
旧鈴木家住宅(鈴木信太郎記念館)は、フランス文学研究者である鈴木信太郎氏の居宅で、現在は豊島区が取得・整備して鈴木信太郎記念館として利用されています。
建物は1928年に建てられ鉄筋コンクリート造の書斎棟と、戦後に移築・再建された2棟の住居棟で構成されていて、本が詰まった書斎空間と、明治期から続く貴重な住宅を堪能できます。
入館料は無料で、コンパクトな展示室なのですが、天井いっぱいにつくられた書架に約10000冊の本が並ぶ空間は圧巻の一言。
大きな窓とステンドグラスからやわらかい自然光が降り注ぐ書斎は、異世界に迷い込んだような非日常感がありますが、不思議と落ち着く空間でもあります。
明治期に建てられた座敷棟では、建築の変遷や図面なども見ることができ、鈴木信太郎の足跡と素敵な建築の両方を堪能できる大塚の隠れた注目スポットです。


設計:大塚泰(書斎棟1階)、栗谷鶉二(書斎棟2階/1931年)、鈴木成分(書斎棟2階/1956年)、栗谷鶉二(茶の間・ホール棟)
所在地:東京都豊島区東池袋5-52-3
アクセス:新大塚駅より徒歩約3分
竣工:明治時代中期(座敷棟/1948年移築)、1928年(書斎棟)、1946年(茶の間・ホール棟)
備考:豊島区指定有形文化財



