千鳥ヶ淵・番町で建築巡り!おススメの名建築12選を紹介

今日は東京の千鳥ヶ淵・番町周辺で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築についてレポートしたいと思います。
皇居に隣接し、伝統的な近代建築からスマートな現代建築まで様々な建築が点在する千鳥ヶ淵・番町エリア。
いったいどんな建築と出会ったのか、早速紹介していきたいと思います。

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1.BIRD BATH & KIOSK(SUPPOSE DESIGN OFFICE)

BIRD BATH & KIOSK

まず初めに訪れたのは、半蔵門駅を降りて直ぐの場所に建つBIRD BATH & KIOSKです。
BIRD BATH & KIOSKはBIRDBATH(水飲み場)の名前の通り半蔵門で働くワーカーがちょっと一息ついて休憩できる場としてつくられた平日限定の憩いの場です。

設計・運営を手掛けるのは、今話題の設計事務所であるSUPPOSE DESIGN OFFICEが手掛けている点も注目ポイントです。
売店には珈琲をはじめとしたカフェメニューの他に文房具やスナック、コスメや書籍といった様々なアイテムが販売されている注目のカフェです。

BIRD BATH & KIOSK

詳細記事
・BIRD BATH & KIOSKが面白い!平日限定の素敵カフェをレポート【東京半蔵門】

設計:SUPPOSE DESIGN OFFICE
所在地:東京都千代田区一番町23-3 千代田一番町ビル B1F
アクセス:半蔵門駅徒歩約1分
竣工:2018年
営業日時:10:00~19:00
定休日:土曜、日曜、祝日
席数:20席
公式HP:https://www.instagram.com/birdbathkiosk/

2.村上開新堂(大江匡)

村上開新堂

続いて訪れた村上開新堂ビルは紹介制の老舗洋菓子店の店舗兼事務所ビルです。
紹介制とはその名の通り、紹介がないと商品を購入できないという老舗ならではのシステムで、今でもこの紹介制を続けていることで度々話題になっています。
村上開新堂の建物は元々数寄屋建築の大家とも呼ばれる吉田五十八氏が手掛けた建物が建っていましたが、1990年に建築家大江匡氏の手によって建て替えがなされました。

建て替えに当たっては吉田氏の建物の各部のイメージを新たな形で継承することが試みられているのが特徴で、外観の窓は数寄屋風だったりと随所に和のイメージが埋め込まれています。

村上開新堂

設計:大江匡
所在地:東京都千代田区一番町27
アクセス:半蔵門駅徒歩約2分、九段下駅徒歩約2分
竣工:1990年

3.駐日英国大使館(英国工務省)

駐日英国大使館

駐日英国大使館は千鳥ヶ淵公園の向かいに建つイギリスの大使館です。
眼前に千鳥ヶ淵公園と皇居を望む絶好のロケーションに建つ建物はシンメトリーで荘厳な石造りの建物となっていて、大使館として建てられたものとしては日本に現存する中で最も古い建物です。

実は建設当初に比べ、3階の丸窓が下階と同じ四角窓になっていたり、両脇の建物のバルコニー状の半屋外空間が屋内になっていたりと改修された部分も多くありますが、90年以上に渡って大切に使い続けられてきたことがよく分かる建築です。

駐日英国大使館

設計:英国工務省
所在地:東京都千代田区一番町1
アクセス:半蔵門駅徒歩約5分、九段下駅徒歩約10分
竣工:1930年

4.ザ・パークハウスグラン千鳥ヶ淵(三菱地所設計)

ザ・パークハウスグラン千鳥ヶ淵

ザ・パークハウスグラン千鳥ヶ淵は内堀通り沿いの交差点に面して建つ地上14階地下2階建て総戸数73戸の集合住宅です。
隣地に千鳥ヶ淵戦没者墓苑が建つことから、道路に対してあえて角度を振った建物配置によって皇居をはじめとした眺望を確保しているのが特徴の建物です。

皇居の目と鼻の先に建つ高級集合住宅として、集合住宅的なバルコニーや隔て板といった独特のアイテムを巧みなデザインによって日本的デザインに変換しているのが注目ポイントです。

