熱海で建築巡り!建築・デザイン好きにおススメのスポット10選【静岡県熱海市】

建築巡りまとめ

こんにちは。建築好きのやま菜です。
今日は静岡県の熱海周辺の建築巡りをしてきましたので、私が建築巡りで出会った建築について紹介したいと思います。
熱海と言えば温泉や海といったリゾートのイメージがありますが、隈研吾氏や杉本博司氏、石井幹子氏といった超有名建築家・デザイナーの作品のが点在する建築&デザインパワースポットでもあるのです。

建築巡りをしていると、1本裏の通りを歩いていれば面白い建築に出会えたのにといったことや、つい見過ごしてしまった名建築があったという経験も少なくありません。
せっかく熱海に行くのであれば、そういった注目建築やデザインも合わせて見たいところ。今回はそんな熱海のおすすめスポットを厳選して紹介したいと思いますので、建築やデザインに興味のある方は参考にしてみてください。

【こんな人におすすめ!】
・熱海駅周辺にある名建築について知りたい
・熱海に旅行に行く予定があるので建築やデザインに関連するスポットを知りたい
・建築に興味があって、いろいろな建築やデザインについて知りたい

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1.熱海駅・ラスカ熱海(建物外観設計:クライン ダイサム アーキテクツ)

熱海に降り立ってまず初めに注目したいのは熱海駅直結の駅ビル、ラスカ熱海です。
近年完成したラスカ熱海の外装は今日本で最も注目されている建築家集団クライン ダイサム アーキテクツが行っています。
外装は熱海の海と空をイメージしているのですが、明暗の組み合わせたパネルが軽やかに波のような雲のような独特の表情を見せてくれます。
ガラスの大開口には内部の人の動きがスクリーンのように映し出されてそれだけで面白いのですが、夜には行燈のように駅前の広場を照らします。
夜と昼もで違った美さを見せてくれる作品なので、熱海についた時と発つ時の両方でチェックするようにしましょう。

建物外観設計:クライン ダイサム アーキテクツ
駅ビル内装設計:乃村工藝社
所在地:静岡県熱海市田原本町11-1
竣工:2016年

2.熱海第一ビル(佐藤武夫設計事務所)

熱海駅のすぐ向かいに建つ熱海第一ビルは早稲田大学大隈講堂などの設計者としても知られる佐藤武夫氏が設計した駅前商業施設です。
事前の見学予定にはなかったのですが、あまりにカッコいい外観なので調べてみると佐藤武夫氏によるものでした。
佐藤武夫氏といえば新橋駅前ビルといえば見たことのある人も多いと思います。そう考えてみてみると熱海第一ビルできる前年に竣工した新橋駅前ビルにも使われているガラスパネルのファサードがそっくりです。
鈍い青色に空の色を反射する外装ガラスは、新橋よりも熱海の風景のほうがしっくりきます。

設計:佐藤武夫設計事務所
所在地:静岡県熱海市田原本町9-1
アクセス:熱海駅徒歩約2分
竣工:1967年

3.MOA美術館(杉本博司+榊田倫之新素材研究所)

続いて向かったMOA美術館は熱海駅からバスで7分ほど高台を登ったところにある美術館です。
世界救世教の教祖である岡田茂吉氏のコレクションを中心に国宝や重要文化財が多数収蔵されています。

岩砂岩の外壁が彫刻作品のような本館、60mの高低差を登るエスカレータ、堀口捨己の監修により早川正夫が復元設計を行った黄金の茶室、様々な用途にも使用できる能楽堂、江戸時代に尾形光琳が自ら設計したという光琳屋敷の復元建物などほとんど奇跡といっていいほど見どころが満載の美術館です。

さらに2017年には現代美術家杉本博司氏と建築家榊田倫之氏が主宰する新素材研究所によって展示室のリニューアルが行われてさらに必見の建築となりました。
正直ここまで見どころが満載の建築は東京都内でもほとんどないといったレベルなので、熱海を訪れた際にはぜひ立ち寄りたい建築です。

設計:柳澤孝彦+竹中工務店(本館)、鹿島建設(エスカレータ)
展示スペースリニューアルデザイン:杉本博司+榊田倫之新素材研究所
所在地:静岡県熱海市桃山町26-2
アクセス:熱海駅よりバスで約7分
竣工:1982年(2017年改修)


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4.旧日向家熱海別邸(渡辺仁/ブルーノタウト)

旧日向家熱海別邸はアジア貿易で活躍した日向利兵衛の別邸として昭和11年に建てられました。
母屋の設計は銀座の和光や上野の東京国立博物館の設計者としても知られる渡辺仁氏、地下室はドイツ人建築家ブルーノ・タウトの日本で唯一の実作となっています。
ブルーノ・タウトといえば、当時日本人すら意識していなかった日本の建築美を発見し、世界に日本を紹介した建築家として建築史の教科書に出てくる存在ですが、その貴重な実作が熱海で見ることができます。

残念ながら私が訪れたときは2019年1月から始まった大規模な保存修理工事のため見学することができませんでした。工事は2022年3月までかかり、再オープンは2022年4月の予定とのことです。

設計:渡辺仁(母屋)、ブルーノタウト(地下)
所在地:静岡県熱海市春日町8-37
アクセス:熱海駅徒歩約10分
竣工:1935年(母屋)、1936年(地下)


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5.水/ガラス(隈研吾建築都市設計事務所)

水/ガラス(ATAMI 海峯楼)はいまや日本を代表する建築家として知られる隈研吾氏が設計を行ったゲストハウスで旧日向家熱海別邸のすぐ目の前に立つ建築です。
道路に面した外観はかなり簡素でシンプルな外装ですが、海側は作品名の通り水とガラスという素材をキーに外部とに開けて自然と一体化するような建築となっています。
一見して現代的でスタイリッシュな建築に見えますが、実はすぐ近くに立つ旧日向家別邸の日本的な空間へのオマージュと再解釈を行った日本的な建築でもあります。

時間によっては宿泊客以外も入ることができるので、気になる方は内部も見てみることをおススメします。

設計:隈研吾建築都市設計事務所
所在地:静岡県熱海市春日町8-33
アクセス:熱海駅徒歩約10分
竣工:1995年


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6.旧横浜銀行熱海支店

旧横浜銀行熱海支店熱海銀座の海側の入口の交差点に建つ建築で、現在は熱海商工会議所として利用されています。
建築は昭和初期、おそらく戦後まもなくに建てられたもので、鉄筋コンクリート2階建ての簡素な建築です。
銀行としては簡素ですが、簡素ながら堂々と作られたイオニア式の列柱や照明などの細かい意匠は一見の価値あります。

所在地:静岡県熱海市渚町8-2
アクセス:静岡県熱海駅徒歩約15分
竣工:昭和初期

ここから熱海銀座の商店街が始まるので、見学後は商店街をぶらぶらしながらお腹を満たします。
私は熱海と言えば海鮮!ということで海鮮丼をいただきましたが、商店街の中には貴重な近代建築を利用したものやリノベーションによりスタイリッシュに生まれ変わった建築がいくつもあります。

中でも熱海プリン2nd今注目の若手建築家である瀬川翠さんによる設計です。これから有名になっていくであろう建築家の最初期作となる建築ですので是非意識してみてみることをおススメします!

■後半へ:隈研吾氏デザインのカフェをはじめ注目建築が満載

熱海銀座の散策までで前半の紹介は終了です。
後半はバスでちょっと移動して隈研吾氏デザインのカフェ「COEDA HOUSE」照明デザイナーの石井幹子氏の海岸ライトアップなどを見て行きたいと思います。



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