渋谷駅は、常に工事をしながら整備・拡張している駅舎でもありますが、著名な建築家のデザインした建築を一挙に見られる建築スポットでもあります。

例えばJRのハチ公口のファサードデザインは隈研吾氏によるもの。
巨大な広告で半分隠れてしまっているのが少し残念ですが、ガラスのファサードに雲の写真がプリントされていて、駅内部を透過したり、空を反射したりと不思議な風景をつくりだしています。

東京メトロの東急線の改札を入ると安藤忠雄氏がデザインした卵状の空間が広がります。
宇宙船の中に入るような丸いコンクリートのエントランスは、近未来的でもありながら、太古の昔につくられた遺跡に入るような不思議な感覚を呼び起こしてくれます。

渋谷駅の建築で一際注目なのは、2020年に竣工した東京メトロ銀座線の駅舎です。
こちらの駅舎は内藤廣氏がデザインに参加していて、巨大な生物の中に入り込んだようなM字のフレームは今まで見たことのない不思議なホームとなっています。
この他にも井の頭線のホームを内包した渋谷マークシティでは、岡本太郎氏の復元された巨大壁画「明日の神話」がみれるなど、渋谷駅は建築好き・アート好きにはたまらないスポットとなっています。
設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所、隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所、内藤廣/内藤廣建築設計事務所、日本設計、東急設計コンサルタント、東急建設ほか
所在地:東京都渋谷区
竣工:2003年、2008年、2020年