ザ・パークハウスグラン千鳥ヶ淵
ザ・パークハウスグラン千鳥ヶ淵

設計:三菱地所設計
所在地:東京都千代田区三番町2-1
アクセス:半蔵門駅徒歩約7分、九段下駅徒歩約7分
竣工:2015年
備考:2015年度グッドデザイン賞受賞

5.千鳥ヶ淵ハウス(日建設計+野沢誠)

千鳥ヶ淵ハウス

千鳥ヶ淵ハウスはザ・パークハウスグラン千鳥ヶ淵の隣に建つ13階地下2階建ての賃貸マンションです。
内堀通り側と皇居のある千鳥ヶ淵側の2つの面に対して、内堀通り側は品格ある整形の格子状の立面デザイン、千鳥ヶ淵側は屏風のような雁行する立面デザインとしているのが大きな特徴です。

道路沿いは日建設計のお家芸ともいえる大きなアトリウムのエントランスとなっているのも注目ポイント。
ビルが立ち並ぶ内堀通り側にも豊かな光の空間をつくりつつ、集合住宅ではなかなか実現できない巨大な格子ガラスの立面デザインで街並みに貢献しています。

千鳥ヶ淵ハウス
千鳥ヶ淵ハウス

設計:日建設計+野沢誠
所在地:東京都千代田区三番町2-2
アクセス:半蔵門駅徒歩約7分、九段下駅徒歩約7分
竣工:2007年
備考:2008年度グッドデザイン賞受賞

6.千鳥ヶ淵戦没者墓苑(谷口吉郎+田村剛)

千鳥ケ淵戦没者墓苑

千鳥ヶ淵戦没者墓苑は皇居の西側にある千鳥ヶ淵緑道の向かいに建ち、戦没者の中でも遺族に引き渡すことができなかった無名戦没者の約35万柱の遺骨を納める国営の墓地公園です。
約16000㎡の敷地の造園計画は日本近代造園学の父と呼ばれた田村剛氏が手掛け、古来から武蔵野の地に生息していたとされるシイや、その後武蔵野の森代名詞ともなるケヤキをはじめ、約1800本の樹木が植えられたそうです。

都心の喧騒から離れた静かで荘厳な庭園を巡っていきつくのは、谷口吉郎氏が設計した前屋と六角堂です。

千鳥ケ淵戦没者墓苑

シンプルな建物ですが、豊かな自然の中からふと結界の中に入るように空間の質が切り替わるのはさすがといったところです。
庭園と建物が一体となることで生まれる深淵な空間は、建築好きのみならず訪れてほしい名スポットです。

千鳥ケ淵戦没者墓苑

詳細記事
・千鳥ケ淵戦没者墓苑がスゴい!都心の真ん中の隠れた名建築をレポート

建築設計:谷口吉郎
造園設計:田村剛
所在地:東京都千代田区三番町2
アクセス:半蔵門駅徒歩約7分、九段下駅徒歩約7分
竣工:1959年、1962年(建物)
公式HP:http://www.boen.or.jp/

7.三番町彌生館(竹中工務店)

三番町彌生館

三番町彌生館は陰翳豊かな褐色タイルの外観が特徴の地上7階地下1階建てのオフィスビルです。
建物の中央にエレベータやトイレといったコアをまとめ、コアの4周に執務室を配置した構成が特徴です。
建物の裏手には宮内庁の分室の豊かな自然が広がっていて、中央にコアを凝縮することでそれらの緑を建物内部巧みに取り込んでいるのも注目ポイントの1つ。
整形に並べられた開口部の上に見える屋上の樹木はその向こうに広がる千鳥ヶ淵と皇居の巨大な緑を予感させるデザインになっているのも面白いです。

ちなみに建物1階に入る小川美術館はArchitect 5が手掛けていて、外観同様に格式を感じる内装や、陰翳豊かな内部空間などが魅力の隠れた名美術館となっています。

三番町彌生館

設計:竹中工務店+Architect 5(小川美術館)
所在地:東京都千代田区三番町6-2
アクセス:半蔵門駅徒歩約7分、九段下駅徒歩約7分
竣工:1986年
小川美術館公式HP:http://www.ogawa-museum.jp/index2.html


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