旧中野刑務所正門

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旧中野刑務所正門

旧中野刑務所正門は、1915年(明治43年)に建てられ、1983年(昭和58年)まで使われた正式名称 豊多摩刑務所の正門で、現存する豊多摩刑務所唯一の構築物です。
中野刑務所は思想犯・政治犯が多く収容されていたことでも知られ、プロレタリア文学の作家小林多喜二などが収容されていたこともある場所。
設計者を手掛けたのは1909年に東京帝国大学建築学科を卒業し、司法省に入省した後藤慶二氏。後藤慶二氏は将来を切望されながら中野刑務所竣工の4年後に若干36歳の若さで亡くなっており、中野刑務所正門は後藤の代表作にして現存する唯一の作品でもあります。
この建物で特に注目したいのは、今ではほとんど見られない覆輪(ふくりん)目地を施した堂々としたデザイン。

旧中野刑務所正門

覆輪目地は煉瓦の間の目地を盛り上げて施工する日本独自の技術で、 覆輪目地を設けることで煉瓦の目地が強調されて陰翳と立体感のある外観に仕上がります。
駅からはちょっと遠い建物ですが、近くを訪れた際には是非立ち寄ってほしい建築です。

設計:後藤慶二/司法省
所在地:東京都中野区新井3-37
アクセス:中野駅より徒歩約15分
竣工:1915年
備考:中野区有形文化財
2025年に曳家による移動が行われました

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