神保町で建築巡り!おススメの名建築15選を紹介【東京神保町】

今日は東京の神保町周辺で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築についてレポートしたいと思います。
神保町は古くから古書店街として栄えてきたエリアですが、実は建築も味わい深い建物が沢山建つ建築パワースポットでもあります。
いったいどんな建築と出会ったのか、早速紹介していきたいと思います。

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1.岩波神保町ビル(芦原義信)

岩波神保町ビル

まず初めに訪れた岩波神保町ビルは神田神保町交差点の一角に建つ地上11階地下2階のオフィスビル兼ホールです。
外壁には当時としては珍しかった彫の深いPCカーテンウォールを採用し、シンプルながら普遍的且つ陰影によって表情を変える外装デザインとなっています。

岩波神保町ビル

10階に入る岩波ホールはも元々は多目的ホールとして計画されていましたが、1970年代から主に映画館として利用されるようになった歴史あるホールです。
欧米以外の国々の名作映画を数多く取り上げたり日本で初めて各回完全入れ替え制を実施するなど、約半世紀にわたって映画文化の発展を支えてきました。
今でも多目的ホールとしての名残を随所に感じることができ、コンサートホールのホワイエのように上品な装いは必見です。

設計:芦原義信
所在地:東京都千代田区神田神保町2-1
アクセス:神保町駅徒歩1分
竣工:1968年

2.矢口書店・古賀書店

矢口書店・古賀書店

神田の古書店街には戦前に建てられた古き良き建物が数多く残されていて、古書店街を散策するとそんな古建築をいくつも見かけます。
1928年に建てられた矢口書店・古賀書店もそんな古建築のうちのひとつ。
木造3階建てのモルタル塗りの建物は、北側にペディメントのような三角装飾があったかと思えば、東側はかまぼこ状のデザインとなっていたりと、見ていて楽しいデザインが満載です。

矢口書店・古賀書店

所在地:東京都千代田区神田神保町2-5-1
神保町駅徒歩約2分
竣工:1928年

3.神保町の古本屋(not architects studio)

神保町の古本屋

神保町の古書店は靖国通り沿いに建つ建物の1階につくられた古書店です。
滑らかに湾曲しながら連続する1本の金属壁がフロアの中を緩やかに仕切っていて、狭い場所、広い場所、開かれた場所、閉じられた場所といった様々な性格の場所を生み出しているのが特徴の建築。
周囲の風景を反射する鉄板の間を、まるで現実と空想の世界を行き来するように彷徨う様は、まだ見ぬ古書と出会う古書店という場所の魅力をより一層高めてくれます。

神保町の古本屋

設計:not architects studio
所在地:東京都千代田区神田神保町2-7-4
アクセス:神保町駅徒歩約2分
竣工:2021年

4.神保町SFⅢ(日建設計)

神保町SFⅢ

神保町SFⅢは靖国通りのF字の敷地に建つ地上9階地下1階建てのオフィスビルです。
実は靖国通り沿いの4つのボリュームの内、真ん中の2つは全く別の建物でランダムな開口部が特徴の2つの棟が本体です。
イレギュラーな敷地に対して、向かって右側の棟にエレベータやトイレといったコアが納められていて、オフィスとしてはL字型の執務室を確保しています。
正面のパンチングパネルのデザインは、コンピュータによるアルゴリズミックデザインと環境解析を使って木漏れ日感と風の流れをデザインに落とし込んでいて、いち早くBIMやコンピュテーションデザインを取り入れた建物としても興味深い建物です。

神保町SFⅢ

設計:日建設計
外装デザイン協力:アンズスタジオ
所在地:東京都千代田区神田神保町3-3-1
アクセス:神保町駅徒歩3分
竣工:20011年
備考:2011年度グッドデザイン賞受賞概要

5.一誠堂書店(東京都市建築研究所)

一誠堂書店は創業100年以上の老舗書店で、5階建ての現在のビルは1931年(昭和6年)に建てられたものです。
門型石張りの低層部の上に上品なタイル張りの上層部がのるデザインは、今見ても知的でスタイリッシュに感じます。
ポイントとなる上層部の装飾や白いタイルと対比するようなグリーンのアクセントカラーなど、シンプルながら設計者のセンスが光る名建築です。

一誠堂書店

設計:東京都市建築研究所
所在地:東京都千代田区神田神保町1-1-7
アクセス:神保町駅徒歩約3分
竣工:1931年
公式HP:https://www.isseido-books.co.jp/

6.小学館すずらん通りビル(日建設計)

小学館すずらん通りビル

小学館すずらん通りビルはその名の通り神保町の神田すずらん通りビルに建つオフィスビルです。
表通りと裏通りの2つの道路に面する建物は、エレベータや階段、トイレといったコアを長手方向の片側にコンパクトに抑えることで2面に面する大きな執務空間を確保しているのが特徴。
驚くほどスマートな構造部材と、透明なガラスによってもたらされるスタイリッシュなデザインにも注目で、設計者の知性と工夫を存分に感じることが出来ます。

小学館すずらん通りビル

設計:日建設計
所在地:東京都千代田区神保町1-15-2
アクセス:神保町駅徒歩約4分
竣工:2004年
備考:2008年度グッドデザイン賞受賞

7.三省堂書店 神保町本店(阪永金重+聡建築設計事務所+ニッテン設計事務所)

三省堂書店 神保町本店

三省堂書店は1881年に創業し、ここ神保町本店は創業100周年の記念事業として建てられた売り場面積1000坪を超える巨大書店です。
小豆色のフレームが特徴の外観は神保町のランドマークにもなっていますが、見方によっては大きな百科事典、もしくは巨大な門のようにも見え、表の靖國通りと裏手の神田すずらん通りを繋ぎつつ、人々を建物内に引込んでいます。

地下のレストラン放心亭もおススメで、昭和の香りを残す風格あるタイルや煉瓦の空間で頂くランチは至福の時間
ドイツのビールと料理を中心としたビアホールですが、カレーの街神保町らしくランチメニューは色々な種類のカレーが頂けるので、建築巡りの合間の食事スポットとしてもおススメです。

残念ながら老朽化を理由に2022年に閉店がきまっていて、2026年頃に新しいビルに建て替え予定となっています。

設計:阪永金重+聡建築設計事務所+ニッテン設計事務所
所在地:東京都千代田区神田神保町1-1
アクセス:神保町駅徒歩約3分
竣工:1981年
備考:2022年5月8日建て替えの為閉館

8.文房堂 神田本店(手塚亀太郎)

文房堂 神田本店

文房堂 神田本店は明治創業の老舗の画材店です。
元々の建物は約100年前の大正11年に建てられたもので、1990年に建て替えられた際に正面部分のみ保存されました。
陰影豊かなスクラッチタイルや窓の上下の少し膨らんだデザイン、上部の細かな装飾など、平面的な立面に留まらない立体的なデザインがこの建物のもつ迫力をより強めています。

文房堂 神田本店

設計:手塚亀太郎(改修:久保田俊彦)
所在地:東京都千代田区神田神保町1-21-1
アクセス:神保町駅徒歩約3分
竣工:1922年(1990年改修)
公式HP:http://www.bumpodo.co.jp/

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