
国立新美術館は、六本木に建つ延べ床面積約50000㎡を超えの美術館です。
この美術館の特徴は常設の展示物を持たず、公募展や企画展といった外部から持ち込まれた美術品を展示する美術館であるということ。
巨大な展示空間を建物東側に集約し、西側に大きくうねるようなガラスのアトリウムを設けることで、日本最大規模の展示スペースの効率的な運用や厳しい環境管理を実現しつつ、「街に開かれた森の中の美術館」というコンセプトを実現しています。

このアトリウムは建築と街だけでなく、屋外と屋内、人工物と自然環境、日常と非日常といった対立する2つの要素を結び付け、緩衝させる中間領域にもなっていて、正に黒川建築の集大成ともいえる美術館となっています。

また、美術館の前に建つ国立新美術館別館(旧歩兵第三連隊兵舎/1928年竣工)も建物の一部を保存しつつ本館と呼応するようなガラスの立面に改修されていたりと本館以外の建物でも見どころが満載なので、訪れた際は是非チェックしてみて下さいね。

設計:黒川紀章・日本設計共同体
所在地:東京都港区六本木7-22-2
アクセス:乃木坂駅より徒歩約3分、六本木駅より徒歩約5分
竣工:1928年(旧歩兵第三連隊兵舎)、2006年
備考:第49回BCS賞
2008年度グッドデザイン賞





