
比留間歯科医院は、1923年の関東大震災の復興期である1929年に建てられた木造洋風の歯科医院です。
当時の院長であった比留間作次郎氏自らが設計した建物は、今から100年近く前に建てられたというから驚きですが、現在でも現役で使われているというからさらに驚きます。
下見板張りの上から銅板を巻き付けた外壁は、銅板屋根と調和しながら鈍い光を発しています。
黒い銅板と白塗りの木材のコントラストや、限られた敷地の中でも立体的に部材を組み合わせることで生まれる陰影など、見どころ満載の建物です。

ちなみに塀のメッシュが取り付けられた開口は、元々は樹木がはみ出ていた跡。昔訪れた時には切り株が顔を出していましたが、今は完全に撤去されてしまったようです。
設計:比留間作次郎
所在地:東京都台東区東上野4-1-5
アクセス:上野駅より徒歩約4分
竣工:1929年



