葛飾柴又「寅さん記念館」昭和にタイムトリップするような寅さんのミュージアムをレポート

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今回は東京都葛飾区柴又にある寅さん記念館を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・寅さん記念館を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・寅さん記念館の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・寅さん記念館の見どころや注目ポイント

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1.男はつらいよの世界観をたっぷりと味わえる寅さん記念館を訪問

今日訪れたのは、東京都葛飾区柴又にある葛飾柴又寅さん記念館と記念館に併設された山田洋次ミュージアムです。

葛飾柴又といえば、以前このブログでも柴又帝釈天や帝釈天参道のレポートを書きました。
今回改めて葛飾柴又で街歩きをして、前回訪れた時は中には入らなかった寅さん記念館も満喫してきましたので、改めてレポートしたいと思います。
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寅さん記念館は、柴又地区で江戸川の堤防の整備事業が行われた際に、河川敷の整備と一体的に整備してつくられた記念館です。
柴又といえば、松竹の映画「男はつらいよ」シリーズの舞台であり、映画のロケで使われた建物や街並みが今も残っています。

寅さん記念館がオープンしたのは、男はつらいよで寅さん役を演じた渥美清さんが亡くなった翌年の1997年11月です。
寅さん記念館のエントランスは、堤防沿いの入口からエレベーターで下った先にあります。

エレベーターを降りるとすぐにチケットカウンターがあるので、まずはこちらでチケットを購入。

チケットは山田洋次ミュージアムとの共通券で、一般500円、児童・生徒:300円と比較的リーズナブルです。
また向かいに建つ近代建築山本亭とセットのチケットもあり、通常両方合わせて600円のところが50円引きとなるので建築好きの方はこちらのチケットがオススメです。

チケットカウンターの前は大きな吹抜けの広場になっていて、広場に面して寅さん記念館の入口・出口、山田洋次ミュージアム、カフェなどが並びます。
広場の床には全国を旅した寅さんの映画のシリーズのパネルがあしらわれていて、このパネルで日本地図が描かれているのが面白いです。

2.実物大の模型やセットをそのまま体験できる展示空間が凄い

寅さん記念館はチケットカウンター脇の入口から入り、一筆書きのルートで巡る構成となっています。

入口を入ると、まずは壁一面のプロジェクションマッピングで寅さんの世界に誘うはじまりの部屋からスタートします。

寅さん記念館は、数年ごとに展示をアップデートしているそうですが、いきなりのプロジェクションマッピングは中々の見応えでテンションがあがりました。

さらに進むと見えてくるのは、寅さんの物語を再現したジオラマコーナー。
動くジオラマで寅さんの歩んできた物語の歴史を知ることができます。
寅さん初心者としては分かりやすく寅さんの歴史を知ることができて助かります。

可動ジオラマの次にあるのは、大船撮影所から移設してきたという「くるまや」のセットです。

葛飾柴又寅さん記念館

こちらは実物のセットの中にはいって、その様子を体験できる贅沢な展示。

葛飾柴又寅さん記念館

さらに奥には、寅さんにでてきた朝日印刷所の再現セットがあります。

寅さんの好きの人には、あの名シーンが取られたのはここか、という思いになるでしょうし、建築好きとしては昭和の暮らしが垣間見れる内装やアイテムがとても興味深かったです。

葛飾柴又寅さん記念館

館内の展示は映画のセットの他にも、建築模型があったり、人の大きさほどある巨大な街並み模型があったりと展示の見応えはかなりのもの。

葛飾柴又寅さん記念館

細かい部分まで作り込まれた模型やジオラマはついつい見入ってしまうほどハイクオリティでした。

実際の街の昭和の建築は、単体であれば現在も残された建物を見ることができますが、街並みとして見ることはほぼなくなってしまっているので、とても興味深く見ることができました。

葛飾柴又寅さん記念館

さらに進むと見えてくるのが、こちらの故郷駅。
駅員さんが切符を切っていた昭和の時代の駅舎を再現していて、昔を知る人にとっては心の故郷に帰るような気持ちになりそうな展示です。

葛飾柴又寅さん記念館

故郷駅の先では「帝釈人車鉄道」の客車を再現した模型があって、実際に中に入って寅さんの旅気分が味わえます。

寅さん記念館では、こうした実物大の模型やセットをそのまま体験できるのがとても楽しいです。
記念写真も含めた撮影スポットも満載で、寅さんをあまり知らなくても十分に楽しめました。

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