秋葉原で建築巡り!建築好きがおススメする名建築15選【東京秋葉原】

今日は東京の秋葉原周辺で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築について紹介していきたいと思います。
秋葉原と言えば電気街やオタクカルチャーの発信地としてのイメージが強いですが、実は建築の視点で見ると近代に建てられた歴史遺構からバブル期の名作、最新の現代建築まで幅広く点在する建築パワースポットでもあります。
今回はそんな秋葉原建築についてたっぷりと紹介したいと思いますので建築巡り・街歩きの参考・バーチャル建築巡りとして楽しんでいただければと思います。

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1.秋葉原ダイビル(鹿島建設)

秋葉原ダイビル

まず初めに訪れたのが、秋葉原の再開発の先陣を切って建てられた秋葉原ダイビルです。
地上31階、高さ約147mの建物は1、2階をカフェやコンベンションホール、5階から15階を産学連携フロア、16階から30階までがオフィスとなっています。
戦後のヤミ市より発展し、近年はオタクカルチャーの発信地として知られる秋葉原を、ITオフィスの街として変革するきっかけとなった建物です。
上層部を大きく持ち上げたようなデザインによって周辺の各環境とつながりが生まれるようにデザインされていて、まさに新ITタウン秋葉原のゲートのような役割を担っている建物です。

秋葉原ダイビル

設計:鹿島建設
所在地:東京都千代田区外神田1-18-13
アクセス:秋葉原駅徒歩約1分
竣工:2005年

2.秋葉原UDX(NTT都市開発+NTTファシリティーズ+鹿島建設株+日総建)

秋葉原UDX

秋葉原ダイビルとデッキで連続するように建てられた秋葉原UDXは秋葉原再開発の中核施設にして象徴のような建物です。
16万㎡を超える都内でも屈指の巨大ビルはCultural Generator=文化的発電装置をコンセプトにデザインされていて、これまでの秋葉原の歴史やカルチャーを継承しつつ新たな都市文化を創り出ことが期待されています。
Cultural Generatorのコンセプトを具体化するための電気的情景というキーワードを設定し、建物を行きかう人を電子回路の基板になぞらえたり、デジタルテクノロジーをフル活用した外装やエントランスとなっていたりと面白い仕掛けが満載です。

秋葉原UDX

また、1階に入るスーパーマーケット福島屋秋葉原店は建築家の長坂常氏が内装デザインを手掛けたスタイリッシュな店舗となっていて、建築好きは必見のスポットとなっています。

秋葉原UDXの福島屋 秋葉原店

設計:NTT都市開発+NTTファシリティーズ+鹿島建設株+日総建
福島屋秋葉原店設計:長坂常/スキーマ建築計画
所在地:東京都千代田区
アクセス:秋葉原駅徒歩約2分
竣工:2006年(秋葉原UDX)、2017年(福島屋秋葉原店)
備考:2007年度グッドデザイン賞
公式HP:http://udx.jp/

3.2k540 AKI-OKA ARTISAN(交建設計)

続いて訪れたAKI-OKAは、その名の通り東京の秋葉原~御徒町駅間の高架下を活用した複合施設です。
かつて伝統工芸職人の街だった歴史を新たな形で受け継くごとをコンセプトに、高架下の空間には「ものづくり」をテーマにしたお店を中心に約50もの店舗が建ち並びます。
高架下に集まる小さな店舗は、まるで高架を一つの屋根に見立てて、その大きな屋根の下にみんなが集っているようでもあります。
古き良き時代の雰囲気と現代の雰囲気が融合した空間は一見の価値ありです。

AKI-OKAについてはこちらの記事で詳細にレポートしていますので、興味のある方は是非合わせてご覧ください。
詳細記事
・新高架下AKI-OKAがスゴい!建築好きが見どころを徹底レポート【東京秋葉原】

