代田橋で建築巡り!おススメの名建築8選を紹介

今日は東京の代田橋駅周辺で建築巡りをしてきましたので、そこで出会ったおススメの建築をレポートしたいと思います。
代田橋と言えば新宿から数駅のところにあるちょっとマイナーなイメージの駅ではありますが、閑静な住宅街の中には個性的な建築や見応え抜群の建築が盛り沢山でした。
いったいどんな建築と出会ったのか、早速紹介していきたいと思います。

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1.ラポルタ和泉(梵寿綱)

代田橋の建築といえば建築マニアの間では有名な梵寿綱(ぼんじゅこう)氏による2つの集合住宅が思い浮かぶという人も多いのではないでしょうか。
梵寿綱氏は規格化や工業化が進む現代社会や建築に真っ向から反対して、作り手の個性や情念のこもった作品を数多く生み出している建築家です。

まず最初に訪れたラポルタ和泉(和泉の門)は地上5階地下1階建ての集合住宅ですが、住宅街を歩いていると目に飛び込んでくる巨大なペガサスにまずは度肝を抜かれます。
正面にまわるとさらに驚きで、エントランスの巨大なビーナスをはじめ、まさに梵寿綱ワールドが全開の建築を楽しめます。
見所はインパクトのある外観の装飾だけでなく、梵寿綱氏の定番の天から降り注ぐ吹き抜けや職人さんの手作業による細かい装飾などいくら見ても見飽きないデザインをたっぷり堪能できます。

設計:梵寿綱
所在地:東京都杉並区和泉1-4-8
アクセス:代田橋駅徒歩約5分
竣工:1989年

2.マインド和亜ビル(梵寿綱)

ラポルタ和泉から少し歩いたところに建つマインド和亜ビル(舞都和亜)も地上5階地下1階建ての集合住宅でです。代田橋では梵寿綱氏の建築を一挙に2つも見ることが出来る超お得なエリアなのです。
こちらのマインド和亜ビルも壁面の立体装飾や門扉の個性的なモザイクタイル張りなどに、その魅力がたっぷり凝縮されていていくら見ていても飽きない魅力があります。
どこか知らない魔窟に入り込むようなちょっとした恐ろしさと好奇心に溢れた建築は、正に唯一無二の建築と言えます。

また、マインド和亜ビルには梵寿綱氏の建築には珍しく1階にはデイリーヤマザキが入っていて、普段はなかなか入れない梵寿綱建築の内部にもちょっとだけ足を踏み入れることが出来るのも注目ポイントです。

設計:梵寿綱
所在地:東京都杉並区和泉2-27-27
アクセス:代田橋駅徒歩約7分
竣工:1992年

3.セドール笹塚(青木茂)

セドール笹塚は1970年代に建てられた古い共同住宅のリファイニング(再生)建築です。
リファイニング建築は設計者である青木茂氏の造語で、青木氏は検査済証もないような古い建築を調査・分析した上で大胆に生まれ変わらせる名手でもあります。
実は正面の大開口や、開口越しに見える立体的な階段も今回の改修によって新たに設けられたもので、その手腕が遺憾なく発揮されていることに注目の建築です。

設計:青木茂/青木茂建築工房
所在地:東京都杉並区方南1-2-12
アクセス:代田橋駅徒歩約6分
竣工:2015年

4.ピッコロ・チェドロ(菊竹清訓)

続いて紹介するのは、代田橋の駅を反対側に渡ってすぐのところに建つ地上6階の集合住宅ピッコロ・チェドロです。
この建築を手掛けたのは東京都江戸東京博物館や都城市民会館の設計者などでも知られる建築家の菊竹清訓氏
知らないとまさか菊竹氏の建築とは気づきませんが、上層部を宙に浮かして大きく張り出した構成や、都城市民会館を思わせる工業製品を組み合わせたデザインなど、建築好きとしては思わずニヤリとしてしまいます。

設計:菊竹清訓
所在地:東京都世田谷区大原2-18
アクセス:代田橋駅徒歩約2分
竣工:1997年

5.東京都水道局 和田堀給水所(東京市水道局)

代田橋の名建築として見逃せないのはこちらの東京都水道局 和田堀給水所です。
まるでコロシアムのような建物は、まるで映画を観ているような大迫力で迫ってくる圧巻の建築です。
昔近所に住んでいたこともあって個人的にも思い出深い建築で、桜の名所でもある隣接する道路には、春には桜吹雪が舞ったり、夏には蔦がモリモリと育ったり、冬には雪化粧をした姿を見ることができます。

設計:東京市水道局
所在地:東京都世田谷区大原2-30
アクセス:代田橋駅徒歩約2分
竣工:1924年

6.松原のアトリエ(ESPAD環境建築研究所)

松原のアトリエ

続いて訪れた松原のアトリエも近所に住んでいた時に何度も前を通りかかっていた設計事務所のアトリエ建築です。
正面はアールのかかったやわらかな屋根と、一段下がったピロティによって街に対して優しい印象を受けますが、側面を見ると想像以上に南北に長い敷地に建っていることに驚きます。
内部は建物の中間に設けられた中庭や各所に設けれたトップライトによって外部と応答するようにデザインされていて、都心の住宅街の中に豊かなオフィス環境をつくり出しています。

松原のアトリエ

設計:ESPAD環境建築研究所
所在地:東京都世田谷区松原1-2-5
アクセス:代田橋駅徒歩約5分
竣工:1989年

7.柳澤家住宅主屋(伊東安兵衛)

柳澤家住宅_主屋

環七通りを一本入ったところに建つ柳澤家住宅は戦後間もなく建てられた邸宅です。
設計を手掛けた伊東安兵衛氏は民芸建築の名手で、戦後間もない時期にもかかわらず限られた材料を丁寧に組み合わせた邸宅は一見の価値あります。
外観だけでなくイベントの際には内部まで見学できるのもうれしいポイント。さらに、様々な樹木や四季折々に変化する草花が生い茂る庭園も見どころが満載で、まるでタイムスリップしたかのような別世界を楽しめる隠れた注目スポットです。

柳澤家住宅_主屋
柳澤家住宅_庭園

設計:伊東安兵衛
所在地:東京都世田谷区大原1-1176
アクセス:代田橋駅徒歩約5分
竣工:1951年(1979年改修)
備考:登録有形文化財

8.矢田ビル(林賢次郎)

最後に訪れた矢田ビルは、環七通りと井の頭通りの交差点に建つ地上7階のオフィスビルです。
設計者の林賢次郎氏は、丹下健三の元で数々の建築を手掛け、独立後は以前このブログでも紹介した池袋の二又派出所を設計したことでも知られる建築家。
バルコニーや階段といった通常は裏に隠してしまいがちな要素にちょっとした造形操作や色を加えることで魅力的なデザインに仕上げていることに注目の建物です。

設計:林賢次郎/林賢次郎・建築設計事務所
所在地:東京都世田谷区大原1-27
アクセス:代田橋駅徒歩約5分
竣工:2000年

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