御茶ノ水駅周辺で建築巡り!おススメの名建築8選を紹介【お茶の水】

まとめ記事

今回は私が訪れた中から御茶ノ水駅周辺(駅南側エリア)のおススメ建築について紹介したいと思います。
御茶ノ水といえば昔から学生がいといったイメージの強いスポットですが、学校建築をはじめ駅からスグの地域に貴重な建築が密集している建築パワースポットでもあります。

※駅北側の地域に関しては「湯島編」として別の記事に書こうと思います。
では早速見ていきましょう。

1.ニコライ堂(ジョサイア・コンドル)

まず初めに紹介するニコライ堂は御茶ノ水駅前に建つ聖堂で、お雇い外国人として来日したイギリス人建築家ジョサイア・コンドルによって設計されました。
高さ35mのボームが聳え立つ姿は壮観で、当時はまだ周りに高い建物がなかったことを考えるとかなり遠い場所からもドームが見えていたのではないかと想像されます。建物自体が少し高い位置にあることもあって、今も変わらず御茶ノ水のランドマークとして存在感を放っています。
ドームは関東大震災で焼失していしまいましたが、1929年に再建されました。

設計:ジョサイア・コンドル
所在地:東京都千代田区神田駿河台4-1
最寄駅:御茶ノ水駅徒歩2分
竣工:1891年(1929年再建)

2.聖橋(山田守/復興局)

聖橋は御茶ノ水駅の上にかかる橋で、湯島聖堂とニコライ堂を繋ぐことからその名が命名された戦後復興橋です。
日本武道館の設計者としても知られる山田守による設計で彫刻のような美しさと、存在感が楽しめます。
駅のホームからよく見えるので、駅を降りたらちょっとホームを移動してみて鑑賞するのがおススメです。

設計:山田守/復興局
所在地:東京都千代田区神田駿河台1
最寄駅:御茶ノ水駅徒歩1分
竣工:1929年

3.旧文化学院(西村伊作)

旧文化学院は大正時代に西村伊作、与謝野晶子、与謝野鉄幹、石井柏亭らによって創設された学校で、設計も西村伊作が行いました。
分厚いアーチのエントランスは芸術と学術の深淵を感じさせるように静かで、力強く、その深みに吸い込まれそうになりました。ヒューマンスケールに近い建物のスケール感も心地よく、当時としては正に他のどこにもない理想の教育を目指してつくられたことが伝わってきます。

設計:西村伊作(改修:坂倉建築研究所)
所在地:東京都千代田区神田駿河台2-5
最寄駅:御茶ノ水駅徒歩10分
竣工:1936年

4.アテネ・フランセ(吉阪隆正)

アテネ・フランセは1913年に創立した語学専門学校で、現存する日本最古のフランス語学校としても知られています。
建築の設計は近代建築の巨匠であるル・コルジュジエの弟子である吉阪隆正氏が行っています。
個性的な造形と色彩の建築は都市に対してメッセージを発しているようで、「アンデス山脈に夕日が落ちる色」をイメージしたというピンクの外壁が特徴的な建築です。
アートが緻密な計算と理論と遊び心で建築化されたような場所で、一見奇抜に見える色彩もじっくり見ていると愛着がわいてくるのが不思議です。

設計:吉阪隆正
所在地:東京都千代田区神田駿河台2-11
最寄駅:御茶ノ水駅徒歩7分
竣工:1962年

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5.三井海上本社ビル(日建設計)

三井海上本社ビルは保険の本社ビルとして建てられた高層オフィス建築です。
総合設計制度という制度を用いて、敷地の半分近くを公共的な緑地とすることで建物を高層化しています。
地上レベルの緑道や巨大な吹き抜けは素直に気持ちよいです。中庭彫刻(清水九兵衛)、食堂壁画(片山利弘)といったアート作品も必見です。

設計:日建設計
所在地:東京都千代田区神田駿河台3-9
最寄駅:御茶ノ水駅徒歩7分
竣工:1984年

6.お茶の水スクエアA館(磯崎新)

御茶ノ水スクエアA館は御茶ノ水駅から程なく歩いた場所にあるホールやオフィスの複合施設です。
W・M・ヴォーリズによって設計された旧会館(旧主婦の友社ビル)の一部を保存して、高層部を付加したデザインは建築家 磯崎新によるもので、日本のポストモダン建築の代表的作品といえます。
ヴォーリズのファザードの細かい意匠も見ごたえ抜群ですが、高層部のデザインも今となっては歴史の一部となっていて、御茶ノ水での一見建築となっています。
ちなみにすぐ向かいにある山の上ホテルもヴォーリズによる設計なので、見学の際は合わせてみておきたい作品です。

設計:磯崎新
所在地:東京都千代田区神田駿河台1-6
最寄駅:御茶ノ水駅徒歩7分
竣工:1987年

7.東京YWCA会館(香山アトリエ/環境造形研究所)

東京YWCA会館はひとつ前に取り上げたお茶の水スクエアのすぐ近くに建つ専門学校やオフィスの複合施設です。
お茶の水スクエアが旧建築を保存・活用したのに対し、こちらのYWCA会館は物理的な旧会館の保存をせず、旧館のスケールと構成を引き継ぐという選択をした建物というのが興味深いです。
矩形で水平垂直のラインが映える外観とは変わって、内部中央の円形ドームの空間も必見です。

設計:香山アトリエ/環境造形研究所
所在地:東京都千代田区神田駿河台1-8
最寄駅:御茶ノ水駅徒歩7分
竣工:1990年

8.リバティタワー(日建設計)

リバティタワーは高さ約120m、延べ面積60000㎡近くもある明治大学の都市型高層キャンパスです。
都市型キャンパスの先駆けとして明治大学のイメージの更新に寄与した建築ですが、膨大な数の学生のキャンパスライフを支えるため空調システムや照明にも様々な最新技術が導入されました。
近未来映画のようなエスカレータの動線も必見で一度体験してみてほしいです。

設計:日建設計
所在地:東京都千代田区神田駿河台1-1
最寄駅:御茶ノ水駅徒歩7分
竣工:1998年


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いかがでしたでしょうか。
この100年の時代を通して文化と活気が交錯する街であった御茶ノ水。建築見学にはピッタリの街でした。


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