有明で建築巡り!おススメの名建築12選を紹介【東京有明】

こんにちは。建築好きのやま菜です。
今日は東京都江東区の有明で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築について紹介したいと思います。
1990年代から急激に開発が進む有明はバブル期から東京オリンピックまで国家規模のプロジェクトによってその風景が変わってきた街でもあります。
他の街では考えられない大規模建築や記念碑的な建築が目白押しの有明建築の世界に、一緒にトリップしていきましょう!

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1.東京ベイ有明ワシントンホテル(安井建築設計事務所)

まず初めに訪れたのは有明駅を出て目の前に建つ東京ベイ有明ワシントンホテルです。
東京ビッグサイトをはじめた有明の展示施設や商業施設を訪れる人も見込んで建てられた建物には800室を超える宿泊施設や商業施設・オフィスが複合的に計画されています。
建物の巨大な壁面は都心のホテルでは珍しく湾曲するデザインとなっていて、伸びやかで動きのある印象を受けます。有明側からは大きなボリュームに見えますが、見る方向によってはこんな形の建物だったかと驚かされる形となっていて、派手さはないですが面白い発見を秘めている建築です。

設計:安井建築設計事務所
所在地:東京都江東区有明3-7-11
アクセス:ゆりかもめ有明駅徒歩2分、りんかい線国際展示場駅徒歩2分
竣工:2012年

2.財団法人癌研究会有明病院(丹下健三・都市・建築設計研究所+清水建設)

続いて訪れた財団法人癌研究会有明病院は有明駅のすぐ目の前の敷地に建つ地上12階地下2階の病院で、その名の通り癌治療に特化した専門病院です。
一見して地味な外観にも見えますが、高度かつ複雑な機能をうまく集約してまとめ上げていて、竣工から15年に渡って日本のがん治療の拠点の一つとして先進医療の実践を支えてきました。
病院として奇をてらったプランニングをしている訳ではないですが、病院というよりはリゾートホテルのようにも見えるスタイリッシュでスマートなデザインはさすが、丹下健三・都市・建築設計研究所が手掛けてただけあると思わせてくれるデザインとなっています。
丹下健三氏が亡くなった2005年に竣工しているのでどこまで設計に関わったかはわかりませんが、丹下氏の遺作一つとして是非見ておきたい建築です。

設計:丹下健三・都市・建築設計研究所+清水建設
所在地:東京都江東区有明3-8-31
アクセス:ゆりかもめ有明駅徒歩2分、りんかい線国際展示場駅徒歩3分
竣工:2005年
備考:2006年 医療福祉建築賞 受賞

3.東京ビッグサイト(佐藤総合計画)

東京ビッグサイト(東京国際展示場)は言わずも知れた日本最大級のコンベンション・センターです。
空中に逆向きに浮かぶ四角錐の外観は遠目で見てもハッキリとその形を視認することが出来きて、一度見たら忘れられないインパクトがあります。
コンペの提案時は今よりもさらに空中高く見浮かぶデザインでしたが紆余曲折を経て現在の高さに落ち着いたそうです。
大胆かつ大味な形のイメージが先行する建物ですが、近づくと巨大な鳥居のようでもあり、空中都市のようでもありいろいろなイメージを想起させられるのも面白い建築です。

設計:佐藤総合計画
所在地:東京都江東区有明3-11-1
アクセス:ゆりかもめ東京ビッグサイト駅徒歩2分、りんかい線国際展示場駅徒歩4分
竣工:1995年
備考:第38回BCS賞

4.東京ファッションタウン(丹下・日本・山下設計監理共同企業体)

