東洋大学 赤羽台キャンパスは2017年に開設された東洋大学の新キャンパスで、3期に分けて段階的に建てられた校舎INIAD HUB-1、WELLB HUB-2、HELSPO HUB-3のデザインを隈研吾建築都市設計事務所が手掛けています。

2017年に建てられた情報連携学部の校舎INIAD HUB-1はIoT技術を前面的に採用した実験的な大学研究施設となっていて、様々なセンサーや環境情報と建物とが結び付けられています。
建物の外装は木目のアルミパネルと水平グレーチングで覆われていて、建物内外の環境を制御しつつ建物のイニシャル・ランニングコストを最適化しています。

こちらのWELLB HUB-2は朝霞キャンパスのライフデザイン学部の移転先として2021年に建てられた校舎です。

西側のヴォリュームが上階にかけて大きく迫り出すデザインが特徴で、ダイナミックな構成と歩行者空間に対して屋根のような、庇のような効果が発揮されているのが面白い隈研吾氏らしい建築となっています。

さらに2023年にはアリーナ・食堂と図書館の2棟からなるHELSPO HUB-3が竣工しました。

先に紹介したINIAD HUB-1、WELLB HUB-2のイメージを継承しつつ、広場や緑道を囲みながら街と連続するオープンなキャンパスデザインに注目です。

ちなみにキャンパスの東側には国際学生寮AI-House HUB-4が2022年に建てられました。

建物の設計は石本建築事務所が手掛けたものですが、隈研吾氏の建築にあるランダムなパネルのデザインを継承しつつ、プライバシーへの配慮や環境性能の向上、多様で変化に富んだ学生寮となっているのが面白いです。

設計:隈研吾建築都市設計事務所+日本設計+戸田建設(INIAD HUB-1、WELLB HUB-2)、隈研吾建築都市設計事務所(HELSPO HUB-3)、石本建築事務所(AI-House HUB-4)
所在地:東京都北区赤羽台1
アクセス:赤羽駅より徒歩約7分
竣工:2017年(INIAD HUB-1)、2021年(WELLB HUB-2)、2022年(AI-House HUB-4)、2023年(HELSPO HUB-3)
備考:2022年度グッドデザイン賞(AI-House HUB-4)


