川崎「川崎市新本庁舎」過去の記憶と現代の技術が融合した新庁舎をレポート

当サイトは、アフィリエイト・アドセンス広告を利用しています

今回は、神奈川県川崎市にある川崎市新本庁舎を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・川崎市新本庁舎を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・川崎市新本庁舎の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント

1.かつての建物の記憶を受け継ぎつつ生まれ変わった新庁舎を訪問

今日訪れたのは神奈川県北部にある川崎駅の東口をでて程なく歩いたところに建つ川崎市新本庁舎です。

川崎市新本庁舎

この庁舎は2023年に建て替えられた新庁舎で、地上25階地下2階建ての超高層庁舎となっています。

川崎市新本庁舎

敷地南側の市役所通りを渡ると低層部の復元棟が見えてきます。
川崎市新本庁舎は、市役所機能をまとめた高層棟と1938年に竣工した旧川崎市庁舎の一部を再現した復元棟の2つの棟で構成されています。

川崎市新本庁舎

行政機能を基壇部分からセットバックしたタワー部分に集約し、足元には回遊性のあるデッキや吹き抜けのアトリウムを設けることで、市役所の機能性を確保しつつ、かつての記憶を継承した街に開いた市庁舎となっています。

現在の感覚でみると低層の庁舎に見えますが、高さ約36mの時計塔はまさに街のランドマークでした。

庁舎は長い歴史の中で3階部分が増築されたり、戦後には4階部分がつくられたりもしていましたが、今回の建て替えにあたっては1938年の竣工当初を貴重とした復元がなされています。

設計者である建築家の元田稔は、以前このサイトでも大森聖アグネス教会を紹介しましたが教会建築を多く手がけたことでも知られる建築家。川崎市庁舎の設計に際してはオランダのヒルヴェルスム市庁舎やスウェーデンのストックホルム市庁舎等も参考にしたそうですが、西洋の教会建築のもつシンボル性も少なからず影響していると思います。

こちらの正面玄関は、復元棟の中でも当時の面影を色濃く残しています。
時代時代によって細かい改修や変更がなされていますが、内部の壁のトラバーチン(石灰石)や床材として使われる花崗岩は当時のもの。

あくまで一部が復元されているだけなのですが、所々に散らばるかつての庁舎の記憶を探すのが楽しいです。

また、市役所通り側には様々に性格付けられた広場があったり、通り抜けできる通路が貫通していたり、イベントなどにも使われるアトリウムがあったりと街に開かれた市役所が目指されているのも注目ポイントです。

2.旧市長室から岡本太郎の彫刻、屋上庭園等を満喫

正面玄関横のスペースでは旧庁舎歴史展示として、モニターやパネルで新旧の建物について知ることができます。
旧庁舎の棟札や杭の再現展示もあるので、庁舎を訪れたらまずは立ち寄りたいスポットです。

川崎市新本庁舎

2階にある旧市長室は現役の庁舎として使われていた時には一般の人は滅多に入ることはできなかったと思いますが、現在はじっくりと見学できます。

こちらの扉は「木目塗り」という特殊な塗装を施した金属扉です。
他にも時代によって使われ方が変わってきた暖炉やグリルなどを間近で見ることができます。

2階の廊下から屋外にでたところには、川崎生まれの芸術家 岡本太郎氏の彫刻「月の顔」がありました。

川崎市新本庁舎

この彫刻は元々は川崎市の多摩区役所にあったものを移設してきたもの。
見る角度によって満月に見えたり、三日月に見えたりと全く表情が変わるので、ぜひ色々な角度から見てみてほしいです。

階段を上がると屋上庭園にでることもできます。
屋上庭園からは時計塔を間近に見ることもできますし、人も少ないので休憩スペースにもピッタリです。

3.復元棟1階にあるカフェでランチとスイーツを堪能

最後は復元棟の1階にあるカフェUNI COFFEE ROASTERYに立ち寄りました。

庁舎ならではの高い天井高や大きな窓から降り注ぐ自然光が気持ちいいです。

この日ふちょうどランチの時間だったので、こちらの明太クリームパスタを頂きました。

川崎市新本庁舎

太めのモチモチ麺に濃厚ソースが絡み合うパスタはとても美味しかったです。
せっかくなので、デザートにはかためのプリンを頂きました。

こちらのプリンはメニュー名がズバリ「かためのプリン」なのですが、固めに締まったプリンは昔懐かしくもなめらかな食感が心地よく、あっという間に完食してしまいました。

川崎市新本庁舎

カフェはテーブル席からカウンター席、ベンチ席など色々な種類があって、気軽に普段使いできるカフェとなっているのも嬉しいポイント。

カフェを楽しんだ後は地上25階にある展望室へ。

展望室は無料で開放されています。
エレベータや階段がある屋内部分のほかに、屋上設備置き場を取り囲むロの字状の回廊となっていました。

素敵な建築をたっぷりと堪能して、この日の建築巡りも大満足のものとなりました。
とてもオススメのスポットですので、皆さんも機会があれば是非訪れてみてくださいね。

【読むだけで建築について詳しくなれるイチオシの漫画】

実際に一級建築士の資格を持つ人気R18漫画家が描く、唯一無二の建築漫画が話題になっています。
話ごとに建築のデザインはもちろん、法規や構造、施工や不動産に渡って幅広く扱っていて、建築好きなら毎回ワクワクしながら読めて、建築の知識も吸収できる超おススメ漫画です
Amazonで詳細が読めます
また、当ブログでも漫画のレポートと、漫画と舞台となった亀戸の建築巡りについて紹介していますので、是非併せてご覧ください。
関連記事
・建築本「一級建築士矩子の設計思考」がスゴい!話題の本格建築漫画をレポート

2026年には「一級建築士矩子の設計思考」第5巻が発売になりましたので、是非チェックしてみて下さいね。

川崎市新本庁舎
設計:久米設計
所在地:神奈川県川崎市川崎区宮本町1
アクセス:川崎駅より徒歩約6分
竣工:2023年


建築学ランキング
にほんブログ村 美術ブログ 建築・建築物へにほんブログ村

↑建築系のブログランキング。よければクリックして応援してもらえると嬉しいです。
建築やデザイン好きな人は、他にも面白いブログや参考になるブログがいっぱいあるので是非見てみてください^^

タイトルとURLをコピーしました