館林「田山花袋記念文学館」館林出身の文豪の記念館をレポート

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今回は自然主義文学で知られる文豪 田山花袋の記念文学館と、すぐ近くに建つ旧居を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・田山花袋記念文学館を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・田山花袋記念文学館の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・田山花袋記念文学館の建築的な見どころや注目ポイント

1.群馬県館林市にある田山花袋記念文学館を見学

今回訪れたのは、群馬県の館林市にある田山花袋記念文学館です。

田山花袋記念文学館

館林市は群馬県の南部に位置し、利根川や渡良瀬川などの大きな河川に挟まれ、豊かな自然と水資源、沼地を擁する城下町として栄えました。
また、明治時代以降は、豊富な水資源や鉄道によるアクセス向上により様々な産業が栄え、自然と産業が共存する街となりました。

館林駅の南口を出てほどなく歩くと、かつて館林城のあった城跡のエリアが見えてきます。
館林には今も多くの近代建築が残されていて、江戸時代から明治、大正、昭和と各時代の建築を巡ることができます。
参考記事
・館林で建築巡り!おススメの名建築15選を紹介

そんな館林において、昭和の終わりに建てられたのが、館林で生まれ、幼少期を館林で過ごした文豪 田山花袋(かたい)を記念してつくられた田山花袋記念文学館です。

田山花袋記念文学館

文学館の外観はシンプルで大人し目のデザインですが、館林が城下町であることを考えると、城壁や武家屋敷の要素が抽象化されてデザインに反映されていることがよく伝わってきます。

田山花袋記念文学館

実は田山花袋記念文学館は、随分昔に館林で建築巡りをした時に一度訪れていたのですが、改めてみてみるとシンプルな造形の中に館林らしさがしっかりと組み込まれていて、街並みに馴染んでいるのがとても魅力的に思えます。

田山花袋記念文学館

ちなみに文学館の設計を手掛けた桂設計は、館林の市役所や向かいに建つ向井千秋記念子ども科学館のデザインも手掛けています。
特に館林市役所は館林の建築の中でも個人的にもお気に入りの建物ですので、館林を訪れた際は是非併せてみてみてください。

館林市役所
館林市役所

2.田山花袋の足跡を辿りつつ、展示&空間を堪能

建物は、中庭を中心に受付・エントランス、常設展示スペース、企画展示スペースがこの字型に配置されています。
入館料は大人220円、中学生以下は無料とお手頃価格です。

館内では花袋の直筆の原稿やメモ、遺品等の資料や、彼が生まれ育った館林エリアについてなどの展示によって、その足跡を辿れます。

田山花袋は幼ないころに父親を戦争で亡くし、9歳の時には足利で丁稚奉公にだされるなど苦労をした人物でもありました。
青年期に漢詩文を学び、歌や西洋文学の見聞を広げていき、上京後に知り合った国木田独歩や島崎藤村らと交流を行いながら、文学の世界で知られるようになりました。
30歳を過ぎた時に花袋の代表作にもなる「蒲団( ふとん)」や「田舎教師」など著作で大きな注目を浴び、自然主義文学を確立した人物として後世に名を残します。

文学館の展示では、そんな花袋の人生を様々な視点から知ることができ、とても興味深かったです。
館内には約1万点を超える資料が収蔵されていて、そられの資料は時期ごとに変わる企画展で少しずつ公開されます。

今回訪れた際は「花袋先生の愛用品展」が行われていて、田山花袋が作家活動の中で実際に使用していた愛用品を間近でみることができました。

今回文学館を訪れるまでは田山花袋といっさのことはほとんど知らなかったのですが、遥か昔の文豪でも日常の暮らしや実際に使っていた愛用品をみると一気に距離が縮まり、興味をそそられます。

ちなみに私が訪れた時は、受付時にパンフレットと一緒に期間限定配布のトレーディングカード風の文豪カードを頂きました。
この時頂いたのは彼のトレードマークであった「めがね」でしたが、こちらもとてもよいお土産になりました。

3.文学館の向かいの敷地に建つ田山花袋旧居を見学

文学館の空間と展示を楽しんだ後は、文学館から道路を挟んで反対側の敷地にある田山花袋の旧居を訪問しました。

田山花袋旧居

向かいの敷地には田山花袋が7歳から14歳まで住んでいた旧居が移築・復元されています。
公園を奥に進むと江戸時代後期に建てられた武家屋敷を1981年に移築した旧居が見えてきます。

田山花袋旧居

中に上がることはできませんが、今ではかなり貴重となった江戸時代の武家屋敷をベースにした建築と、当時の暮らしぶりをじっくりと見学できます。

田山花袋旧居

建物は高い木々に囲まれた公園上の敷地にあるので、佇んでいると明治時代にタイムトリップしたような感覚を覚えます。
文学館で花袋の出自や歩んだ歴史をみているので、旧居の説明もぐっと身近に感じられてとても興味深かったです。

田山花袋旧居

今まであまり知らなかった田山花袋の足跡と展示をたっぷりと堪能して、この日の建築巡りも大満足のものとなりました。
とてもオススメのスポットですので、皆さんも機会があれば是非訪れてみてくださいね。

館林の建築巡りについてはこちらの記事に詳しく書いていますので、興味のある方は是非合わせてご覧ください。
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・館林「田山花袋記念文学館」館林出身の文豪の記念館をレポート

田山花袋記念文学館
設計:桂設計
所在地:群馬県館林市城町1-3
アクセス:館林駅より徒歩約20分
竣工:1987年
開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜
入館料 :大人220円、中学生以下無料
公式HP:http://www.city.tatebayashi.gunma.jp/bunka/

田山花袋旧居
所在地:群馬県館林市城町2-3
アクセス:館林駅より徒歩約20分
竣工:江戸時代後期(1981年移築)
開館時間:9:00~17:00
定休日:月曜
備考:館林市指定文化財

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