汐留で建築巡り!おススメの名建築12選を紹介

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今日は東京の汐留で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築についてレポートしたいと思います。
汐留と言えば日本の鉄道発祥の地として発達し、戦後は主に貨物ターミナルとして日本の発展を支えてきたエリアですが、2000年代初頭に汐留シオサイトとして一大開発が行われて以降高層ビルが立ち並ぶ新たな街として生まれ変わりました。
そんな汐留エリアでいったいどんな建築と出会ったのか、早速紹介していきたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・汐留エリアでの建築巡りを写真と文字でレポート
・汐留エリアの著名な建築家がデザインした建築や歴史のある近代建築をまとめ
・汐留エリアの建築の見どころや注目ポイントを解説

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1.大江戸線汐留駅(横河健)

汐留駅

地下鉄大江戸線の各駅は、著名な建築家が多く関わっていることでも知られていますが、ここ汐留駅はお隣大門駅と同じく建築家の横河健氏が手掛けた駅舎です。
駅舎の建築とほぼ同時期に進められた汐留の再開発を意識しつつ、未来を予感させるシルバーと国際性をイメージした白で、臨海をイメージした青の3つのカラーでまとめられたスタイリッシュなデザインが特徴です。
シンプルながらスリットを効果的に使った細部のデザインや、大門駅と共通のオリジナルのベンチなどに注目してみても面白いです。

汐留駅

設計:横河健/横河設計工房
所在地:東京都港区東新橋1-9
アクセス:新橋駅より徒歩約4分
竣工:2000年

2.旧新橋停車場(日本設計+JR東日本建築設計事務所)

旧新橋停車場

旧新橋停車場は、1872年に日本で初めて開通した鉄道の旧新橋駅舎を復元した建物です。
残された資料を元に外観とプラットフォームが実物大の大きさで再現されているほか、内部は鉄道の関係の貴重な資料や汐留エリアに関する展示などが無料で楽しめます。
また一部ガラス張りとなっている床下には当時の基礎石積などを見ることもでき、鉄道発祥の地の記憶を呼び起こされるようにデザインされています。

旧新橋停車場

設計:日本設計+JR東日本建築設計事務所
所在地:東京都港区東新橋1-5-3
アクセス:新橋駅より徒歩約3分、汐留駅より徒歩約2分
竣工:2003年
開館時間:10:00~17:00
定休日:月曜日、年末年始、展示替え期間中
入場料:無料
公式HP:https://www.ejrcf.or.jp/shinbashi/

3.旧松下電工東京本社ビル(日本設計)

松下電工東京本社ビル

旧松下電工汐留東京ビル(パナソニック汐留東京ビル)は、地上24階地下4階のパナソニックのショールーム兼オフィスビルです。
建物自体をパナソニックのショールームとして表現することをテーマにした建物は、まさにガラスのショーケースのような透明性の中に最新のパナソニック製品が詰め込まれています。
ガラスの立面はよく見ると各フロア毎に窓際が吹き抜けになっていて、建物内に豊かな光を取り入れつつ、ダイナミックな外観デザインにも一役買っていることにも注目です。

松下電工東京本社ビル

設計:日本設計
所在地:東京都港区東新橋1-5-1
アクセス:新橋駅より徒歩約3分、汐留駅より徒歩約2分
竣工:2003年
備考:2005年度グッドデザイン賞

4.汐留シティセンター(日本設計+ケヴィン・ローチ・ジョン・ディンカルー・アンド・アソシエイツ)

汐留シティセンター

松下電工汐留東京ビルの隣に建つ汐留シティセンターは、地上43階地下4階建て、最高高さ約215mの複合ビル。
建物のデザインを行ったのはアメリカを中心に数々の超高層建築やビッグプロジェクトを手掛けた建築家のケヴィン・ローチ氏で、優雅な曲線と微かに緑がかった外装が特徴の建築となっています。
このエメラルドグリーンの外装はテレビ電波への影響も考慮して選定されたそうで、他の高層ビル群とは一線を画した独特の美しさは一見の価値ありです。

汐留シティセンター

設計:日本設計+ケヴィン・ローチ・ジョン・ディンカルー・アンド・アソシエイツ
所在地:東京都港区東新橋1-5-2
アクセス:新橋駅より徒歩約4分、汐留駅より徒歩約1分
竣工:2003年
備考:2003年度グッドデザイン賞

5.日本テレビタワー(三菱地所設計+リチャード・ロジャース)

日本テレビタワー

日本テレビタワービルは、「超機能」をコンセプトにデザインされた民放大手のテレビ局です。
建築のデザインを行ったリチャード・ロジャースはダクトや電線管といった設備や構造部材を敢えて露出させるハイテックなデザインで知られる建築家でもありますが、日本テレビタワービルでは建物の四隅に配置されたバットレスと呼ばれる構造材にその特徴がよく表れています。
このバットレスはテレビの電波塔のイメージを想起させつつ、大規模なスタジオといったテレビ局に不可欠な大空間を実現させていて、限られた敷地のタワー型テレビ局という難題を見事にクリアし、独創的な建築を創り出しています。

日本テレビタワー

設計:三菱地所設計+リチャード・ロジャース
所在地:東京都港区東新橋1-5
アクセス:新橋駅より徒歩約3分、汐留駅より徒歩約2分
竣工:2003年
備考:第46回BCS賞
2004年グッドデザイン賞
2005年日本建築家協会優秀建築選

6.汐留タワー(鹿島建設)

汐留タワー

ガラスを基調とした高層ビルがひしめく汐留エリアにおいて、優しい色合いのタイルでデザインされた汐留タワーは、それらのビル群とはちょっと違った気品を感じさせてくれる建物です。
地上38階地下4階建ての建物の下層部には資生堂のオフィスが、上層部にはザ ロイヤルパークホテルが入っていて、吹き抜けを通して入り込む自然光や表情豊かなテラコッタタイルが、その企業イメージを体現しているように見えます。

汐留タワー

設計:鹿島建設
所在地:東京都港区東新橋1-6-2
アクセス:新橋駅より徒歩約4分、汐留駅より徒歩約1分
竣工:2003年
備考:第38回SDA賞
2004年グッドデザイン賞

7.電通本社ビル(大林組+ジャン・ヌーヴェル+ジャン・ジャーディ)

電通新社屋

電通本社ビルは、大手広告代理店の本社オフィスと、レストランやミュージアム、劇場で構成される複合施設です。
電通が入るタワー部分はガラスの建築家として知られるジャン・ヌーヴルが、低層部を六本木ヒルズの設計者として知られる商業施設の名手ジャン・ジャーディーが手掛けていて、建築ファン必見の建築となっています。
日本刀をモチーフにしたとも言われるセラミックプリントのガラスのタワーは、時間帯や天気によっても表情が変わるのもとても面白いです。

電通新社屋

設計:大林組+ジャン・ヌーヴェル+ジャン・ジャーディ
所在地:東京都港区東新橋1-8-1
アクセス:新橋駅より徒歩約5分、汐留駅より徒歩約1分
竣工:2002年
備考:第45回BCS賞
第16回日経ニューオフィス賞

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