浅草で建築巡り!おススメの名建築12選を紹介

今日は東京の浅草周辺で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築についてレポートしたいと思います。
伝統的な古建築から最新の現代建築まで様々な建築が点在する浅草。いったいどんな建築と出会ったのか、早速紹介していきたいと思います。

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1.東武鉄道 浅草駅ビル(久野節)

東武鉄道 浅草駅ビル
完成当時の姿に戻された現在の外観
東武鉄道 浅草駅ビル
昭和後期に改修されたアルミルーバーの外観

まず初めに訪れた東武鉄道浅草駅ビル(旧東武鉄道浅草雷門駅ビル)は1931年に建てられた関東初の百貨店併設の駅ビルです。
昭和後半に行われた改修工事によって永らくアルミルーバーで覆われた外観で親しまれていましたが、2012年の大改修によって完成当初のネオ・ルネサンス様式のデザインに戻されました。

復活した時計塔をはじめシンボリックな南側の外観も荘厳ですが、列車が駅ビルの中に吸い込まれている北側も見逃せません。

東武鉄道 浅草駅ビル

設計:久野節/久野建築設計事務所(改修:清水建設)
所在地:東京都台東区花川戸1-4-1
アクセス:東武伊勢崎線浅草駅直結
竣工:1931年(2012年改修)
備考:第24回BELCA賞ベストリフォーム部門

2.東京メトロ浅草駅4番出口(今井兼次)

東京メトロ浅草駅4番出口

浅草を訪れたら見逃せないのが東京メトロ浅草駅4番出口です。
一見してややキッチュにも見えるアイコニックな出入り口は、何と今から100年近く前の1927年に建てられたもの。
この建築を手掛けた今井兼次はこの出入り口だけでなく上野から浅草に続く4つの駅のデザインを手掛けていますが、現存する建築はだいぶ少なくなっています。

東京メトロ浅草駅4番出口

反りの大きな堂々とした屋根の他、「地下鉄出入口」の文字をアレンジした丸形の透かし装飾など小さいながら見どころは満載。
少し前に大規模な補修がされて、建設当初の鮮やかな朱色の外観が復活。まだまだ現役で浅草の隠れた名所となっているのもうれしい限りです。

東京メトロ浅草駅4番出口

設計:今井兼次
所在地:東京都台東区雷門2-20
アクセス:東京メトロ浅草駅直結
竣工:1927年

3.神谷バー(清水組)

神谷バー

神谷バーは今から約100年前に建てられた浅草のランドマークともいえる商業建築。
神谷バーと言えば明治15年に創業者神谷傳兵衛氏が生み出したカクテルである電気ブランが有名ですが、建物自体も大正ロマンの雰囲気を感じるお洒落で遊び心溢れる建築です。

垂直方向の伸びやかな雰囲気を柔らかくまとめている丸窓や、細かく色を使い分けたタイルなど細かいデザイン上の配所や見どころも満載の名建築です。

神谷バー
神谷バー

設計:清水組
所在地:東京都台東区浅草1-1-1
アクセス:浅草駅徒歩約1分
竣工:1921年
備考:国登録有形文化財
営業時間:11:30~22:00
定休日:火曜
公式HP:http://www.kamiya-bar.com/

4.浅草文化観光センター(隈研吾)

浅草文化観光センター

浅草文化観光センターは雷門の目の前に建つ地上8階地下1階の観光センターです。
交差点角地の約300㎡の小さな敷地に観光案内所や多目的ホール、会議室、展示室、展望テラスが積層され、平屋の木造住宅が積み重ねられていて、建物の設計は隈研吾氏によるもの。
平屋の家屋が積み木のように積み重なったデザインには、隈研吾氏が長年キーワードにしてきた屋根というテーマがよく表現されています。

