
前川國男自邸は、近代建築の3巨匠ル・コルビュジェの弟子にして戦後の日本建築をリードしてきた建築家 前川國男氏が自ら設計した自邸です。
この住宅は1942年に品川区の上大崎に建築されたものですが、現在は小金井市にある「江戸東京たてもの園」の中に移築され、誰でも内部に入って見学することができます。
和風な佇まいの中に、シンメトリーの構成と三角屋根と格子窓の組み合わせから幾何学的で美しい図形が浮かび上がってくる建築には前川國男の美学が結晶化しています。
限られた敷地を最大限に生かし、合理的な中に豊かで人間的な空間を作り出すというのはモダニズムが掲げた理想でしたが、前川氏はこれを日本の住宅で見事に実現してます。
その他にも外部とのかかわりや光の取り入れ方など、ル・コルビュジェから受け継いだ近代建築のスピリットを存分に体感できる名建築です。


設計:前川國男
所在地:東京都小金井市桜町3-7-1
旧所在地:東京都品川区上大崎
アクセス:武蔵小金井駅よりバス5分
竣工:1942年
備考:東京都指定有形文化財
現在は江戸東京たてもの園内に移築・復元



