恵比寿で建築巡り!おススメの名建築20選をレポート

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こんにちは。建築好きのやま菜です。
今日は恵比寿駅周辺の建築巡りをしてきましたので、建築巡りで見学した18の名建築について紹介したいと思います。
恵比寿駅といえばおしゃれなスタジオやちょっと高級な飲食店といったイメージも強くありますが、建築においてはバルブ期のバブリー建築から最新の有名建築家の作品まで幅広く巡ることのできる建築ホットスポットでもあるのです。

建築巡りをしていると、1本裏の通りを歩いていれば面白い建築に出会えたといったことや、知らないとつい見過ごしてしまう名建築があった、という経験も少なくありません。
今回の記事では恵比寿駅周辺の注目建築を総数18建築を一挙に紹介していきますので、建築巡りや建築鑑賞のガイドにしてもらえればと思います。

【こんな人におすすめ!】
・恵比寿にある名建築について知りたい
・恵比寿駅周辺で建築巡りをする際のガイドにしたい
・建築に興味があって、いろいろな建築について知りたい

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1.スタジオエビス(鈴木恂)

最初に向かったのは恵比寿駅東口を出てすぐのところにあるスタジオエビスです。
タイトルの通り合計8つの写真スタジオが立体パズルのように積み重ねられた建築で、建築家鈴木恂氏の代表作とのいえる作品です。
格子のフレームに沿うようにピロティやバルコニーなどが内部の部屋と同じように足し引きされていて、端正なグリッドの中に多様性が見えます。
外観も面白いですが、内部は照明がないスタジオがあったり、床材に違いがあったり8つのスタジオすべてがそれぞれの特徴も持っています。

設計:鈴木恂
所在地:東京都渋谷区恵比寿1-9-1
アクセス:恵比寿駅徒歩3分
竣工:1981年

2.恵比寿EastGallery(鈴木エドワード建築設計事務所)

恵比寿駅の東口を北に数分歩いたところにある恵比寿EastGalleryはコンクリートの裂け目からガラスのカーテンウォールが除くインパクト大の建築です。
この建築を設計したのは渋谷の宇田川交番やさいたま新都心駅の設計者としても知られる鈴木エドワード氏です。

ウェッジ(原宿)

この時期の鈴木エドワード氏は原宿の「ウェッジ」や代官山の「オンワード代官山」などでも亀裂がはいったようなデザインや素材がめくれるようなデザインをしていますが、亀裂の大胆さとしては恵比寿EastGalleryが一番大きいです。
入っているのがウェディング関係の施設なのでピッタリ合っているという気もして面白いですね。

設計:鈴木エドワード建築設計事務所
所在地:東京都渋谷区東3-24-7
アクセス:恵比寿駅徒歩5分
竣工:1992年

3.東三丁目公衆トイレ(田村奈穂)

恵比寿EastGalleryの目と鼻の先にあるのは、日本財団が渋谷区と連携して進めるTHE TOKYO TOILETプロジェクトの第一弾として建てられた東三丁目公衆トイレです。
THE TOKYO TOILETプロジェクトは有名建築家やデザイナーらを起用して清潔でデザイン性がよい次世代のトイレを生み出していくプロジェクトで第1弾として5つのトイレがオープンしています。
東三丁目公衆トイレは三角の極狭敷地に建てられ、鮮やかな赤の外装とシンプルながら見る角度によって印象が変わる彫刻作品のような建築です。
実際に入ってみると思った以上にコンパクトで、外とのつながりが強いトイレでした。

設計:田村奈穂
所在地:東京都渋谷区恵比寿東3-27-1
アクセス:恵比寿駅徒歩5分
竣工:2020年

4.恵比寿東公園公衆トイレ(槇文彦)

続いて東に5分ほど歩いて恵比寿東公園公衆トイレに向かいます。
このトイレを設計した槇文彦氏と言えば何といっても代官山のヒルサイドテラスのデザインが有名です。
恵比寿東公園公衆トイレは小さく分節された各トイレの上に柔らかな金属屋根がかかっているのですが、実際に訪れてみると屋根の下がもうひとるの街のように感じられ、回遊性すら感じられます。
まさにヒルサイドテラスを設計した槇文彦氏らしいトイレでした。

ちなみにこの公園はタコ型の巨大滑り台が有名な公園でもありますが、このトイレはさながらイカにも見えますね 笑

設計:槇文彦
所在地:東京都渋谷区恵比寿1-2-16
アクセス:恵比寿駅徒歩5分
竣工:2020年

5.オクタゴン恵比寿(高松伸/高松伸建築設計事務所)

続いて訪れたのは線路を渡ってすぐの交差点に建つオクタゴンです。
設計者の高松伸氏はこういった奇抜で近未来的なデザインを得意としているのですが、このオクタゴンでもそのセンスが遺憾なく発揮されています。
竣工から28年もの時を経て建設当時のバブルの時代の記憶と、近未来的なデザインが融合した宇宙船のような建築です。
内側にセットバックされたエントランスに人々が吸い込まれていく様はさながらUFOのようです。

