渋谷「SHIBUYA SKY」高さ230mの新名所を建築好きがレポート

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今日は渋谷スクランブルエアの屋上にある展望テラスSHIBUYA SKYを訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

自己紹介
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・SHIBUYA SKYを実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・SHIBUYA SKYの基本情報と、アクセス方法や訪れる際のポイント
・SHIBUYA SKYの建築的な見どころや注目ポイント

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1.渋谷スカイで建築初詣!渋谷スクランブルスクエアの屋上空間へ突撃

今回訪れたのは、2019年に渋谷の新たなランドマークとしてオープンした渋谷スクランブルスクエア。

渋谷スクランブルスクエアは、渋谷駅直結の地上47階地下7階、高さ約230mの超高層複合施設。
デザインアーキテクトを日建設計、隈研吾建築都市設計事務所、SANAAが務めていて、都市と建築が交錯する改札前の吹抜けや、今回メインで紹介する屋上の展望テラスSIBUYA SKY(渋谷スカイ)、フロアごとに印象が変わる商業空間のデザインなど見所が満載の建物です。

スクランブルエアの商業施設といえば、このブログでも以前13階の飲食フロアに入るつるとんたん UDON NOODLE Brasserie 渋谷スクランブルスクエア店を紹介しましたが、今回は最上部にある屋外テラスにフォーカスして紹介します。

つるとんたん UDON NOODLE Brasserie 渋谷店

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実は今回SHIBUYA SKYを訪れたのはお正月の1月2日。
初詣で都内近郊の主要な神社は大体訪れたので、今年はちょっと変わった初詣ができないかなと思って訪れてきました。

まずは開店時間の10:00に合わせて店外で待機。30分くらい余裕をみて訪れましたが、オープン間際には中々の行列ができていました。
午前10時に渋谷スクランブルスクエアがオープンした後は、14階にあるエントランスへ。
ここから専用のエレベーターを使って屋上まで移動します。

このラウンジ空間でも大開口からは渋谷の街が見えるので、これだけでテンションが上がります。
さり気なく天井がミラーになっていて、反射した外の風景が目に飛び込んでくるのが素敵です。

ちなみに入場チケットはweb購入で、大人1800円です。当日窓口チケットだと大人2000円なので200円お得になります。
人気の日時の場合はwebでの予約が必須となりますので、できればwebから購入するのがオススメです。

2.様々な舞台が重なり合う空間で絶景体験を

14階から45階の移行空間であるエレベーターとエスカレーターは「SKY GATE」と呼ばれ、エレベーターの上昇に合わせてアトラクションのような映像で日常の世界から非日常の世界へ誘う演出があります。

実際にエレベーターが上昇する身体感覚と映像が合わさった体験に否応なしに期待感が高まります。

エレベーターを降りた後も、暗闇の中の一筋の光に導かれるようなアプローチが続きます。

暗闇を抜けた先は、光のあふれる屋外への出口となっています。ちなみに屋上は最大上空約230mなので風がかなり強く、飛ばされる可能性のあるものや、余計な荷物はロッカーに預けます。

渋谷の街が一望できる屋外エスカレーターを通って広さ約2500㎡の日本最大級の屋上展望空間にアクセス。
屋外展望空間は「SKY STAGE」と呼ばれ、色々な性格をもった舞台のような展望空間が各所に点在しています。

例えばデッキから連続する中央の広場は2m弱ほど高くなったステージとなっていて、360°見渡せる絶景が味わえます。

中央のHのマークはヘリコプターの緊急離着陸場のマークで、災害時や緊急時にヘリが離着陸するためのもの。
いわゆるヘリポートではないので平常時には使われませんが、もしもの時にヘリの進入の妨げにならないよう障害物の突出に制限があったり、建物に衝撃を与えないように縁を切っています。
そんな理由から持ち上がった広場をステージに見立ててデザインし、展望デッキとして活用しているのがとても面白いです。

緊急離着陸場の縁にはその段差を利用したCLOUD HAMMOCKがあります。
初詣代わりに年始めの一番早い時間に飛び込んだので、この年はじめてのCLOUD HAMMOCKの利用者は私だったと思います 笑

舞台の演出は高低差だけではありません。
SHIBUYA SKYのポスターなどでもよく見かけるSKY EDGEはビルの角を使った展望エリアで、床のグラフィックに併せて空との境界に近づいていくような体験ができます。

またSHIBUYA SKYでは、高低差や人口デッキを使って屋上に置かれる設備機器を上手く格納しています。時より見える設備機器も迫力があって建築好きとしては興味深いです。

また、排気設備やどうしても表に出てくる設備などはミラー状のキューブとしてデザインされているのもかっこいいです。

このミラーの壁面は、設備機器の存在感を消して、より開放的で奥行きのある展望デッキを演出すると同時に、場所によってはミラーの反射を使った写真撮影アイテムとしても利用できます。

その他にも外周部にはスタンディングテーブルがあったり、ソファ席があったりと、360°の絶景を様々な方法で楽しむ仕掛けが満載です。

こちらの北西側では明治神宮を一望することができました。
元々ちょっと変わった初詣をしたいということで訪れたSHIBUYA SKYでしたが、東京を代表する人気の初詣スポットである明治神宮を上空から拝むことができるとは、思い掛けずラッキーな体験ができました。

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3.屋内の展望回廊もスゴい!デジタル技術による展望空間を堪能しよう

屋上の展望空間を満喫した後は、再びエスカレーターを下って屋内へ戻ります。

屋内に戻った後は46階の屋内展望回廊「SKY GALLERY」を散策。
SKY GALLERYでは、大開口の向こうに広がる景色と、デジタル技術によって生み出された風景が重なるギャラリーです。

地平線まで広がる実物としての風景と、デジタルだからこそ表現されるデータが折り重なる空間はとっても刺激的でした。

また、46階にはパラダイスラウンジと呼ばれるミュージック・バーがあり、著名な音楽プロデューサーや料理人がコラボレーションしたメニューと空間が味わえるなど、日本の最先端をいく渋谷ならではのスポットも楽しめます。

回廊の先には土産ショップ「SHIBUYA SKY SOUVENIR SHOP」があり、渋谷スクランブルスクエアの関連商品を始め様々なアイテムを入手できます。
どのアイテムのデザインも洗礼されていて、みているだけでもワクワクします。

最後までSHIBUYA SKYを堪能してこの日の建築初詣は大満足で終了。
とってもオススメの建築でしたので、皆さんも機会があれば是非訪れてみて、その建築と景色を堪能してくださいね。

建築設計:渋谷駅周辺整備計画共同企業体(日建設計+JR東日本建築設計+東急設計コンサルタント+メトロ開発)
デザインアーキテクト:日建設計+隈研吾建築都市設計事務所+SANAA
SHIBUYA SKYデザイン:渋谷駅周辺整備計画共同企業体+RHIZOMATIKS+乃村工藝社
所在地:東京都渋谷区渋谷2-24-12
アクセス:渋谷駅直結
竣工:2019年
SHIBUYA SKY営業時間:10:00〜22:30
SHIBUYA SKYチケット(web):
 大人 1800円
 中学生・高校生 1400円
 小学生900円
 幼児(3歳~5歳)500円
公式HP:https://www.shibuya-scramble-square.com/


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