有楽町「ストーン有楽町ビル店」石に囲まれた素敵な老舗喫茶をレポート

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今日は東京有楽町にある喫茶店ストーン有楽町ビル店を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・ストーン有楽町ビル店を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・ストーン有楽町ビル店の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・ストーン有楽町ビル店の建築的な見どころや注目ポイント

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1.有楽町駅前にある古き良き建物有楽町ビルヂング

昨年末くらいに純喫茶巡りにハマっていて、主に東京都内を中心に気になる純喫茶を見つけては訪れていますが、本日訪れたのは有楽町の駅前に建つ有楽町ビルヂングの1階に入る喫茶店stone(ストーン)です。

有楽町ビルヂング
有楽町ビルヂング外観

有楽町の駅前には1960年代に建てられたいぶし銀のような光を放つオフィスビルがいつくか残っていますが、ストーンのはいる有楽町ビルヂングもそのうちの一つ。

建物の設計を手掛けたのは丸の内一体を中心に数多くのオフィス建築を手掛ける三菱地所(現在の三菱地所設計)で地下5階地上11階建て、延床面積約42000㎡の建物は当時としてはかなり大規模で先鋭的なものでした。

有楽町ビルヂング
有楽町ビルヂングのエントランス

ビルの名称のビルヂングの「ヂ」の字にも歴史を感じますが、実に半世紀以上の歴史を持つ古き良き建築です。
内部もエントランスの壁面一面を使ったタイルアートなど、シブくてカッコいいデザインが満載。
ストーンはこのエントランスのすぐ先にあります。

ストーンの外観

尚、この有楽町ビルヂングは、残念ながら2023年に再開発による建て替えが予定されているそうで、訪れるならまさに今がチャンスです。

2.正に石のショールーム!石を全面に使った喫茶店が面白い

そんな建物に竣工当初から入るストーンは、その名の通り石材を全面的に使った内装が特徴の喫茶店です。

なんでも、オープン当初のオーナーさんの家が老舗の石材店を運営していたらしく、それがきっかけで石を全面に使った内装がデザインされたそうです。

石というと固くて冷たいイメージがありますが、ストーンではあえて曲線を多用したデザインとすることで、石の持っている硬さなどのイメージを感じさせない内装となっているのが面白いです。

ストーンの内観

有機的なカーブを描く床の大理石は、モザイクタイルとすることで、スケール感をぐっと落としつつ、自由なデザインを可能にしています。

ストーンの内観

壁に使われている御影石は、荒々しさと力強さを演出しながら、洞窟の中にいるような安心感も感じます。

また、光の使い方も印象的で、所々に置かれた間接照明が石の表情を豊かに演出しています。
天井の色が敢えて黒色なのも、この空間では夜空のような広がりを感じて窮屈さは全くありません。
喫茶店でありながら、大人のバーのような洗練された空間がとっても魅力的です。

石材店との繋がりで石を使うことにはなりましたが、その石の持つ魅力や特性を見事に活かすための工夫に満ちています。

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3.普遍的な石の空間で癒やしのひと時を

私が訪れたのは週末のお昼すぎくらいの時間でしたが、店内はほぼ満席。
お客さんは20代の若い人からおじいさん、おばあさんまでかなり幅広い印象です。人数も一人で訪れている人からデートらしいカップル、グループ客まで様々。
やはり駅前ということもあってか、色々な人に親しまれているようです。

ストーンの内観

純喫茶というと、木彫のレトロな店内をイメージすることも多いと思いますが、ストーンの店内はモノトーンに纏められていて、古さを全く感じさせないのもその理由の一つでしょう。

60年代~70年代につくられた喫茶店は、レトロヒューチャーとでもいうような近未来的なデザインのお店が数多くありましたが、ストーンではそれに加えて石による重厚さと、時代に左右されない普遍性が宿っているように感じます。

この日頂いたのは老舗の喫茶店の定番メニュー、ウインナーコーヒーをアイスで。
ちなみにお値段は700円。

漆黒のアイスコーヒーと上にのった白のクリームは、ストーンカラーです 笑

メニューは、コーヒーやフルーツジュースなどのドリンクの他に、トーストやサンドもあります。
また、平日の朝は8:00からオープンしていて、ドリンクの料金にプラス100円でトーストをセットにできるモーニングサービスもあります。
さすがオフィスワーカーの多い有楽町、ストーンのモーニングを愛するオフィスワーカーも多いのではないでしょうか。

こちらは別日に頂いたフルーツサンド。
大切りのパンにバナナとパイナップルが挟まれているのですが、バナナの甘味とパイナップルの微かな酸味がベストマッチしていてとても美味しかったです。
食べてみるとボリュームも満点で、軽い食事のつもりでしたがお腹が満たされました。

伝票の裏面のデザインもとてもカッコいいです。
このデザインはいつからのものなのか分かりませんが、こういうところにもストーンのデザインへのこだわりが表れています。

唯一無二といえるような石の喫茶空間をたっぷりと堪能して、この日の純喫茶巡りは大満足で終了。
有楽町に残る素敵な純喫茶ストーン。皆さんも機会があれば是非訪れてみて、その空間と味を体験してみて下さいね。

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ストーン有楽町ビル店
設計:榎本純子/パシフィックハウス
所在地:東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビルヂング 1F
アクセス:有楽町駅より徒歩約1分
竣工:1966年
営業時間:
 月曜 8:00~19:00
 火曜~金曜 8:00~20:00
 土曜 11:30~18:00
 日曜・祝日 11:00~18:00
備考:2023年建て替え予定

※記載している営業時間や金額は記事執筆時点のものです。変更となっている場合もありますので、訪れる際は公式HP等をご確認ください。


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