設計:交建設計
所在地:東京都台東区上野5-9他
アクセス:秋葉原駅徒歩約6分、御徒町駅徒歩約4分
竣工:2010年~2019年
共有通路開放時間:10:00~20:30
定休日:水曜日

4.Zigzagビル(鹿島建設)

続いて訪れたのは秋葉原の電気街の中央通り沿いに建つZigzagビル(ヒューリック秋葉原中央通りビル)です。
まさにジグザグに傾くように見え隠れする構造体が特徴的なこのビルは、混然とした広告群がひしめく秋葉原の中央通りにおいて建築単体で広告体としての役割を担っているようでもあります。
地上部は2つの道路を通り抜けられるように計画されているのも特徴で、ビルの足元に人々が吸い込まれていくように行きかう光景が面白かったです。
再開発が進み、スマートな建物が増えていく秋葉原において、単純な驚きとワクワク感をもたらしてくれる建物に注目です。

設計:鹿島建設
所在地:東京都千代田区外神田1-13-3
アクセス:秋葉原駅徒歩約3分
竣工:2009年

5.万世橋(東京市)

中央通りを南下したところにある万世橋は関東大震災の復興期の1930年につくられた橋です。
秋葉原エリアには昭和初期につくられた古橋がいくつか残っていますが、この橋はそのうちの1つ。
元々この橋の先には甲武鉄道の始発駅である万世橋駅が建てられていて、東京駅の設計者である辰野金吾氏が手掛けた赤煉瓦造りの駅舎を中心に大きな賑わいを見せていました。
元々の煉瓦の橋から石とコンクリートの橋に架け変わってから約90年。今もひっそりとその歴史を刻む橋も今や貴重な歴史遺構です。

ちなみに旧万世橋駅は2013年に大整備がなされ、mAAch ecute(マーチエキュート)神田万世橋として生まれ変わりました。mAAch ecute神田万世橋については以下の記事で詳しくレポートしていますので、興味のある方は是非合わせてお読みください。
詳細記事
・マーチエキュート神田万世橋がスゴい!近代遺構を活用した商業空間を徹底レポート【東京秋葉原】

設計:東京市
所在地:東京都千代田区外神田1・神田須田町1
アクセス:秋葉原駅徒歩約3分
竣工:1930年
備考:東京都選定歴史的建造物

6.松住町架道橋(鉄道省)

万世橋から西へほどなくのところに建つのが1932年に復興計画の一環として建てられた松住町架道橋です。
当時両国駅を始発とする総武本線を御茶ノ水駅まで延長する計画の中で架けられた橋は、日本の鉄道橋としては初となるタイドアーチと呼ばれる形式の橋です。
通常のアーチ橋は御茶ノ水の聖橋のように橋の盤面の下部にアーチがきますが、タイドアーチでは橋の上部に円弧のアーチが来るのが特徴です。
緑色の迫力ある架構は。今やこのエリアのランドマークにもなっていいます。

神田川から見た松住町架道橋

歴史ある近代の橋が多く残る秋葉原・神田エリアの橋ですが、一度神田川を船で巡るクルージングツアーに参加した時もひと際参加者の注目を浴びていました。

設計:鉄道省
所在地:東京都千代田区外神田1・2
アクセス:秋葉原駅徒歩約5分
竣工:1932年

7.昌平橋(小池啓吉/東京市)

秋葉原の古橋として最後に紹介するのが松住町架道橋からすぐの頃に掛かる昌平橋です。
すぐ近くに建つ湯島聖堂は、江戸時代に昌平坂学問所としてスタートしたことでも知られていますが、その昌平から名をとって架けられたのが昌平橋のはじまりだそうです。
現在の橋は初代の橋から少し場所を移して架けられた2代目の橋。万世橋、松住町架道橋と合わせて昭和初期の記憶を継承する貴重な歴史遺構となっています。

設計:小池啓吉/東京市
所在地:東京都千代田区外神田他
アクセス:秋葉原駅徒歩約5分
竣工:1929年


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