山谷のドヤ街がスゴい!今も残るディープな街を探訪

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今日は東京きってのディープスポットといわれるドヤ街 山谷を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。
日雇い労働者の街として賑わい、かつての雰囲気を残しながら少しづつ変わり続ける山谷の街。
一体どんな街だったのか、早速みていきたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築や街を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・山谷を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・山谷の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・山谷の建築的な見どころや注目ポイント

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1.知る人ぞ知る東京のディープスポット山谷で街巡り

まず「ドヤ」とは宿を逆さに読んだ言葉で、かつての経済成長期に日雇い労働者の為の簡易宿泊所が多く建てられたことから、山谷のような街は「ドヤ街」と呼ばれるようになりました。
ドヤ街はここ東京山谷の他には大阪の西成あいりん地区横浜の寿町が特に有名で、これらの3つのドヤ街は日本の三大ドヤ街と呼ばれたりもします。

山谷地区は上野や浅草からもほど近いエリアではありますが、江戸時代から処刑場や吉原の遊郭といった社会の裏面の負の側面を担ってきたという歴史があります。

現在は「山谷」という名称は公式には見られなくなっていて、明確にここが山谷という区切りはありませんが、駅で言うと南千住駅の南側、浅草を北にしばらく歩いたところにあります。

南千住の駅前の風景

私は学生時代の関わりから何度か山谷を訪れたことがありましたが、今回は久しぶりの再訪です。
元々行商や芸人が宿泊する宿場町でもあった山谷ですが、戦後は全国から大勢の日雇い労働者が集まるドヤ街として発展していきます。

城北労働・福祉センター(2008年訪問時)

1960年に起きた山谷暴動とよばれる数百人規模の交番襲撃事件をはじめ、山谷地区はかなりディープでキケンな街でもありましたが、日本の高度経済成長を影で支えるエネルギッシュな街でもあったようです。

現在では高齢化が進み、街自体はとても静かな雰囲気です。

ただ街角にこんな看板があるのもちょっと異様で、この街が他の東京の街とはちょっと違った歴史を辿ってきたことがハッキリと感じ取れます。

そんな山谷は経済成長の停滞や労働者の高齢化などの理由から、かつての賑わいは徐々に失われていきましたが、現在でも一泊2000円台前半で泊まれる簡易宿泊所が数多く残されています。

今ではめったに見られなくなった昭和感漂う古いアパートや工場も、ここ山谷では時間が止まったように残っています。

1つ、2つではなくエリア全体でこうした雰囲気の建物が連なっているのは東京広といえどもここ山谷だけではないでしょうか。
街の建物はとにかく低層なのも特徴。

やはり今でも、どうしても負のイメージが払拭できないのか、山谷の中心地ほど再開発はもちろん建て替えも中々進んでいません。
他の街であればとっくの昔に失われていたであろう、数十年前の風景がそのままパッキングされたように残されています。
こんな街が、実は上野や浅草から歩けるくらいの距離にあるなんて、知らない人が聞いたら信じられないかもしれません。

もう一つ興味深かったのが自動販売機です。

山谷の街を歩いていると見かける自動販売機は、こちらのワンコインハピネスをはじめとする100円の自販機がほとんどです。
ドヤ街にはよくある自販機らしく、一部の飲み物はなんと90円で購入することができます。

2.今も残る簡易宿泊所や老舗の名店を歩く

かつては立ち入るだけでも危険といわれていた山谷ですが、現在は表通りはかなりきれいになっています。
ただ、一本路地をはいると数多くの簡易宿泊所が現在も営業していて、タイムトリップしたかのような不思議な感覚と緊張感を感じます。

驚いたのは現在でも現役で営業している宿泊所が多いことで、半分開けられた窓からは生活者の気配を感じることができます。

宿の相場は2000円台前半が多く、2200円や2250円が主流のようです。
2000年以降はその料金の安さから海外のバッグパッカーの宿泊者が増えていたそうですが、コロナの影響でほとんど見かけることはありませんでした。

かつて山谷暴動で全国的に有名になった旧山谷地区交番(通称マンモス交番)も、今では平穏な普通の交番です。

現在の交番は1990年代に建て替えられたもので、当時3階建てだった交番は4階建てになっています。
かつては日本最大の交番だったそうですが、2008年には日本堤交番と改称されて、「山谷」の名前もなくなってしまいました。

旧山谷地区交番の近くには、1968年から営業を続ける珈琲店バッハがあります。
ここバッハは、自家焙煎珈琲の老舗としても有名なお店だそうで、山谷を訪れた際には是非立ち寄りたいスポット。

私が訪れたときも満席で、外に置かれた椅子でしばし待つことに。
パイプ椅子に座って待っていると、通りがかったおじいさんに「こんなところに椅子出してるんじゃねぇよ」とつぶやき気味の悪態をつかれたりと、まだまだちょっと恐ろしい街ではあるようです。

面白いのは客層で、喫茶店好きっぽい男女や3人グループできている女子高生など、若い人にもかなり親しまれているようなのも印象的でした。

どこか落ち着くレトロな雰囲気の店内でいただく珈琲は、味も香りも絶品。
キビキビとしたマスターの動きや素敵な食器も含めてまさに一流の味わいでした。

Cafe Bach
所在地:東京都台東区日本堤1-23-9
アクセス:南千住駅より徒歩約11分
定休日:金曜、第2火曜
公式HP:http://www.bach-kaffee.co.jp/

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