調布「猿田彦珈琲調布焙煎ホール」こだわりの内装に注目の珈琲店をレポート 

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今回は調布市にある猿田彦珈琲調布焙煎ホールを訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・猿田彦珈琲調布焙煎ホールを実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・猿田彦珈琲調布焙煎ホールの基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・猿田彦珈琲調布焙煎ホールの建築的な見どころや注目ポイント

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1.焙煎室併設!話題の珈琲ショップの旗艦店を訪問

今日は東京都の調布市で用事があったので、少し早く家をでて猿田彦珈琲調布焙煎ホールを訪れてきました。

猿田彦珈琲調布焙煎ホールは、調布駅の広場口を出てすぐのところに建つトリエ京王調布C館の1階に入る珈琲店です。

猿田彦珈琲といえば、このブログでも以前、新しくなった原宿駅の中にはいる猿田彦珈琲 The Bridge 原宿駅店や、猿田彦珈琲 アトリエ仙川を紹介しましたが、今回訪れた調布焙煎ホールはその名の通り焙煎工場を併設した旗艦店となっています。
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・原宿駅「猿田彦珈琲」話題の建築家がデザインしたカフェをレポート

調布焙煎ホールの内装デザインは、猿田彦珈琲 The Bridge 原宿駅店を手掛けたことでも知らる設計事務所SUPPOSE DESIGN OFFICE。
ちなみにこちらの調布焙煎ホールのほうがThe Bridge 原宿駅店より3年早い竣工となっています。

駅から5分ほど歩くと今回の目的地である猿田彦珈琲調布焙煎ホールに到着です。

2.練り込まれた内装デザインに注目

調布焙煎ホールは、中央のキッチン・注文カウンターを中心に、その周りを座席がぐるりと取り囲む構成となっています。

また、お店の南側には豆倉庫、スタッフルームの他、4台の焙煎機が置かれる焙煎室があるのですが、この焙煎室は全面がガラス張りになっていて、実際に自分たちが飲む珈琲の製造工程がリアルタイムで実感できるようになっています。

この焙煎方法は近年話題となっている動物園の展示方法からヒントを得ているそうです。
また、製造過程をオープンにし、お客さんに向けて展示することは、クリアで信頼できるお店のアピールにもなり、お店とお客さんの距離を縮める仕掛けになっているように思います。

店内は工場のような無骨さと、海外のカフェのようなスタイリッシュさ料亭のような上質な和の雰囲気が場所によって切り替わるSUPPOSE DESIGN OFFICEらしいデザインとなっています。

この店舗は、ショッピングセンターの一角にあるのですが、店内に一歩足を踏み入れると柔らかい絨毯とやや落とし気味の優しい照明から、世界観が切り替わったことが実感できます。

足元は柔らかい絨毯なのですが、後で写真を見返してみると、砂の敷かれた日本庭園の一角にいるようです。
SUPPOSE DESIGN OFFICEの作品は「見立て」の手法をよく使うのですが、注意深くみていると様々な場所でこの見立ての手法が見れられて面白いです。

そうかと思えばレジ前の一角は、工場の一角のようなシンプルなデザインです。
工場といってもコンピューターによって厳しい品質管理や工程管理がされる近未来の工場のようなイメージです。
ここで作られるものなら間違いない、安心できるといった感情が、内装のデザインから湧いてくるのが面白いです。

こちらは西側のテーブル席のエリア。
ここでもSUPPOSE DESIGN OFFICEの鋭いデザインが光ります。

例えば中央のカウンター席の床の下は黒い鉄骨が支えていますが、微妙に奥にセットバックした黒鉄骨によって床に浮遊感が与えられています。

素材の縁の切り方はかなりのこだわりがみられるので、訪れた時には注目してみると面白いです。

3.自分にとって居心地の良い場所を選んで思い思いの時間を過ごそう

店内にはカウンター席、テーブル席、ソファー席の他、カウンター席の床を延長した部分が座席となっていたり、テーブルのないシンプルな縁台のようなスペースがあったりと、様々なタイプの座席があります。

この日は週末の開店して間もない時間に訪れたのですが、既にテーブル席は満員の状態でした。
訪れたのが10:15くらいでしたので、オープンから15分くらいしか経っていないはずですが、開店と同時に来たお客さんも多かったみたいです。

お客さんは、若い学生風の人から子連れの家族、おじいちゃんおばあちゃんまで様々で多くは地元の人のようでした。
まさに自分の家のリビングの延長のように使っている人が多いようで、皆思い思いに寛いだ時間を過ごしていました。

猿田彦珈琲調布焙煎ホールを訪れてみるち、それぞれの人が居心地の良い場所を探して、そこに落ち着いているということを感じます。

あなたはここに座ってください、ここはコーヒーを飲む場所です、みたいな強制感が全く無く、様々に用意された場所を訪れた人自身が選択している感覚がとても素敵でした。

この日はまだランチには早い時間だったのでこちらのピザトーストコーヒーフロートをチョイス。

落ち着いた雰囲気の店内で建築とモーニングを堪能して、この日の建築巡りも大満足のものとなりました。

都心から少し離れますが、とてもオススメの建築ですので、皆さんも機会があれば是非訪れてみてくださいね。

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猿田彦珈琲調布焙煎ホール
設計:SUPPOSE DESIGN OFFICE
所在地:東京都調布市小島町2-61-1 トリエ京王調布C館1F
アクセス:調布駅より徒歩約5分
竣工:2017年
営業時間:8:00~21:00


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