
求道会館は、明治時代から昭和初期に活動した僧侶 近角常観がその教えを広める場として建てた地上2階建ての建物です。
ヨーロッパ留学での体験と西洋の教会のあり方に影響を受けた近角の依頼で建てられた建物は、同じくヨーロッパへの留学で西洋建築を学んだ建築家の武田五一が設計を手掛けました。
煉瓦造りの建物の中に足を踏み入れると、長椅子が並ぶ教会のような行動が広がり、さらにその奥には和式の六角堂が埋め込まれているのがとてもユニークです。
西洋の空間構成を下敷きにしつつ、日本の伝統的な建築様式やモチーフを織り込むように融合させた建築は、独特でありながらそれぞれの要素が調和していて、心の拠り所となるような宗教空間が形つくられています。


設計:武田五一
所在地:東京都文京区本郷6-20-5
アクセス:東大前駅より徒歩約6分
竣工:1915年
備考:東京都指定有形文化財
毎月一般公開イベントあり。詳細は公式HP等を確認


