上野毛周辺で建築巡り!おススメの名建築8選を紹介

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今回は上野毛周辺で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・上野毛周辺エリアでの建築巡りを写真と文字でレポート
・上野毛周辺エリアの著名な建築家がデザインした建築や歴史のある近代建築をまとめ

1.東急大井町線 上野毛駅

まずはじめに紹介する上野毛駅は2006年に建て替え工事を着工してから約5年間かけて完成した駅舎で、設計を安藤忠雄氏が手掛けたことで大きな話題となりました。
幅約20mのコンクリートの屋根が道路の上部を横断しているデザインが最大の特徴で、普段地面の下に隠れている線路がボリュームとして立ちあがって、道路や街を貫通するのが面白いです。
駅内部の陰影も美しく、ホームに降りつ階段の途中には十字架のように切り取られた美しいシルエットが見られます。

設計:安藤忠雄建築研究所+東京急行電鉄+大建設計
所在地:京都世田谷区上野毛1-26-6
竣工:2011年

2.多摩美術大学上野毛キャンパス 本部棟・講堂

多摩美術大学上野毛キャンパス

多摩美術大学上野毛キャンパス本部棟・講堂は、多摩美術大学の創立90周年記念事業として2026年建てられた校舎です。
地上5階地下1階のキューブ型の本部棟は、環状八号線やキャンパス内の樹木との対比が印象的で、最上部の鏡面塗装仕上の屋根が街やキャンパスを写しだしつつ、浮遊感を感じるデザインになっているのが特徴。
一方隣接する半円形の平面をもつ講堂「オクルスホール」は、天窓から自然光を取り込み、胎内を思わせるドーム状の空間が特徴となっています。
どちらの建物も周囲の自然とのコントラストが美しく、校舎として求められる諸条件や将来計画を踏まえたフレキシブルさといったエンジニアリングな要素と感性的に訴える美しさや居心地の良さが融合しているように感じるのが素敵でした。

多摩美術大学上野毛キャンパス
多摩美術大学上野毛キャンパス

設計:内藤廣建築設計事務所
所在地:東京都世田谷区上野毛3-15-34
アクセス:上野毛駅より徒歩約3分
竣工:2026年

3.上野毛ハウス

上野毛ハウス

上野毛ハウスは、環状八号線沿いの中層建築と背後の戸建て住宅地の間に建つ、地上3階地下1階建て全19戸の賃貸長屋です。
高さや大きさ、角度の異なる4つのボリュームからなる建物は、ボリュームを分節しつつ斜めに振られた壁や変化する床レベル、天井高の違いによって各住戸に異なる奥行きや外部との距離感を生み出しているのが面白いところ。
都心の小さな棲家としての住宅と、それらが集まったことによって生み出されるリズムや余白が生み出す豊かさの両方の側面が感じられるのも素敵でした。

上野毛ハウス

設計:川辺直哉建築設計事務所
所在地:東京都世田谷区上野毛4
アクセス:上野毛駅より徒歩約5分
竣工:2010年

4.GURURI

GURURIは、上野毛の住宅地に建つ木造3階建ての賃貸長屋です。
GURURI(ぐるり)の名の通り建物を敷地中央に寄せて四周に生まれた細長い空地を庭や各住戸へのアプローチとして活用しているのが大きな特徴で、敷地境界との間に生まれたバッファゾーンによって敷地の内外の住環境を改善しているのが面白いところ。
1階は地面から掘り下げつつ外周に沿ってカウンターを配置し、開かれつつも目線の操作によって視線がバッティングしないように工夫されていたり、2階以上の外壁は周囲に閉じつつハイサイドライトで天に開いていたりと、開くことと閉じることの工夫に満ちた住宅となっています。

