代々木八幡周辺で建築巡り!おススメの名建築8選を紹介【東京代々木八幡】

建築巡りまとめ

こんにちは。建築好きのやま菜です。
今日は代々木八幡周辺の建築巡りをしてきましたので、私が建築巡りで出会った建築について紹介したいと思います。
実は代々木八幡駅周辺は有名建築家の作品や最新の注目建築が点在する建築パワースポットでもあるのです。
建築巡りをしていると、1本裏の通りを歩いていれば面白い建築に出会えたのにといったことや、知らないとつい見過ごしてしまう名建築があったという経験も少なくありません。

今回の記事では代々木八幡駅周辺の注目建築を8つに厳選して紹介しますので、建築巡りや建築鑑賞のガイドにしてもらえればと思います。

【こんな人におすすめ!】
・代々木八幡周辺にある名建築について知りたい
・代々木八幡駅周辺で建築巡りをする際のガイドにしたい
・建築に興味があって、いろいろな建築について知りたい

1.線路脇のコンプレックス(坂茂)

最初に訪れたのは代々木八幡駅すぐの線路沿いに建つ商業・オフィス・住宅の複合施設「線路脇のコンプレックス」です。
設計したのはプリツカー賞受賞や紫綬褒章を受賞している建築家坂茂氏によるもので、今や日本を代表する建築家といえる坂氏の比較的初期の建築を見ることができました。
坂氏といえば「紙の建築」が有名ですが、こちらの作品はコンクリートの格子状の外装が特徴的な建築です。
コンクリート格子によって囲まれた空間は建築と街との間の干渉帯となっていて、建築と都市の両方が合わさる不思議な空間を味わえます。

設計:坂茂
所在地:東京都渋谷区元代々木町4-6
アクセス:代々木八幡駅徒歩3分、代々木公園駅徒歩5分
竣工:1992年

2.アンビデックス本社ビル(照井信三建築研究所)

線路脇のコンプレックスから数分歩いたところにあるのはアパレルブランドアンビデックスの本社ビルです。
地下から一階まである堅牢なコンクリート部分と上階に乗るガラスと鉄骨の軽快な構造体の対比が面白い建築です。
ガラスの上部は軽やかで空に溶け込むと思いきや、しっかり街に対して自己主張をしていているところに90年代らさしを感じます。
下層部はコンクリートの通路の先に明るい内部が見えるのがなんとも美しくて印象的でした。

設計:照井信三建築研究所
所在地:東京都渋谷区元代々木町23-8
アクセス:代々木八幡駅徒歩5分、代々木公園駅徒歩7分
竣工:1997年

3.代々木の杜パークマンション(横河設計工房)

代々木の杜パークマンションは代々木八幡神社の裏手の住宅地に建てられた総戸数18戸、4階建て集合住宅です。
三井不動産が建築家とコラボしてつくる企画型マンションの一つとして建てられ、柱や梁のない床壁構造によって形そのものの美しさが際立っています。
設計者の横河健氏は日比谷公園の角地にある「日比谷公園前派出所」の設計者としても知られますが、日比谷公園前派出所と同じように単純な面によって抽象化された彫刻のようなデザインが素敵な建築です。
1階にある廊下状の通路は時間によって日の光の陰影が変化してとても美しかったです。

設計:横河設計工房
所在地:東京都渋谷区代々木5-35-8
アクセス:代々木八幡駅徒歩5分、代々木公園駅徒歩7分
竣工:1998年

4.在日ブルガリア大使館(丹下健三都市設計研究所)

在日ブルガリア大使館は閑静な住宅街の傾斜地に建つ大使館で、設計は戦後日本を代表する建築家丹下健三によるものです。
壁式ラーメン構造による塊感のあるボリュームが、上階に行くにつれて前にせり出す構成が特徴的な建築です。
大きな白いボリュームが迫ってくる迫力感がありつつも、不思議と圧迫感がないのはボリュームが分節しているからで、住宅地になじみつつ独特な品の良さを醸し出しています。
すぐ隣には銀座倭寇の設計者としても知られる渡辺仁氏の設計した公邸が建てられているので併せてみておきたいです。

