青梅駅周辺で建築巡り!おススメの名建築15選を紹介

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今回は青梅駅周辺で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・青梅駅周辺エリアを実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・青梅駅周辺エリアの建築的な見どころや注目ポイント

1.青梅駅

青梅駅

まずはじめに紹介する青梅駅は、1894年に開業した青梅鉄道の駅舎です。
現在の駅舎は開業30周年を迎えた1924年に建てられたもので、装飾を抑えた端正デザインですが鉄筋コンクリート造3階建ての駅舎は当時としてはかなりモダンで先進的な建物でした。
両端のボリュームが浮き上がるようにせり出していたり、入れ子状に分割された開口部によって立体的で堂々とした姿にみえるのも面白いポイント。
青梅の建築巡りの最初の建築として注目の建築です。

青梅駅
青梅駅

所在地:東京都青梅市本町192
竣工:1924年

2.D/W COFFEE・side time

DW COFFEE

D/W COFFEE・side timeは、青梅駅の駅前の路地を一本入ったところに建つカフェです。
元々は診療所だった建物を改修した建物の道路に面した1階には現在はD/W COFFEEとside timeという2つのカフェが日替わりで営業しています。
シックな黒の外観が特徴の建物ですが、中に入ると印象が一変。白い内装にヒノキの家具に囲まれたカフェ空間が広がります。
スタイリッシュな建物の中に昔の建物の面影が感じられるのも面白く、新旧の建物の良さを味わえるオススメのカフェとなっています。

DW COFFEE
DW COFFEE

設計:菊地宏建築設計事務所
所在地:東京都青梅市本町160-18
アクセス:青梅駅より徒歩約3分
竣工:2018年(改修)

3.寿々喜家

寿々喜家

寿々喜家は、D/W COFFEE・side timeから少し進んだ先に建つ老舗の鰻料理店です。
木造3階建ての堂々とした姿の建物は、方角によって変化する屋根や軒、独特の意匠が垣間見える手すりなどさりげないこだわりが満載。
食通として知られる作家の池波正太郎が通った店でもあり、旧青梅宿から明治、大正、昭和と続く青梅の歴史の詰まった貴重な建築遺産となっています。

寿々喜家
寿々喜家

所在地:東京都青梅市本町153
アクセス:青梅駅より徒歩約4分
竣工:明治時代中期
備考:東京都選定歴史的建造物

4.青梅麦酒

青梅麦酒

青梅麦酒(おうめばくしゅ)は、旧青梅街道沿いに建つ化粧品店を改修してつくられたクラフトビール店です。
うだつ風の看板建築というシブい外観が特徴の建物ですが、内部は木質の素材に囲まれ、奥に行くに従って空間の質が変化していくデザインとなっているのが大きな特徴。
天井のルーバーの間からは自然光に照らされた小屋裏のシルエットが浮かび上がりますが、既存の建物の面影を残しつつ光や素材の工夫によって幾重にも重なった歴史や奥行きがオーバーラップするように感じられます。
こだわりの麦酒と共に軽食からしっかりとした食事まで様々なメニューが味わえるので、青梅を訪れた際には是非立ち寄ってみてほしい注目グルメ建築です。

青梅麦酒
青梅麦酒

改修設計:西沢大良建築設計事務所+芝浦工業大学西沢大良研究室
所在地:東京都青梅市本町145
アクセス:青梅駅より徒歩約4分
竣工:2018年(改修)

5.青龍kibako(旧ほていや玩具店店舗)

青龍kibakoは、旧青梅街道を西に程なく歩いたところに建つ昭和初期に建てられた玩具店を改修した活用したゲストハウス兼カフェです。
銅板張の外装に丸みを帯びた庇が張り出し人造石洗出し仕上げの円柱が並ぶ外観は、長い歴史のもたらす風格と共にどこか可愛らしさも感じます。
重厚な外観とは対照的に内部は和の空間が広がっていて、内外のギャップも面白い青梅を代表する看板建築です。

所在地:東京都青梅市仲町303-2
アクセス:青梅駅より徒歩約3分
竣工:昭和初期(1965年改修)
備考:国登録有形文化財

6.昭和レトロ商品博物館

昭和レトロ商品博物館

昭和レトロ商品博物館は、旧青梅街道を東に進んだ先に建つ昭和レトロをテーマにした博物館です。
かつて青梅街道に多くみられた町家の構えを現在に残しつつ、館内では昭和の玩具や菓子、日用品から映画ポスターまで昭和の時代の様々な生活用品が展示されています。
また、同じ建物の1階にはナミオ珈琲というカフェとなっていて、古き良き建物や街ゆく人を眺めながらスイーツやドリンクを味わうことができるので建築巡りの休憩にもピッタリです。

