御徒町で建築巡り!おススメの名建築10選を紹介

今日は東京の御徒町で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った建築を紹介したいと思います。

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1.上野御徒町駅(大成建設)

まずはじめに紹介するのは、都営大江戸線の上野御徒町駅です。
大江戸線は、各駅のデザインを著名な建築家や大手ゼネコンが手掛けていますが、ここ上野御徒町駅は大成建設によるデザイン。

大江戸線を地下の山手線と捉え、円や輪をモチーフにデザインされた駅舎は、シンプルながらが隅々までスキのないデザインとなっています。
円の他にも円が連続してできた波型や交差をモチーフにした格子など、単純な図形を使いながら多様なデザインを試みているのも注目ポイントです。

設計:大成建設
所在地:東京都台東区上野5-26-6
竣工:2000年

ちなみにお隣の新御徒町駅も大成建設の設計。円をモチーフにしたデザインなど共通点も多い他、和風のデザインを取り入れるなどの違いもあるので、訪れた際は両方を見比べてみるのも面白いです。

■新御徒町駅
設計:大成建設
所在地:東京都台東区上野4-24
竣工:2000年

2.松坂屋 上野店(鈴木禎次+鈴木エドワード)

松坂屋 上野店は、元々は昭和初期の1929年に建てられた百貨店で、その設計は全国の松坂屋をはじめ多くの百貨店建築を手掛けた鈴木禎次によるもの。
現在では大部分が改修されていていますが、意匠を凝らした大階段や、エレベーターホールの装飾など今見ても圧巻の意匠が随所に残されています。

松坂屋 上野店

1980年には建築家鈴木エドワード氏によって外装が大きく改修されました。
格子状のパネルが建物のを侵食するようなデザインは、以前ブログで紹介した恵比寿のEastGalleryなどの作品の原点のようにもみえて、建築好きからするとかなり興味深いです。
当初は南館との新たな連続性を持たせるというコンセプトもありましたが、南館は2017年に建て替えられて、下記で紹介する上野フロンティアタワーとなりました。

設計:鈴木禎次(改修:鈴木エドワード)
所在地:東京都台東区上野3-29-5
アクセス:御徒町駅徒歩約2分
竣工:1929年(1980年改修)
備考:1985年第10回 軽金属協会建築賞 商空間デザイン賞

3.上野フロンティアタワー(三菱地所設計)

上野フロンティアタワーは、松坂屋上野店南館の跡地に建てられた地上23階地下2階建ての複合建築です。
地下に松坂屋、1~6階の低層部にPARCO_ya、7~10階にシネコン、上層部はオフィスがはいり、上野・御徒町の界隈性を引き継ぎつつも、新たな「下町」を創造することが目指されています。
それぞれの機能ごとにボリュームを分節しつつ積み木のように空高く伸びる建物は、御徒町のこれからの資本主義的な飛躍への期待を象徴するかのようです。

上野フロンティアタワー

設計:三菱地所設計
所在地:東京都台東区上野3-24-6
アクセス:御徒町駅徒歩約2分
竣工:2017年

ちなみに隣接する松坂屋パークプレイス24は、約300台の自走式駐車場ですが、今や御徒町側の顔となっているこちらの建物が実は駐車場というのは知らない人も少なくないのでは。
立面のメタルワークシェードと呼ばれる外装材は、下町らしい賑わいや複雑性を演出しつつ、採光や換気性能も発揮していて、注目してみると面白い建築です。

■松坂屋パークプレイス24
設計:竹中工務店
所在地:東京都台東区上野
アクセス:御徒町駅徒歩約1分
竣工:2010年

4.台東区立黒門小学校(東京市)

台東区立黒門小学校は、関東大震災の復興期である1930年に建てられた鉄筋コンクリート造の小学校です。
以前このサイトでも紹介した入谷の旧坂本小学校や九段下の九段小学校と同じく、ドイツ表現派を思わせるデザインやコの字型の配置を取り入れた小学校は、当時としては最新鋭の設備と思想を取り入れたものでした。
2019年には大規模な改修もされていて、元の建物のよさを残しつつ、これからも使い続けられる小学校としてアップデートがなされています。

設計:東京市
所在地:東京都台東区上野1-16-20
アクセス:御徒町駅徒歩約5分
竣工:1930年

5.エスパス上野広小路(スーパーポテト+旭ビルウォール+藤木工務店)

エスパス上野広小路は、春日通り沿いに建つ地上8階地下1階のテナントビルです。
建物の外装は江戸小紋をモチーフにしたホワイトの外装材で覆われているのが特徴で、外装材のパターンは、切り取られた面ごとに異なっていることも注目ポイント。
昼と夜で建物の印象が逆転するのも面白くて、夜には行灯のように辺りを照らして街の賑やかしに一役買っています。

デザイン監修:スーパーポテト
ファサード設計:旭ビルウォール
設計:藤木工務店
所在地:東京都文京区湯島3-38-11
アクセス:御徒町駅徒歩約5分
竣工:2015年

6.丘

御徒町駅前商店街の中腹にあるは、東京オリンピックと同じ1964年に創業した老舗の純喫茶。
建物の1階には病院が、3階には雀荘の看板が見えるいかにもカオスな建物の地下に広がる喫茶空間は、まさに異世界。
中世のヨーロッパを思わせる雰囲気のインテリアは、家具というより調度品といったほうがしっくりきます。
店内は、ステンドグラス風の光壁やミラーによって地下を地下と思わせない工夫が施されていて、それらのアイテムアが妖しげな異世界感を演出しています。

純喫茶らしいクリームソーダやウィンナーコーヒーの他にも、スパゲッティやピラフといった昔ながらのメニューも充実しています。
外の街から隔絶された妖しげな店内で、非日常の特別感をたっぷりと感じれるオススメの喫茶店です。
詳細記事
・御徒町の丘がスゴい!まさに異世界な老舗の純喫茶をレポート【東京御徒町】

所在地:東京都台東区上野6-5-3 尾中ビルB1階・B2階
アクセス:御徒町駅徒歩約3分
創業:1964年
営業時間
 火曜~金曜 9:30~17:30
 土曜・日曜・祝日 9:30~17:00
定休日:月曜

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