神田「竹むら」須田町に残る老舗の甘味処をレポート

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今回は神田須田町エリアにある甘味処竹むらを訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・竹むらを実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・竹むらの基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・竹むらの建築的な見どころや注目ポイント

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1.神田の三角地帯に残された老舗建築を訪問

今回紹介する竹むらは、古き良き昭和の雰囲気を色濃く残すビジネス街である神田の須田町に建つ、1930年創業の老舗の甘味処です。

竹むら

須田町は神田駅からだと歩いて約9分、地下鉄の淡路町駅・小川町駅からだと約2分ほどのところにある小さな三角地帯です。
江戸時代から神田の町の交通の結節点として栄えた旧万世橋エリアの一角にある小さな街区は、奇跡的に戦火を免れていて、1923年に起こった関東大震災の復興期に建てられた建物がいくつも残されています。

旧万世橋駅は今は駅としては廃止されていますが、中央線の起終点として明治から大正時代にかけて大きく繁栄し、周辺エリアである神田須田町にも多くの料亭や割烹料理屋が軒を連ねていました。

このブログでも以前、旧万世橋駅を改修した商業施設であるmAAch ecute神田万世橋や、同じ須田町エリアに建つ鳥すき焼きぼたんなどをレポートしましたが、現在もその時代の建物が現役で使われています。
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2.シンプルだけれど、見どころ満載の建物が面白い

須田町エリアを程なく歩くと、竹むらの建物が見えてきます。

小さな角地に建つ木造3階建て建物は、様々な要素が重なりあう木造ならではのデザインによって、規模や階数以上に豪華なつくりに見えるのが面白いです。

建物はよくみると奥に細長く連なっているのですが、建物が角部で正方形に見えるように縁を切っていて角地に建つことを意識したデザインとなっているのも秀逸です。

竹むら

角部のは先端の提灯で集約されるようなデザインとして、見事なアイストップになっているのも注目ポイントです。

また、建物はほぼ敷地いっぱいのボリュームとしながらも、足元には植えらた植栽が季節ごとに色づきながらその表情を変化させていたりと細かい気遣いも素敵です。

竹むらは神田近辺で予定がある度に訪れるお気に入りの甘味処なのですが、週末は行列ができることも珍しくない人気店となっています。

私が訪れるのは週末が多いですが、いつもの数組はお店の外で待っていて10~20分くらい待つことが多い印象です。

3.歴史の積み重なった店内で絶品の甘味を堪能

建物の外装に想いを馳せつつ行列に並んでいると、程なくして店内から案内の声がかかります。
残念ながら内部の写真はありませんが、店内にはいり特にユニークだと感じたのは窓の多さです。
内部に入ってはじめて気付いたのですが、竹むらは細かい窓が多く設けられていて、その分内部は明るく、実際の大きさ以上の広がりを感じました。

さらに開口部は目線が通る部分が透明になっていたりと、視線の抜けについてもかなり意識的にデザインされているのが面白かったです。

竹むらといえば、こちらの揚げまんじゅうが看板メニュー。
想像以上に大きい2つの揚げまんじゅうは、サクサクした衣ともっちりしたまんじゅうの食感がとても素敵です。
ぎっしり詰まったあんこは甘さがやや控えめの絶妙なバランスとなっています。

メニューは揚げまんじゅう以外にも、上品な甘さを堪能できるおしるこや、宝石箱のようなクリームあんみつなど何度も訪れたくなるメニューが満載です。

老舗の甘味処ならではのこだわりのあんこも絶品なのですが、例えばおしるこではおもちが食べやすいサイズにカットされていたりと、その気遣いも味わい深いです。

夏に訪れた時には、こちらのかき氷も味わいました。

こうした季節ごとのメニューも素敵なので、訪れた際は是非味わってみてほしいです。

また、竹むらではお土産用のテイクアウトメニューもあるので、家でその味を堪能したり、手土産に購入するのもオススメです。

老舗の味と建築をたっぷりと堪能して、この日の建築巡りも大満足のものとなりました。
とてもオススメのスポットですので、皆さんも機会があれば是非訪れてみてくださいね。

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竹むら
所在地:東京都千代田区神田須田町1-15
アクセス:神田駅より徒歩約9分
竣工:1930年
営業時間:11:00~20:00
備考:東京都選定歴史的建造物


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