代々木上原で建築巡り!建築好きがおススメする名建築12選【東京代々木上原】

今日は東京の代々木上原駅周辺で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築について紹介したいと思います。
実は代々木上原は有名建築家の手掛けた過去の名作や隠れた名建築が集まる建築パワースポットでもあります。いったいどんな建築と出会ったのか、代々木上原の名建築の世界に一緒にトリップしていきましょう!

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1.HOUSE1032(北山孝二郎)

まず初めに訪れたのは代々木上原駅を出て井の頭通り沿いすぐに立つオフィスビルHOUSE1032です。
地上5階地下1階の建物の平面は綺麗な正方形になっていて、5m毎のグリッドで9つに分割されていています。
グリッドの真ん中は中庭となっていたり、坂道から連続て建物内に引きこむようなエントランスなど、シンプルな外装ながら周辺環境をうまく取り込む工夫が随所にみられる建物です。

設計:北山孝二郎/K計画事務所
所在地:渋谷区大山町1-23
アクセス:代々木上原駅徒歩約2分
竣工:1987年

2.日本信販大山町ビル(北山孝二郎)

HOUSE1032から井の頭通りを挟んで反対側に建つ日本信販大山町ビルは同じく北山孝二郎がデザインしたオフィスビルです。
同じ建築家が6年後にデザインした建物ということを知ると、HOUSE1032がコンクリート打ちっぱなしのマッシブなイメージだったのに対して、こちらは全面ガラス張りの軽やかな建物というのも面白いです。
台形の不整形の敷地から導かれた吹き抜けや平面のわずかな違いが建物の表情となって表れているのも見どころです。

設計:北山孝二郎/K計画事務所
所在地:東京都渋谷区大山町45-14
アクセス:代々木上原駅徒歩約2分
竣工:1993年

3.東京ジャーミイ(ムハッリム・ヒリミィ・シェナルプ+鹿島建設)

井の頭通りをさらに西に進むと見えてくるのが日本最大のモスク東京ジャーミイです。
トルコから直接材料を運び、トルコの職人や建築家を呼び寄せてつくっただけあって、建物の内外はどこを見ても精巧で丁寧な装飾で溢れています。
一見すると美しい模様のようにみえる装飾はすべてアラビア語のカリグラフィーになっていて、その1つ1つがクルアーン(コーラン)などをはじめとするイスラムのメッセージとなっています。
信者以外の見学も肝要に受け入れてくれていて、全く違った文化にふれることは、こんなにも心を豊かにしてくれるのだ、と強く感じる名建築です。

東京ジャーミイについてはこちらの記事で詳しい見学レポートも書いていますので是非合わせてご覧ください。
詳細記事
・東京ジャーミイを見学!建築が美し過ぎるモスクを徹底レポート【東京代々木上原】

設計:ムハッリム・ヒリミィ・シェナルプ+鹿島建設
所在地:東京都渋谷区大原1-16
アクセス:代々木上原駅徒歩約3分
竣工:2000年
備考:2002年度日本建築学会作品選集

4.Graticcio(柳学)

井の頭通りをさらに西に進んでいくと見えてくるのが地上5階建ての集合住宅Graticcioです。
道路面のファサードはまるで障子のような薄いルーバーによって街との距離と取りつつ、ボリュームを分割して風景に馴染ませているのが面白い建築です。
建物の南側は元々あった日本庭園をうまく活用し、都会の暮らしと豊かな自然をハイブリッドで享受できるように計画されています。

設計:柳学/柳学アーキテクツ
所在地:東京都渋谷区大山町3-15
アクセス:代々木上原駅徒歩約5分
竣工:2005年

5.紙のギャラリーMDS(坂茂)

Graticcioの向かいに建つのは世界的な建築家である坂茂氏が紙を心材とした構造体でつくった紙のギャラリーMDSです。
元々はミヤケ・イッセイ氏のギャラリーとして計画され、建築が作り出す光と影それ自体が作品となりえるような美しい建築で、丸い再生紙が弓を描くようにに並ぶ様はまるで神殿のようだったそうです。
現在は不動産関係の会社のスタジオとして全く別の建物のように改修されていて、私の知る限り最も悲しい名建築の末路を辿っています 笑
10年以上前に見た時にも同じテイストのペイントが施されていましたが、写真を見比べると柄が微妙に変わっているので、何年か前に外装を全く同じようなテイストで塗り替えたようです。

設計:坂茂/坂茂建築設計
所在地:東京都渋谷区大山町36-21
アクセス:代々木上原駅徒歩約5分
竣工:1994年

6.社食堂(SUPPOSE DESIGN OFFICE)

紙のギャラリーから数十m歩いたところにある社食堂は、いま日本で最も話題の設計集団の1つといってもいいSUPPOSE DESIGN OFFICEの東京事務所兼食堂があります。
社食堂はまさにその名の通りの社員のための食堂というだけでなく、社会のための食堂として地域にも開かれています。
最近このブログでも設計事務所が自ら設計して運営まで行う建築をいくつか紹介していますが、もはや設計事務所は建築の設計を行っていればいい時代ではないことをはっきりと認識させてくれる食堂です。
健康をデザインするをコンセプトにメニューから器に至るまで建築家がデザインしていて、建築好きなら是非訪れたい食堂となっています。
私は写真のサポーズカレーを頂きましたが、定食や丼もののメニューもとても美味しそうでした。

設計:SUPPOSE DESIGN OFFICE
所在地:東京都渋谷区大山町18-23 B1F
アクセス:代々木上原駅徒歩約6分
竣工:2017年(改修)
営業時間:11:00〜21:00
定休日:日曜

7.MUSICASA(鈴木エドワード)

社食堂裏道を東にほどなく歩いた丘状の敷地に建つMUSICASAは約100名収容のホールやスタジオを併設した住宅です。
音楽(music)と家(casa)を合わせて音楽の家ムジカーザ(musicasa)というのが代々木上原らしい品の良さとセンスを感じます。
激坂を登った先にあるので敷地自体に大きな高低差があるのですが、高低差をうまく使って地下スタジオを設けたり高さの異なるホールの上階席をつくったりと、まさにこの土地であるから誕生しうる建物になっています。

設計:鈴木エドワード/鈴木エドワード建築設計事務所
所在地:東京都渋谷区西原3-33-1
アクセス:代々木上原駅徒歩約5分
竣工:1995年


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