駒沢オリンピック公園は、1964年の東京オリンピックの会場として整備され、現在も当時のオリンピック施設がいくつも残されている建築ファン必見の公園です。

こちらのオリンピック記念塔は、オリンピック時は管制塔としての役割を担った建築で、銀座のソニービル(解体済)や池袋の東京芸術劇場を手掛けたことでも知られる建築家の芦原義信がデザインを手掛けています。
白いシンボリックなデザインの建物は仏塔をモチーフにしていて、近未来的でありながら日本古来のイメージが重ね合わさる不思議な魅力を纏う建築です。

こちらの体育館も芦原氏のデザインで、折れ曲がった八角形の屋根が特徴的な建物となっています。
こちらもコンクリートのダイナミックさと、大地からめくれ上がったような敷地との地続き感が融合した迫力の建築となっています。

陸上競技場は、花びらのような柔らかな壁兼屋根が特徴的な屋外競技場です。
こちらもの建物もダイナミックで躍動感溢れるデザインがとても魅力的で、駒沢オリンピック公園を代表する建物となっています。

道路を挟んだ南側の敷地に建つ屋内競技場は2017年に大規模な改修が行われた注目建築です。
新たに追加されたアーチ状の構造体が屋根を吊ることにより屋内の大空間を実現していて、空港などの大空間建築を多く手掛ける梓設計のノウハウと技術力が遺憾なく発揮されています。

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設計:芦原義信/芦原建築設計研究所(オリンピック記念塔、体育館)、村田政真/村田政真建築設計事務所(陸上競技場)
改修設計:梓設計(屋内競技場)
所在地:東京都世田谷区駒沢公園1-1
アクセス:駒沢大学駅より徒歩約15分
竣工:1964年、2017年(屋内競技場改修)
駒沢オリンピック公園の西側の一角に建つレストランMr.FARMER 駒沢公園店も飲食施設の少ない駒沢公園の注目の建築です。

大きな屋根の下につくられたカフェは、西側から東に向けて徐々に屋根が大きくなるようデザインされていて、屋内からテラス席、公園とスケール感の増大と共に公園に溶け込むようなデザインとなっているのが特徴です。
公園の緑や上部から降り注ぐ自然光などの自然要素を巧みに取り込むしかけが随所に施されていて、オリンピック公園の豊かな自然をたっぷりと堪能できるオススメのスポットです。


設計:リックデザイン
所在地:東京都世田谷区駒沢公園1-1-2
アクセス:駒沢大学駅より徒歩約15分
竣工:2017年




