
千代田区立九段小学校は、元々は関東大震災直後の復興建築として建てられた小学校です。
2018年には元々L字型だった建物の西側部分を保存活用、北側部分は改築して外装を復元、東側部分を増築するという大幅な建替え・改修工事が行われて、新たな建築として生まれ変わりました。
外観は当時の表現派の影響を色濃く反映した尖頭アーチと時計塔を中心に、元のデザインを活かした設計となっていて、黄土色の旧部分とガラスの現代的な意匠が見事に融合しています。
尖頭アーチは、今見ても小学校建築特有の長い外周に対して心地よいリズムと伸びやかさを生み出していて、絶妙な陰影も合間った見事なデザインとなっています。


原設計:東京市
改修設計:久米設計
所在地:東京都千代田区三番町16
アクセス:半蔵門駅より徒歩約6分、九段下駅より徒歩約12分
竣工:2018年(1926年)
備考:2020年度グッドデザイン賞
公式HP:https://www10.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=1310162



