南池袋公園は都市のリビング。休日はここでのんびりピクニック【東京池袋】

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池袋駅東口から徒歩数分にある南池袋公園をご紹介します。
計画にあたっては大きな芝生のある公園を「都市のリビング」として位置づけ、区民に開放しています。

特例を設けて公園内にカフェレストランを併設しその収益の一部を地域協議会による公園の運営に活用するなど区と地元住民が一体になって公園の運営を行える仕組みができています。
実はこの公園、もともとは薄暗い雑木林でした。隣接してホテルがいくつも建ち薄暗い場所でもあることから変質者が現れることもあるちょっと近づきがたい場所として地元民には認識されていたのが、今回の計画で官民一体となって生まれ変わらせたのです。

ちょっと気付きにくいですが、石段には雑木林の自体のこの場所のイメージを継承するシルエットが描かれていたりします。


池袋駅と区庁舎・東池袋駅を結ぶ動線上にある階段状のウッドデッキ「サクラテラス」は通路としても緩やかなアップダウンで視線の変化を楽しめますし、ちょうど木陰になっているので座って読書をしたり音楽を聴いたり、うとうとしたりと皆思い思いに過ごしています。

興味深いのはウッドデッキに直接座っている人も多く、階段や段差によってできた高さ1m以上あるスペースによじ登って、自由に座ったり寝転んだりしています。皆、思い思いの場所で過ごし方を見つけているのです。

他の公園ではあまり見ない光景ですが、これは南池袋公園のカルチャーとしてすっかり定着していることに感心させられました。

こちらはカフェレストラン「ラシーヌ」です。
2階建てでレストラン機能に併設してトイレや備蓄倉庫が入っていて、災害時は炊き出し支援の拠点としても機能します。
こちらはレストラン1階。入口も左右双方から入れ、公園側に2層の吹き抜けで開いているのがよいですね。
レストランで購入した食事は店内だけでなく、外のテントや芝生に持ち込んで青空の下で楽しめるということも、一見当たり前に見えますがすごいことです。店内は若干うるさめなので静かに食事をしたいという人には向かないかもしれません。
ガヤガヤしているのがいい、という人やグループには居心地のいい空間です。

ちなみに「【池袋】梵寿綱の不思議な建築1」で紹介している梵寿綱建築にも隣接しているので訪れた際は要チェックです。
一人でまったり過ごすのにもよいですし、友人とのちょっとした会食やデートにもおススメの万能型公園です。過ごしやすくなったこれからの季節、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

■建築情報
名称:南池袋公園
設計:
ランドスケープ・デザイン:ランドスケープ・プラス
建築:久間建築設計事務所
照明:トミタ・ライティングデザイン・オフィス
サインデザイン:氏デザイン株式会社
所在地:東京都豊島区南池袋2丁目22−1
最寄り駅:池袋駅徒歩7分
竣工:2015年(Ⅰ期)、2016年(Ⅱ期)


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