福山「福寿会館」昭和初期に建てられた洋館のカフェをレポート

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今日は東京からは少し離れ、広島県福山市の駅前に建つ洋館 福寿会館を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・福寿会館を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・福寿会館の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・福寿会館の建築的な見どころや注目ポイント

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1.福山駅前に建てられた素敵な洋館を訪問

今回訪れたのは、広島県の福山市。
福山市といえば広島県の最東側エリアにある中核市で、福山駅は山陽新幹線の停車駅ともなっていることからその名を聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

福山駅といえば駅のすぐ北側に福山城があるのですが、今回訪れた福寿会館は、そんな福山城公園の一角に建てられた建築です。

福寿会館のあった場所は、廃藩後は民間地として利用されていましたが、昭和初期の1930年代に地元の実業家であった安部和助(あんべわすけ)の別荘として整備されたことで、現在の福寿会館ができあがります。

戦禍によって福山城の多くの建物は焼失してしまいますが、この福寿会館は運良く無傷で残り、戦後は別の所有者に渡った後福山市に寄贈されました。

その後は市の迎賓館や貸室として利用され、1997年には洋館が国の登録有形文化財に、2012年には本館・西茶室・南茶室・西蔵・東蔵も同じく登録有形文化財となりました。
また、2021年にはメゾン・アンベというカフェがオープンとなり、今回訪れてきました。

福寿会館へのアクセスは、福山城公園の東側に専用の入口があります。

元々はお城の備蓄庫だったところなので、かなりの高台になっていて、緩やかにカーブするアプローチを登っていきます。

2.オープンしたばかりのカフェメゾン・アンベで優雅な午後のひと時を

アプローチを上った先にまず見えてくるのが敷地の北東に建つ東蔵です。

東蔵のお隣には本館と呼ばれる和風の建物が建っています。
神社を思わす見事な唐破風屋根の本館は、現在も貸室として市民に開放されていて、私が訪れた時も地元の人と思われる人たちが集まっていました。

裏手には茶室や日本庭園もあり、日本庭園からは福山城が望めます。
市のホームページを見ると利用料もかなりリーズナブルに設定されていて、地元の人達が羨ましい限りです。

向かって左手に見えるのが今回の主目的である洋館です。
ヨーロッパの意匠を随所に引用した洋館は、事前に写真で見ていた以上の迫力でした。

玄関の前にはカフェのかわいい立て看板が置かれています。

1階に入るカフェ メゾン・アンベは2021年にオープンしたばかりの喫茶店です。
アンベというのは、この建物を建てた実業家の安部和助(あんべわすけ)からとっています。

このカフェができる前は茶処ばらという別の喫茶室だったそうですが、昔の写真を見てみても大きな変更はなくそのまま使われているようです。

派手さはないものの、上品で優雅な内装がとても素敵です。
大きな窓からは、自然光がたっぷり降り注いでいてとても居心地がいい空間が広がっています。
落ち着いた色彩の家具や絨毯も素敵で、こんな家に住めたらいいなぁとしみじみと感じました。

メニューは、ケーキやプリンといったスイーツのみとなっていて、ランチやディナーなどの食事ができないのが少し残念です。

ケーキはオリジナルと抹茶の2種類があり、今回はオリジナルのケーキにアイスコーヒーをセットにして注目しました。

ケーキはトンカ豆という中南米原産のバニラや杏仁のような風味の材料が使われていてとても上品な味わいでした。
ほんのりした甘さとチーズケーキにピッタリ合っていて、とても美味しかったです。

ちょうど窓際の席だったのですが、レース越しに入ってくる優しい光と、窓の外に見える豊かな緑にも癒やされました。

3.館内を散策!80年以上愛され続ける素敵な建築を堪能

カフェを楽しんだあとは館内を少しだけ散策。

入って右手にはメゾン・アンベからは独立した半個室の空間がありました。
こちらはメゾン・アンベの予約制の座席だそう。
洋館は市の貴賓室として使われていたこともあるそうですが、とても優雅で、それでいてどこか親しみもある空間が本当に素敵でした。

玄関も改めてみると大きなガラスの開口からたっぷりと光が入るデザインです。
高い丘の上に建っているので、先程の喫茶室の窓もそうですが、プライバシーを気にせず外の自然をたっぷりと取り入れられるようにしているのでしょうか。

こちらは本館へ繋がる回廊です。
45度に傾いた床のタイルと木張りの天井、左右で洋と和が対比するような内装となっているのが面白いですね。

ちなみにお2階も貸し会議室として利用できるそうで、この日も地元の団体と思われる人達が催し物をしているようでした。

素敵な建築とカフェをたっぷりと堪能してこの日の建築巡りも大満足のものとなりました。
駅からも近いので、皆さんも福山を訪れた際は是非その空間を体験してみてくださいね。

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福寿会館
所在地:広島県福山市丸之内1-8-9
アクセス:福山駅より徒歩約4分
竣工:1935年~1937年頃(洋館)
カフェオープン年:2021年
定休日:月曜
公式HP:https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/fukuju/
備考:登録有形文化財

※記載している営業時間や金額は記事執筆時点のものです。変更となっている場合もありますので、訪れる際は公式HP等をご確認ください。


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