東京ファッションタウンは東京ビッグサイト駅に直結し、通商産業省の「ファッションタウン構想」により建てられた商業施設、オフィス、貸ホール等からなる複合施設です。
設計を行ったのは日本を代表する建築家である丹下健三氏で、斜めに聳え立つ壁面は建築というよりも都市のスケール感を感じさせます。
巨大なスケールの外観を見ながら近づいてみると、斜めの壁面の下部はまるで軒下の縁側のような空間になっていて、建物と都市のバッファーゾーンとして魅力的な空間が続いています。
内部の巨大な吹き抜けは圧巻で、建築というよりは東京湾に停泊する巨大な船舶のような印象も受けます。業績悪化の為に民事再生手続きが行われるなど苦難の道のりを歩んできた歴史がありますが、今の日本国内ではめったに見ることが出来ない豪勢でビックスケールの空間が体験できます。

設計:丹下・日本・山下設計監理共同企業体
所在地:東京都江東区有明3-6-11
アクセス:ゆりかもめ東京ビッグサイト駅徒歩1分、りんかい線国際展示場駅徒歩2分
竣工:1996年

5.K-museum(渡辺誠/アーキテクツオフィス)

K-museumはファッションタウンから臨海副都心シンボルプロムナード公園を西にほどなく歩いたところにあるミュージアム兼モニュメントで、有明の地下にある共同溝に関する展示施設と見学通路で構成されています。
建築というよりは土木構築物のようでもあり、宇宙船のようでもあり、何かの装置のようでもある外観は、何か人知を超えた不思議な存在感を放っています。
オープンから5年で閉館となり、以降20年に渡って閉鎖されているので今や本当に純粋なモニュメントとなっているのも面白く、有明を訪れた際には一見の価値のある建築です。
外部に設けられた草のようなカーボンファイバーは電灯が仕込まれていたそうですが、現在は点灯することなく風に揺れているのが印象的でした。

設計:渡辺誠/アーキテクツオフィス
所在地:東京都江東区有明3
アクセス:ゆりかもめ有明駅徒歩7分、りんかい線国際展示場駅徒歩7分
竣工:1996年
備考:1996年 JCDデザイン賞 優秀賞 受賞
   1997年 東京建築賞 受賞
   1997年 都市景観大賞 受賞 他

6.有明清掃工場(長倉康彦+小林克弘/デザインスタジオ+竹中工務店)

有明清掃工場は有明の西エリアに建つ巨大な清掃工場です。
ごみ処理施設といえば周囲から避けられがちな代表施設ですが、見る角度によってさまざまな印象を持たせるスタイリッシュな外観や時計塔の役割も持つ煙突によって景観への配慮が試みられています。
巨大建築のボリュームを上手く生かした大胆な造形やカラーリングによってまさにカッコいい清掃施設を体現していて、デザイン的にも見ごたえがあります。
地下に埋設されたバキューム管路を通じて、周囲の施設からのごみを集積するなど、技術的にもワクワクするような仕様が満載の建築です。

設計:長倉康彦+小林克弘/デザインスタジオ+竹中工務店
所在地:東京都江東区有明2-3-10
アクセス:ゆりかもめ有明駅徒歩6分、りんかい線国際展示場駅徒歩5分
竣工:1994年
備考:第36回BCS賞

7.有明スポーツセンター(現代建築研究所)

有明スポーツセンターは有明清掃工場の隣に建つ運動施設で、体育館や温水プール、ホールや展望台などの機能が複合的に組み込まれている建築です。
主に宇宙船のような体育館棟とかまぼこ状のプール棟などで構成されていて、隣接する有明清掃工場の排熱を利用して運用されています。
東京ビッグサイトがガラスの筒に逆三角形だったのに対して、こちらの建物はガラスの筒に円形のヴォリュームが乗っているという対比も見どころの一つ。有明にはかなり大胆な形態の建物が多いですが、90年代に建てられたこれらの建築が合わさって有明らしい景観を生み出しているのも面白いですね。

設計:現代建築研究所
所在地:東京都江東区有明2-3-5
アクセス:ゆりかもめ有明駅徒歩6分、りんかい線国際展示場駅徒歩5分
竣工:1996年


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