昭和レトロ商品博物館
昭和レトロ商品博物館

所在地:東京都青梅市住江町65
アクセス:青梅駅より徒歩約5分
竣工:明治時代~大正時代
備考:東京都選定歴史的建造物

7.青梅住吉神社

青梅住吉神社

青梅住吉神社は、青梅の中心エリアの小高い丘に建つ1369年創建の歴史ある神社です。
旧街道沿いから石段を上った先にある社殿は江戸時代後期、その裏手に建つ本殿は1716年に建てられたもので、青梅の街中に残る神社として貴重な建築でもあります。
拝殿を見上げると見られる精巧な木彫の装飾大きく湾曲する虹梁も見応えがあり、歴史があるだけではない迫力の神社建築体験ができます。

青梅住吉神社
青梅住吉神社

所在地:東京都青梅市住江町12
アクセス:青梅駅より徒歩約7分
竣工:1716年(本殿)、江戸時代後期(拝殿)
備考:青梅市指定史跡

8.青梅宿 津雲邸

青梅宿 津雲邸

津雲邸は、青梅出身の政治家・津雲國利が1931~1934年にかけて建てた邸宅です。
多摩川を望む高台に建つ邸宅は、京都から招かれた宮大工と青梅の職人たちが技術の粋を集めてつくられたもので主屋や門、塀などが国の登録有形文化財となっています。
単なる住宅としてだけでなく客人を迎えもてなすための迎賓施設として使われていたこともあり、場所ごとに異なる様々な意匠や素材が見られるのも注目ポイント。
通年公開している施設ではありませんが不定期で展示会などの催しが開かれていて、内部を見学することができます。

青梅宿 津雲邸

所在地:東京都青梅市住江町72-2
アクセス:青梅駅より徒歩約7分
竣工:1934年
備考:国登録有形文化財

9.山崎邸

山崎邸

山崎邸は、旧青梅街道をさらに東に進んだところに建つ木造2階建ての邸宅です。
白い漆喰壁による店蔵らしい重厚さと、黒い切妻屋根や1階のガラスの開口部の軽やかで開放的な印象の両方が感じられるのが注目ポイント。
青梅には明治から昭和にかけての建物が数多く残されていますが、その中でもさらに時代をさかのぼる建物として、青梅の宿場町の風景を感じさせてくれる建築です。

山崎邸
山崎邸

所在地:東京都青梅市西分町2-63
アクセス:青梅駅より徒歩約8分
竣工:江戸時代後期

10.宇津木家住宅

宇津木家住宅

宇津木家住宅は、山崎邸からさらに東に歩いたところに建つ木造2階たての町家建築です。
シンプルな外観の建物ですが、実は130年以上前の明治時代中頃の1892年に建てられたというから驚きです。
その後何度かの改修や曳家による移動がなされ屋根や建具など改修された部分も多くありますが、全体としては当初の姿を残していて、この建築から青梅の街道沿いに並んだ町家の姿を想像することができます。

宇津木家住宅
宇津木家住宅

所在地:東京都青梅市西分町2-80
アクセス:青梅駅より徒歩約9分
竣工:1892年、1908年改修
備考:国登録有形文化財

11.永濱邸

永濱邸

永濱邸は、旧青梅街道をさらに東に進んだ角地に建つ昭和期の木造2階建ての住宅です。
木造建築の表面にモルタルによる意匠を施したいわゆる看板建築である建物は、窓の上の三角形の庇や角部の円柱風のデザイン、側面の路地に向かってぐるりとまわるコーニスなどの見ていて楽しい看板建築の要素が凝縮しています。
東側の路地からはモルタルから木に外装が切り替わる継ぎ目や、正面と同じくモルタルで仕上げられた背面を見ることもできるので訪れた際はぐるりと裏手にまわってみてみるのもオススメです。

永濱邸

所在地:東京都青梅市西分町1-110
アクセス:青梅駅より徒歩約9分
竣工:昭和初期
備考:東京都選定歴史的建造物

12.シネマネコ(旧都立繊維試験場)