浅草文化観光センター
浅草文化観光センター

積み重なった屋根の下では閉じながら開く、開きながら閉じるといった町屋をはじめとする日本古来の建築を彷彿させる建築手法が巧みに取り入れられています。
用途も観光センターなので、まずは内部も合わせてこちらの建築を見学して、その後は浅草の街に繰り出してみるのもおススメです。
詳細記事
・隈研吾氏が設計した浅草文化観光センターに初潜入してきた【東京浅草】

設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
所在地:東京都台東区雷門2-18-9
アクセス:浅草駅徒歩約1分
施工:2012年

5.ホテル雷門(竹山聖)

ホテル雷門

ホテル雷門は2019年に建て替えられた地上7階建て全13室のホテルです。
外からはスタイリッシュでシンプルな建物に見えますが、ロビーや客室に設けられた水平窓や正形窓からは浅草の各風景がピクチャーウィンドウのように切り取られるようデザインされていたりと建築としての見どころは満載。

戦後間もなく創業された浅草の老舗旅館が運営する建物だけあって、現代的な装いの中の随所に和のデザインが埋め込まれているのも注目ポイントです。

ホテル雷門

設計:竹山聖/設計組織アモルフ
所在地:東京都台東区浅草1-18-2
アクセス:浅草駅徒歩約3分
竣工:2019年
公式HP:http://www.kaminarimon.co.jp/

6.浅草寺

浅草の代名詞ともいえる浅草寺は、初詣の参拝客数が寺院としては東京一の約285万人を誇る大寺院です。
建築好きとしても見どころが多い寺院ですが、まず注目したいのは川崎大師の伽藍の設計者としても知られる建築史家 大岡實氏が設計した本堂です。

大岡氏は法隆寺や国立博物館など数々の文化財建築の保存工事においても中心的な役割を担ってきた人物でしたが、1949年に起きた法隆寺火災事件の監督責任者として文部省を追われてしまいます。
元々本堂の設計は大岡の上司であった伊東忠太氏が行う予定でしたが、高齢であるという理由から辞退して、文部省を辞して失意の中にある門下の大岡氏が紹介されました。

浅草寺

新本堂の設計に当たっては焼失した旧本堂の外観の復元を主眼に置きつつ、従来の木造ではなく、鉄筋コンクリート造によって建設されました。
これには「火災によって貴重な文化財が一瞬にして灰に帰することはあってはならない」という大岡氏の強い意志と、伝統的な社寺建築をこれからの時代の新しい工法でいかに受け継ぐかという挑戦があったのだと思います。

浅草寺_仲見世
浅草寺

浅草寺は本堂の他にも1924年に建てられた仲見世や、1973年に再建された五重塔、約400年前に建てられた二天門浅草神社など見どころが満載です。

設計:大岡實/大岡實建築研究所(本堂)
所在地:東京都台東区浅草2-3-1
アクセス:浅草駅徒歩約5分
竣工:1618年(二天門)、1649年(浅草神社)、1958年(本堂)、1960年(雷門)、1973年(五重塔/再建)
公式HP:https://www.senso-ji.jp/

7.浅草寺子院(岡田信一郎+岡田捷五郎)

浅草寺でもう1つ見逃せないのが浅草寺子院(てらこいん)です。
浅草寺に目が行ってついつい見逃してしまいがちですが、実はこの建築、歌舞伎座や明治生命館を設計したことでも知られる岡田信一郎と岡田捷五郎の作品。
浅草寺子院は関東大震災後で焼失した21の子院を1つにまとめたもので、浅草寺北側の小道を入ったところに点在しています。

浅草寺子院
浅草寺子院

当初は鉄筋コンクリートの2階建てでしたが、現在見てみると改修されて3階になっている建物もあるのが面白いところ。建築当初の姿を色濃く残しながらも改修・整備されて使い続けられているのが素敵です。
建物の設計は複数の建物の配置から各建物のデザインまで岡田兄弟が行っており、デザインを見比べながら見てみるのも面白いです。

設計:岡田信一郎+岡田捷五郎
所在地:東京都台東区浅草2-31
アクセス:浅草駅徒歩約7分
竣工:1932年

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