一橋大学(当時は前身の東京商科大学)は、注目の近代建築がいくつも立ち並ぶキャンパスでもあります。

こちらの兼松講堂は、伊東忠太が設計を手掛けた講堂です。
国立の田園風景によくマッチした優美なロマネスク様式の建物は、一橋大学のランドマークにもなっています。
伊東忠太のトレードマークでも様々な生き物や魑魅魍魎が100体以上も隠されているのも注目ポイントです。

壁、窓、屋根から柱や細かい装飾まで見応えがある建築は、まさに伊東忠太ワールド全開。陰影豊かな装飾とそこに佇む像をみつけてみるのも楽しいです。

兼松講堂の向かいと右手に建つ西本館と附属図書館も昭和初期に建てられたもので、見応えがあります。

豊かな自然環境の中にあるからこそ映える色と素材となっていることも注目ポイントで、建築の持つ普遍性と力強さを存分に味わうことができます。

こちらは道路を挟んだ東キャンパスに建つ東本館。
こちらも1929年築の建物となっているので、訪れた際は是非あわせてみてみたい建築です。


また、小さな建物ですが、西キャンパスの正門を入って左手に建つ旧門衛所も見逃せません。

スクラッチタイルと下見板張りが組み合わさったハーフティンバーの小屋は、100年近くキャンパスに佇み当時の姿を現代に伝えています。

設計:伊東忠太(兼松講堂)、文部省建築課(東本館、西本館、附属図書館)
所在地:東京都国立市中2-1
アクセス:国立駅より徒歩約8分
竣工:1927年(兼松講堂)、1929年(東本館)、1930年(西本館、附属図書館)、1931年(旧門衛所)
備考:国登録有形文化財(兼松講堂、旧門衛所、東本館)