設計:高松伸/高松伸建築設計事務所
所在地:東京都渋谷区恵比寿西1-3-11
アクセス:恵比寿駅徒歩4分
竣工:1992年

6.ROOB-7(設計組織ADH)

オクタゴンから2分ほど歩いた住宅地にあるROOB-7はコンクリートのグリッドが特徴的なオフィスビルで、設計は設計組織ADH率いる渡辺真理氏・木下庸子氏夫妻が行いました。
正方形のフレームの中に内部空間外部空間が立体的に収められていて、その間を外部階段が巡ります。
街に対して閉じられた部分と、開いている部分の両方が綺麗なキューブの中に収められているのですが、よく見ると窓をはじめすべての部材が正方形にそろえられているのも美しいです。

設計:設計組織ADH
所在地:東京都渋谷区恵比寿西1-27-4
アクセス:恵比寿駅徒歩6分
竣工:1991年

ちなみに同じ年に竣工したROOBシリーズのROOB-5も近くで見られます。

7.恵比寿公園公衆トイレ(片山正通)

続いて訪れた恵比寿公園公衆トイレもTHE TOKYO TOILETプロジェクトによる建築で、2020年の恵比寿に建てられたトイレはこれですべてです。
15枚のコンクリートの壁から構成されているトイレは、古木のようであり洞窟のようでもあります。
この公園は何度も訪れたことがあったのですが、びっくりするほど違和感がなかったです。まるでずっと昔からそこにあったかのような古くて新しいデザインに注目です。

設計:片山正通
所在地:東京都渋谷区恵比寿西1-19-1
アクセス:恵比寿駅徒歩6分
竣工:2020年

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8.恵比寿の双曲(石橋利彦+徳川宣子/石橋徳川建築設計所)

恵比寿公園公衆トイレから住宅地を少し進んだところにある恵比寿の双曲杉小幅板を編んだような外観が特徴的な住宅です。
限られた敷地いっぱいをフルに使いながら、絶妙に隙間があって木の温もりを感じられるスクリーンが不思議なやわらかさを醸し出しています。
スクリーン1枚で住宅の印象や街との関係がこんなに変わるのかということが体感できる建築です。

設計:石橋利彦+徳川宣子/石橋徳川建築設計所
所在地:東京都渋谷区恵比寿西1
アクセス:恵比寿駅徒歩7分
竣工:1995年

9.東京恩寵教会会堂(野老正昭)

東京恩寵教会会堂は恵比寿駅からほどなくのところにある鉄筋コンクリート造の教会です。
屋根は坂道と呼応するように緩やかにカーブしていて、アルミの格子を通して3階にある礼拝堂に光が降り注ぐようになっています。
コンクリートで堅牢に閉ざされた壁と、上部の開放感のギャップを想像するのが楽しい建築です。

設計:野老正昭
所在地:京都渋谷区恵比寿西1-33-9
アクセス:恵比寿駅徒歩10分
竣工:1986年

10.恵比寿グリーングラス(宮崎浩/プランツアソシエイツ)

恵比寿グリーングラスは駒沢通り沿いに建つ複合テナントビルです。
全面ガラス張りの外観が特徴的ですが、方位によって開く・閉じるを周到に使い分けていて環境負荷の低減を第一に達成しつつも豊かで大胆な商空間・オフィス空間が作り出されています。
木製サッシュのカーテンウォールやグリーンウォールなどのアイテムも随所に散りばめられていて、スタイリッシュさの中に環境への配慮がしっかり計画されているのがさすがな建築です。

設計:宮崎浩/プランツアソシエイツ
所在地:東京都渋谷区恵比寿南3-1-1
アクセス:恵比寿駅徒歩6分
竣工:2009年

11.金比羅(堀川秀夫造形建築研究所)

前半最後に訪れたのは、駒沢通りを渡った恵比寿駅東口エリアに建つネパール料理のレストラン金比羅です。
この建築が建つのはちょっとイカガワシイエリアなのですが、それらの装飾に負けない複雑な外観が特徴的な建物です。
設計者の堀川秀夫はネパールを何度も訪れて研究し、独自に解釈したネパールを建築で表現しているそうです。
こちらの建築も内部から外部は装飾によって閉じられていますが、上部のアトリウムに向けて解放されているというのがほかの恵比寿建築と共通していて面白いですね。

設計:堀川秀夫造形建築研究所
所在地:京都渋谷区恵比寿南1-9-11
アクセス:恵比寿駅徒歩4分
竣工:1995年

後半へ:後半は恵比寿ガーデンプレイス周辺の名建築を巡る!

いかがでしたでしょうか。
まだまだ続く恵比寿名建築巡り。後半は恵比寿ガーデンプレイス周辺の名建築を巡っていきます。


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