土浦「PLAYatré土浦」駅ビル直結の注目複合施設をレポート

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今回は茨城県の土浦市に建つPLAYatré土浦を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・土浦を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・土浦の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント

1.土浦駅直結の駅ビルがサイクリストの聖地に大改修

今回訪れたのは茨城県の土浦直結の駅ビルを改修してつくられたカフェ、店舗、サイクルステーション、ホテル等の複合施設PLAYatré土浦です。

PLAYatre土浦

土浦といえば、筑波山と霞ヶ浦湖岸を周遊する全長約180kmのサイクリングロードを有し、特に近年では日本有数のサイクリングとして、多くのサイクリストの聖地にもなっている街。

実際にホームに降りると、自転車をイメージしたサインや自転車関連の案内が多く見られ、電車を降りた人の中には大きなバッグにいれた自転車を担ぐ人の姿もあります。
実際の土浦駅のあちこちでは、サイクリストの作業を想定した自転車の組み立てゾーンがあったり、サイクルスタンドがあったりと多くのサイクリストを迎える駅として様々な整備がされていることを見ることができます。

PLAYatre土浦

そんな土浦駅直結の駅ビルにはいるのが、今回の目的地であるPLAYatré土浦です。
昭和の終わりの1983年に開業した駅ビルを全面的に改修して2020年にリニューアルオープンした施設では、サイクリストをターゲットにした様々な空間をキーにしながらサイクリストと一般利用者双方の為の空間が共存するようにデザインされています。

PLAYatre土浦

土浦市の改修建築といえば2013年に撤退した大型商業施設の跡地を改修して市庁舎にするという全国でも珍しいプロジェクトが行われ、2015年に竣工しました。

土浦市庁舎
土浦市庁舎

物販店を市庁舎にするという大胆な改修プロジェクトですが、駅前の大型店舗の特徴でもある高い天井高と見通しのきく大空間や明確な動線、駅やバスターミナル、駐車場との接続、避難も含めた大人数の来館者対応などを上手く市庁舎としての建築に活かして活用していて、土浦駅前が街の結節点として再び賑わいだしています。
そんな土浦駅直結の施設としてオープンしたのがこちらのPLAYatré土浦なのです。

建物の構成は、地下1階〜3階にサイクルステーション兼観光案内所である「りんりんスクエア土浦」自転車ショップ、カフェやコンビニをはじめとする商業・テナント施設、3階〜5階には星野リゾートのカジュアルホテルBEB5土浦が入る構成。

建物のデザインはエクスパンドメタルと木の簡素な素材が多く使われていますが、駅ビルの雑多なサインや植栽調の素材使いとコントラストを生み出していて、それぞれが引き立つようなデザインとなっているのが面白いところ。

特に近年の駅ビル、特に大手の商業施設が入る施設は没個性席なデザインに落ち着くことが多いですが、PLAYatré土浦では素材を対比的に使うことで個性を際立たせているのがとてもクレバーです。

2.サイクリストと非サイクリストが交錯する地域の結節点

内部は一部の壁やスラブを撤去することで、上下の繋がりや抜け感が生み出されているのも素敵です。

PLAYatre土浦

躯体や設備をあらわにした内装は空間的な広がりを演出しつつ、ドックもしくはマシンピットのようなデザインとなっていて、これからこの街を出発するワクワクした感覚とシンクロします。

PLAYatre土浦

床に伸びるブルーのラインは、自転車の車路を表していて、自転車の動線を分かりやすく提示しています。
施設の中にはサイクリストもいれば、そうでない一般の人もいますが、これらのサインは視覚的・直感的に動線を明示してくれます。
ちなみに土浦駅ではアトレの中だけでなく、駅通路もこのブルーのラインがサイクリストの為の床のサインカラーとなっています。

また、床のサイン以外もスタイリッシュで直感的なデザインとなっているので、訪れた際は注目です。

この日は朝早くに到着したので、1階にはいるタリーズコーヒーでモーニングを頂きました。

PLAYatre土浦

このタリーズは朝7:00からオープンしているので、土浦の観光前に立ち寄るのにまオススメです。
ちょっとほろ苦いコーヒーと、甘いドーナッツの相性はピッタリで、目覚めの一杯&糖分補給もバッチリ

PLAYatré土浦では、資産の抜けや上下階の繋がりによってゆとりある空間をつくりつつ、少しずつ性格の異なる多様な空間が連なっています。

館内ではサイクリスト・非サイクリスト関わらず、様々な目的の人々がそれぞれの場所でそれぞれの過ごし方をしているのがとても印象的で、人々が集い行き交う結節点として賑わう、土浦の新たなハブとなりつつあるようでした。

素敵な建築をたっぷりと堪能して、この日の建築巡りも大満足のものとなりました。
とてもオススメのスポットですので、皆さんも機会があれば是非訪れてみてくださいね。

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PLAYatré土浦
設計:JR東日本建築設計+SUPPOSE DESIGN OFFICE
ホテル内装設計:佐々木達郎建築設計事務所
所在地:茨城県土浦市有明町1-30
アクセス:土浦駅直結
竣工:2020年
備考:2020年度グッドデザイン賞


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