大正時代から昭和にかけて織物の街として栄えた青梅では、市街地の南東エリアに今も組合施設や工場が残されています。

シネマネコ

こちらのシネマネコは、青梅の織物産業の発展の中心的な役割を担っていた青梅織物工業協同組合の旧都立繊維試験場を改修した映画館です。
昭和初期に建てられた建物の外観は淡いブルーの下見板張りの外壁や玄関部分の小さなペディメント風の屋根が特徴の洋風建築ですが2021年に大規模なリニューアルが行われ、映画館兼カフェとして生まれ変わりました。
木造トラスによる大空間を活かしたり、漆喰壁の下地材を壁材として再利用するなど古い建物の素材や構成を活用しつつも、新たな建築として再解釈・再利用する視点でリデザインされているのが大きな特徴。

シネマネコ

併設のカフェではオリジナルメニューのドリンクや軽食が味わえるのですが、このカフェも大開口から自然光が降り注ぎ閉じたシアターと対比的なデザインとなっているのが面白いところ。
新旧そして明暗それぞれの要素が引き立つ空間で映画体験ができる、青梅のイチオシスポットです。

改修設計:池上建築設計+武藤一級建築士設計事務所
所在地:東京都青梅市西分町3-123-3
アクセス:青梅駅より徒歩約15分
竣工:昭和初期(2021年改修)
備考:国登録有形文化財
2021年度グッドデザイン賞

敷地内には同時代に建てられた織物関連施設がいくつか残されています。

■青梅織物工業協同組合 本館
こちらの青梅織物工業協同組合本館は、1940年に建てられた織物工業協同組合の事務所建築です。

本館

木造2階建ての寄棟屋根の建物は無駄のない端正なデザインとなっていて、その分エッジのラインや整然と並ぶ開口部のシンプルな美しさが際立ちます。

本館

所在地:東京都青梅市西分町3-123
アクセス:青梅駅より徒歩約15分
竣工:1940年(1963年増築)
備考:国登録有形文化財

■青梅織物工業協同組合 旧織物加工工場
こちらの青梅織物工業協同組合 旧織物加工工場は、旧都立繊維試験場と同時期に建てられた木造平屋建ての工場です。

4つの屋根が連続する大きな鋸屋根は、北側から安定した自然光を取り込む為のものですが近くで見ると迫力満点。
織物の街として発展した青梅の産業史を伝える貴重な建築遺産です。

所在地:東京都青梅市西分町3-123
アクセス:青梅駅より徒歩約15分
竣工:昭和初期
備考:国登録有形文化財

青梅織物工業協同組合

他にも旧ボイラー室をはじめいくつかの建物が地域の施設として活用されています。

13. ダイニング&ギャラリー繭蔵(青梅織物工業協同組合 旧発券倉庫)

青梅織物工業協同組合でもうひとつ見逃せないのが、本館やシネマネコから道路を挟んで向かいに建つダイニング&ギャラリー繭蔵です。

こちらの繭蔵は元々倉庫として建てられた2階建ての石蔵で、大谷石積みの重厚な外観と切妻屋根が特徴の建物となっています。
現在は1階がレストラン、2階がギャラリーとして利用されていて、特に週末は多くの人で賑わう人気スポットになっています。
レストランでは旬の野菜を中心に栄養バランスも考えられたこだわりのナチュラルメニューを味わえるオススメのグルメスポットです。

所在地:東京都青梅市西分町3-127-6
アクセス:青梅駅より徒歩約15分
竣工:昭和初期
備考:国登録有形文化財

14.勝沼公会堂

勝沼公会堂

勝沼公会堂は、青梅市勝沼の線路沿いに建つ木造平屋建ての公会堂です。
木造下見板張りの小さな建物ですが、地域の集会場らしく親しみやしい古き良き近代建築の雰囲気が素敵です。
正面のガラリや側面の開口にみられる六角形の開口や、場所ごとに切り替わる水平ラインと垂直ラインの組み合わせなどよくみると面白いデザインが満載の建築でもあります。
派手さはないですが、地域の日常を支えてきた建築が現在も街中に残っていることに出会えるのが青梅の建築巡りの面白さでもあります。

勝沼公会堂

所在地:東京都青梅市勝沼3
アクセス:青梅駅より徒歩約16分
竣工:昭和初期

15.旧宮崎家住宅

最後に紹介する旧宮崎家住宅は、多摩川沿いに広がる釜の淵公園に建つ農家住宅です。
江戸時代後期に建てられた建物は元々は現在の青梅市成木にありましたが、1970年代後半に現在地へ移築復元されました。
内部は江戸時代によく用いられた広間型の間取りを残している他、茅と杉皮を組み合わせたこの地域独特の屋根も特徴となっていて、江戸時代の農家建築を現代に伝えています。

所在地:東京都青梅市駒木町
アクセス:青梅駅より徒歩約15分
竣工:江戸時代後期(1979年移築復元)
備考:国重要文化財

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