設計:伊藤博之建築設計事務所
所在地:東京都世田谷区上野毛4
アクセス:上野毛駅より徒歩約6分
竣工:2016年

5.パークハウス瀬田一丁目

パークハウス瀬田一丁目

パークハウス瀬田一丁目は、上野毛駅から程なく歩いた国分寺崖線の東斜面に建つ地上3階地下1階建て全14戸の低層集合住宅です。
丘上に建つ建物の斜面側は周囲の自然を映す反射ガラスによる平滑な表情となっていて、外部からは中々建物の全容が見えませんが自然に溶け込みつつ大きな窓や屋外テラスによって住戸内に外部の自然を取り込むようなデザインとなっているのが特徴です。
自然を反射するガラスだけでなく、深い軒や素材の陰影によって落ち着いた邸宅らしさを感じられるのも注目ポイント。
また、各住戸では14戸に6人のデザイナーを起用して住戸ごとに異なるインテリアとなっています。

パークハウス瀬田一丁目
パークハウス瀬田一丁目

設計:SKM設計計画事務所+北野建設+メック・デザイン・インターナショナル
所在地:東京都世田谷区瀬田1-2-17
アクセス:上野毛駅より徒歩約7分
竣工:2009年
備考:2010年度グッドデザイン賞

6.白想居

白想居

白想居は、瀬田の傾斜地に建つ総戸数15戸の集合住宅です。
白いフレームとクリアな開口が特徴的な建物は、エントランスのある北側から見ると低層の建物に見えますが、斜面の下の南面から見ると丘と一体となった宮殿のように見えます。
敷地の境界に幾重に設けられたスリット付きの擁壁は、建物と街とを緩やかに繋げつつ区切っていますが、スリットの間から見える建物は障子や中間領域といった日本古来の建築イメージを感じるデザインになっているのが面白い建築でした。

白想居

設計:大江匡/プランテック総合計画事務所
所在地:東京都世田谷区瀬田1
アクセス:上野毛駅、二子玉川駅より徒歩約10分
竣工:1991年

7.セント・メリーズ・インターナショナル・スクール

セント・メリーズ・インターナショナル・スクール

セント・メリーズ・インターナショナル・スクールは、白想居のすぐ北側の敷地に建つインターナショナル・スクールです。
セント・メリーズ・インターナショナル・スクールは、1972年に建てられた旧校舎の設計を建築家槇文彦氏が手掛けたことでも知られる学校でしたが、将来に向けた拡張性や老朽化の問題から2000年代に入って大規模な建替え工事が行われました。
建物は通りを挟んで北側に校舎棟・管理棟、南側にプール棟や体育館・多目的ホールを備えたプール棟・体育館棟が配置されていて、2つの敷地がブリッジによって繋がれています。
白いボリュームが立体的に組み合わさり、大きな開口部が光と内外のつながりを演出するようなデザインは、近代建築が目指したインターナショナルスタイルを体現しているようです。

セント・メリーズ・インターナショナル・スクール

まさに様々な国籍の生徒が集い、生活するインターナショナルスクールらしい建築は、平日に様々な生徒達のアクティビティによって彩られる姿が想像できる素敵な建築でした。

セント・メリーズ・インターナショナル・スクール

設計:アーキノーバ建築研究所+鈴木エドワード建築設計事務所
所在地:東京都世田谷区瀬田1-6-19
アクセス:上野毛駅、二子玉川駅より徒歩約10分
竣工:2009年(校舎棟)、2011年(プール棟・体育館棟)
公式HP:https://www.smis.ac.jp/

8.五島美術館

五島美術館

最後に紹介する五島美術館は、東急大井町線の線路脇に建つ美術館です。
こちらの五島美術館は1960年に東京急行電鉄創業者の父ともいわれる五島慶太氏によって構想され、五島氏の収集した古写経をはじめとする数々の美術品を展示する私立美術館です。
建築の設計は、このブログでも度々登場している吉田五十八(いそや)氏が手掛けていて、平安時代の寝殿造を思わせる和の要素と、モダニズムの近代的な要素が見事に融合した建築です。
2012年には元々の設計を活かした形で大規模な改修が行われているのも注目ポイントで、自然光や既存の庭園を巧みに取り入れた改修デザインにも注目の建築です。

五島美術館

設計:吉田五十八
所在地:東京都世田谷区上野毛3-9-25
アクセス:上野毛駅より徒歩約3分
竣工:1960年
休館日:月曜、展示替期間、年末年始
備考:第2回建築業協会賞
公式HP:https://www.gotoh-museum.or.jp/

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