様々で、年配の方から子供や若者までいろいろな人がいろいろな目的で集まっている場がとても興味深かったです。

建物の細部には神仏習合の時代の名残として卍のマークが随所に見られるのも注目ポイントです。
明治維新後の日本では神仏分離により仏教的のマークは排除されるのが常でしたが、根津神社でら由緒ある社殿ということで、卍のマークが残されました。

社殿を取り囲む透塀は、唐門の両脇からはじまりぐるりと本殿を取り囲んでいます。
これらの透塀や、西側に設けられたこちらの西門も遷宮時に建てられたものがそのまま残されていて、境内の計7棟が国の重要文化財に指定されています。

社殿を見学した後は、境内を散策します。
こちらの乙女稲荷は、池にせり出した舞台造りとなっています。

昔の記録では穴稲荷とも記されていて、人気のフォトスポットとなっています。

乙女稲荷への参道は奉納された多くの鳥居が建ち並ぶ千本鳥居となっています。
千本鳥居を抜けた境内北側にあるのは駒込稲荷神社です。

この駒込稲荷神社は、根津神社が千駄木から遷座する前、この場所が甲府宰相の徳川綱重の下屋敷だった時から続く由緒ある神社です。
階段を登った先にひっそりと佇む神社は、観光客も少なく厳かな雰囲気に包まれています。

素敵な建築をたっぷりと堪能して、この日の建築巡りも大満足のものとなりました。
とてもオススメのスポットですので、皆さんも機会があれば是非訪れてみて下さいね。
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根津神社
所在地:東京都文京区根津1-28-9
アクセス:根津駅より徒歩約5分
竣工:1706年
備考:国重要文化財(本殿、幣殿、拝殿、唐門、楼門、西門、透塀)
公式HP:https://nedujinja.or.jp/
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