設計:丹下健三都市設計研究所
所在地:東京都渋谷区代々木5-33-5
アクセス:代々木八幡駅徒歩5分、代々木公園駅徒歩7分
竣工:1974年

5.Sirocco(芦原太郎建築事務所)

Siroccoははるのおがわコミュニティパーク沿いに建つ食品会社の事務所建築です。
コンクリートの構造体や屋上にある噴霧器と彫刻から見学前はメカっぽい印象を抱いていましたが、実際に訪れてみると道路に渡欧するようにカーブする外装や吹き抜け階段が優しい印象で目前の公園の木々とうまくマッチしているのが面白かったです。
1階はフレンチレストランにもなっているので、建築見学で疲れたら立ち寄ってひと休憩するのもよいと思います。

設計:芦原太郎建築事務所
所在地:東京都渋谷区代々木5-63-10
アクセス:代々木八幡駅徒歩8分、代々木公園駅徒歩8分
竣工:1992年

6.はるのおがわコミュニティパーク公衆トイレ(坂茂)

代々木深町小公園公衆トイレは日本財団が渋谷区で実験的に実施しているTHE TOKYO TOILETプロジェクトの第一弾の公衆トイレです。
第1弾では5つのトイレが先行してオープンしましたが、このトイレの設計は最初に紹介した「線路脇のコンプレックス」の設計者でもある坂茂氏によるものです。
都の特徴は何といってもた鍵を締めると不透明になるガラスで作られた外壁で、今までの公衆トイレのイメージを覆す明るく清潔で美しい建築が目指されています。
最初はちょっと入るのに勇気がいりますが、これから公衆トイレのイメージが変わっていきそうな挑戦的なデザインに注目です。

設計:坂茂
所在地:東京都渋谷区代々木5-68-1
アクセス:代々木八幡駅徒歩8分、代々木公園駅徒歩8分
竣工:2020年


↑坂茂氏について詳しく知りたい人へのおすすめ書籍!坂茂氏と慶應SFC坂茂研究室の20の活動を紹介した本です。
「Voluntary Architects’ Network──建築をつくる。人をつくる。」

7.代々木深町小公園公衆トイレ(坂茂)

はるのおがわコミュニティパークのすぐ隣の深町小公園にはもう一つ坂氏による代々木深町小公園公衆トイレが建てられています。
はるのおがわコミュニティパークのトイレが青・緑系のガラス色だったのに対して、こちらのトイレは赤・黄色の暖色系です。これは公園内の遊具の色を意識したもので実際に訪れてみると実によくマッチしているのに感心します。
また、2つの公園のトイレを併せてみることで、公園の連続性も感じられて面白いです。
ちなみに2021年にはすぐ近くに伊東豊雄氏によるトイレもオープン予定ですので、今から完成が楽しみです。

設計:坂茂
所在地:東京都渋谷区富ケ谷1-54-1
アクセス:代々木八幡駅徒歩5分、代々木公園駅徒歩3分
竣工:2020年

8.トンネル住居(横河設計工房)

最後に紹介するトンネル住居は3つ目に紹介した代々木の杜パークマンションや新橋駅前の「光の交番」や日比谷公園の一角にある「日比谷公園前派出所」などを設計した建築家横河健氏の自邸です。
横河健氏がまだ20代の頃に設計した建築ですが、木々の中に静かに佇む姿は若き建築家が設計したとは思えないような成熟さと品のよさが漂っています。
両脇のコンクリートの壁の間をトンネルと名付けて内部をフレキシブルに変えられるような作りになっているそうですが、個人住宅ということでさらっと外観の見学のみとなりました。

設計:横河設計工房
所在地:東京都渋谷区代々木
アクセス:代々木八幡駅徒歩2分、代々木公園駅徒歩4分
竣工:1978年


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本当に楽しくてわかりやすいので是非チェックしてみてください

いかがでしたでしょうか。
代々木八幡は閑静な住宅街や東京の中に残る豊かな緑が特徴的な場所ですが、建築もとても品が良くて興味深いものばかりでした。
THE TOKYO TOILETプロジェクトによっても益々注目される場所となった代々木八幡ですが、来年は伊東豊雄氏のトイレも新設されるので今後も折を見て訪れてみてレポートしたいと思います。



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