有楽町「はまの屋パーラー」受け継がれる老舗喫茶をレポート

今日は東京有楽町にある喫茶店はまの屋パーラー 有楽町店を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

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1.有楽町の駅前の老舗の喫茶店を探訪

新旧様々な建物がひしめき合う有楽町界隈で、いぶし銀のような光を放つ建物が今回訪れたはまの屋パーラーが入る新有楽町ビルです。

新有楽町ビル

新、といってもこの建物が建てられたのは今から半世紀以上前の1967年。
当時は高度経済成長と建築技術の進歩によってこうした大規模オフィスの建設が続いていました。
先日紹介した喫茶店ストーンもお隣のビルでしたが、60年代はこうしたオフィスビルと、その地下につくられた純喫茶が東京各地につくられていった時代でした。
詳細記事
・ストーン有楽町ビル店がスゴい!石に囲まれた素敵な老舗喫茶をレポート【東京有楽町】

そうはいっても、はまの屋パーラーは最初からこの建物に入っていたわけではなく、元々近くの建物の地下にあった喫茶店が再開発によってこちらの建物に移転してきたそうです。

とはいえはまの屋パーラーの創業は1966年と、新有楽町ビルとほぼ同時期にできていて、古き良き時代の雰囲気が今でも味わえる貴重な喫茶店なのです。

新有楽町ビル

建物自体も何度も改修されているようですが、半世紀以上前の建物とは思えないほど内外ともによくデザインされています。
残念ながら新有楽町ビルは、2023年を目処に建て替えが予定されていて、このシブい建物を味わえるもの残りわずかとなってしまいました。

2.昭和の空気感がパッキングされたような素敵な店内を堪能

正面のエントランスを入ってすぐのところにある階段を下って、はまの屋パーラーの入る地下街に降ります。

階段を降りて右に曲がると、いかにも昭和の喫茶店らしい、はまの屋パーラーのお店が見えてきます。

はまの屋パーラー 有楽町店

実は、はまの屋パーラーは、店主の高齢化などの理由で2011年に一度閉店しているのですが、閉店を惜しむファンや関係者の努力あってその味と空間を引継ぐ形で2012年に再オープンとなりました。
店舗の雰囲気も、はまの屋パーラー創業時の雰囲気を受継ぐことが意識されていて、昭和の喫茶店の雰囲気溢れる素敵な装いとなっています。

メニューも閉店した店舗のメニューや素材を受継いでいるそう。
サンドイッチが「サンドゥイッチ」と表記されていることからも、その当たりのこだわりを感じることができます。

はまの屋パーラー 有楽町店の内装

橙色の暖色系の色でまとめられたインテリアはどこか懐かしさを感じられ、初めてきたのに不思議な安心感を覚えます。

店内のアイテムも一つ一つが素敵なアイテムばかり。
昔懐かしのコインのおみくじや壁掛けの時計など、昔は決して珍しくなかったけれど、最近はほどんど見なくなったアイテムがさり気なく散りばめられています。

昔からのものばかりではないでしょうが、少しでも古き良き喫茶店の雰囲気を伝えようとするお店側の計らいを感じます。

この日は、週末のお昼より少し早い時間に訪れたのですが、店内のお客さんは半数程度。
以前訪れたときは店の外まで行列ができていたのですが、ちょうど空いているタイミングでした。
店内は常連さんらしき中年の男性から、若い女性グループ、カップルまで幅広い層と人数でした。

3.先代より受け継いだ絶品サンドゥイッチをいただく

メニューは、先代のはまの屋パーラーの味を受け継いだサンドゥイッチを中心に、ホットケーキや特製プリンなどのスイーツもあるようです。

この日はちょっと遅いモーニングの時間だったので、看板メニューのサンドゥイッチを頂きました。

サンドゥイッチ(800円)は、6種類の中から2種類を選んで組み合わせることができ、30円をプラスするとトーストにもできます。

はまの屋パーラー 有楽町店のサンドイッチ

せっかくなので、チーズ・サンドゥイッチとフルーツ・サンドゥイッチを組み合わせて、チーズの方をトーストにしてもらいました。
チーズ・サンドゥイッチは、マスタードがピリリと効いた大人の味わい。フルーツ・サンドゥイッチがちょうどデザートのようにもなって、我ながらよきチョイスでした。

はまの屋パーラー 有楽町店のサンドイッチ

ドリンクは喫茶店の定番メニュー、ウインナーコーヒーをアイスで頂きました。
さっぱりしたコーヒーはサンドゥイッチともよくあって、ホッと一息つきながら優雅な時間を過ごせました。

この他にもたまご、野菜、ハムの入ったスペシャル・サンドゥイッチ(920円)なども人気のメニューのよう。

最後のお会計の時に気づいたのですが、店内のBGMは、こちらのレコードの音楽が生で流れていたようです。
近年はレコードの再ブームがあったりで、生のレコードもちょくちょく見かけますが、いざ目の前で回っているレコードから音が流れるのを見聞きすると、なんだか音がぐっと身近な存在に感じられます。

受け継がれた味と空間をたっぷりと堪能して、今回の建築&喫茶店巡りも大満足で終了。
あと少しでこの空間がなくなってしまうのがとても寂しいです。とっても素敵な喫茶店でしたので、皆さんも機会があれば是非訪れてみてくださいね。

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設計(建物):三菱地所
所在地:東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル B1F
アクセス:有楽町駅から徒歩約2分
創業:1966年(2012年再オープン)
竣工(建物):1967年
営業時間:
 月曜~土曜 10:00~18:00
 日曜 10:00~17:00
定休日:祝日、年末年始
公式HP:http://hamanoya-yurakucho.com/
備考:2023年建物解体予定

※記載している営業時間や金額は記事執筆時点のものです。変更となっている場合もありますので、訪れる際は公式HP等をご確認ください。


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