
三番町彌生館は、千鳥ヶ淵に建つ地上7階地下1階建てのオフィスビルです。
陰翳豊かな褐色タイルの外観の建物は、中央にエレベータやトイレといったコアをまとめ、コアの4周に執務室を配置した構成が特徴です。
建物の裏手には宮内庁の分室の豊かな自然が広がっていて、中央にコアを凝縮することでそれらの緑を建物内部巧みに取り込んでいるのも注目ポイントの1つ。
整形に並べられた開口部の上に見える屋上の樹木はその向こうに広がる千鳥ヶ淵と皇居の巨大な緑を予感させるデザインになっているのも面白いです。
ちなみに建物1階に入る小川美術館はArchitect 5が手掛けていて、外観同様に格式を感じる内装や、陰翳豊かな内部空間などが魅力の隠れた名美術館となっています。

設計:竹中工務店+Architect 5(小川美術館)
所在地:東京都千代田区三番町6-2
アクセス:半蔵門駅より徒歩約7分、九段下駅より徒歩約7分
竣工:1986年



