今日は、東京蒲田にある老舗の喫茶店和蘭豆(ランズ)を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。
一体どんな喫茶店だったのが、早速紹介していきたいと思います。
【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・東京都内の純喫茶も30店以上訪れる純喫茶好き
【この記事で分かること】
・和蘭豆を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・和蘭豆の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・和蘭豆の建築的な見どころや注目ポイント
1.蒲田の駅前に残る老舗の喫茶店「和蘭豆」
今回訪れた和蘭豆(ランズ)は、1969年にオープンした老舗の喫茶店です。
蒲田には以前は数十件の古き良き喫茶店がありましたが、現在ではその数もだいぶ少なくなっていて、60年代にオープンしたお店は和蘭豆の他には数えるほどしかありません。
和蘭豆といえば1970年代初頭にオープンした銀座のニューギンザビルの銀座和蘭豆も有名ですが、オープンはこちらの蒲田店が少し先のようです。
和蘭豆 蒲田駅前店が入るランズビルは1987年に建てられたものなので、現在の店舗は昭和の終わりに建てられたものです。
しかし和蘭豆の特徴である特殊なサイフォンを使った抽出方法や焙煎方法によって淹れられたコーヒーは創業以来受け継がれています。
アクセスも蒲田駅の西口をでてすぐ目の前とかなりの好立地なのですが、私が訪れたのは今回が初めて。
蒲田と言えば、東口のカフェ&バー チェリー(1960年創業)、京急プラザ4階のCIVITAS(1968年創業)は訪問済でしたが、1969年創業の和蘭豆はそれらに次ぐ3番目の古です。
レンガ調のちょっとレトロなエントランスにガラスのショーウインドウは、いかにも昭和の喫茶店といった雰囲気です。
2.階段を登って2階へ!居心地のいい店内で至福のひと時を
ここから奥の階段を登った2階が入口になっているのですが、ガラスに囲われた階段室は開放感があっていいですね。
ガラス張りの階段室の雰囲気は、以前訪れた上野のコーヒーショップギャラン(1977年創業)を思わせます。
ちょっとゴージャスで、バブルの勢いを感じるようなデザインは、この時代の喫茶店に共通しています。
店内は暖色の照明にウッド調の内装が特徴的で、とっても落ち着きます。
大きなガラスの開口のおかげで内部は想像以上に広々とした印象を受けます。
また、店内は喫煙席・禁煙席に分かれていますが、老舗の喫茶店らしく煙草も吸えます。
年配の夫婦や、お一人で来られているおばあちゃんなど、店内の年齢層はちょっと高め。
私が訪れたのはちょうどお昼が終わったくらいの時間でしたが、店内はほぼ満員でした。
ちなみに私が入ったときは行列もなくそのまま入店できましたが、帰るときには入店待ちの行列ができていました。やっぱり人気店なんですね。
私の隣に座っていたおばあちゃんは地元の常連さんのようで、慣れた感じでいつものコーヒーを頼んでいました。
さすが老舗の喫茶店だけあって、何十年も通う地元の人にも愛されていることが伝わってきます。
コーヒーは一杯一杯サイフォンで入れているそうで、隣でサイフォンから丁寧に注がれているのをみてちょっとほっこりします。
丁寧に入れられた美味しい珈琲と共に過ごすひと時は、とっても贅沢な時間です。
3.コーヒーの魅力がつまった絶品メニューを堪能しよう
まず紹介したいのはオススメメニューにもなっているモカ・オ・レ(830円)
アイスカフェオレにアイスと生クリームがのった贅沢なメニューです。
アイスはコーヒーアイスになっているのもさりげなく嬉しいポイントですね。
途中でシロップを加えてちょっと味わいを変えてみます。
メニューにも「今までありそうでなかったモカ・オ・レ」とあり、確かに初めていただくメニューでしたが、コーヒーの魅力をカジュアルに堪能できるオススメのメニューでした。
その他にもトーストやデザート、フードメニューも充実しているので、時間帯やおなかのすき具合によって様々なメニューをチョイスできます。
別日に訪れた時に頂いたこちらのトーストのセットは、ジャムとあんこ付きのカリカリトーストが味わえる朝の人気メニュー。
こちらはおやつの鉄板プリンアラモード。
凍ったフルーツが添えられているのがポイントで、熱々の珈琲と冷たいプリンアラモードは最高の組み合わせです。
この他にもケーキやフードメニューもあるので、次回来たときにはそちらも試してみたいと思います。
尚、東京都内のおススメの純喫茶についてはこちらの記事でも詳しく書いていますので、興味のある方は是非合わせてご覧ください。
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・東京都内の素敵な純喫茶12選。建築好きがおススメの喫茶店をレポート【東京】
和蘭豆 蒲田駅前店
所在地:東京都大田区西蒲田7-66-10ランズビル2階
アクセス:蒲田駅より徒歩約1分
創業:1969年
営業時間:
月曜~木曜 10:00~21:30
金曜~土曜 10:00~22:00
日曜・祝日 10:00~20:30
公式HP:https://www.ginza-ranzu.com/kamataekimae/
※記載している営業時間や金額は記事執筆時点のものです。変更となっている場合もありますので、訪れる際は公式HP等をご確認ください。
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