入谷・鶯谷周辺で建築巡り!おススメの名建築12選を紹介

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今回は入谷・鶯谷周辺で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・入谷・鶯谷周辺エリアでの建築巡りを写真と文字でレポート
・入谷・鶯谷周辺エリアの著名な建築家がデザインした建築や歴史のある近代建築をまとめ

1.水上酒本店

水上酒本店

水上酒本店は、1900年に創業した老舗の酒屋さんです。
現在の建物は昭和初期の1929年に建てられた木造3階建ての建物で、古い商家らしい出桁造りの店構が特徴となっています。
趣のある空間が広がる店内では日本酒だけでなく焼酎やワインの品揃えも充実していて、こだわりの品質管理とチョイスによる美酒を購入することができるので、建築巡りのお土産にもピッタリです。

水上酒本店
水上酒本店

所在地:東京都台東区入谷1-20-7
アクセス:入谷駅より徒歩約1分
竣工:1929年

2.台東区立大正小学校

台東区立大正小学校

台東区立大正小学校は、入谷駅から金美館通りを東に進んだ所に建つ1916年(大正5年)開校の小学校です。
大小のアーチがリズミカルに連なり、波打つような外構ブロックが外周にまわる校舎からは楽しげで親しみやすい雰囲気を感じます。
小学校として地域に開くことと、セキュリティや学校環境の為に閉じることの双方が注意深くデザインされているのも注目ポイントで、特に足元や低層部の設えが秀逸です。

台東区立大正小学校
台東区立大正小学校

設計:台東区建築部営繕課+内井昭蔵建築設計事務所
所在地:東京都台東区入谷2-23-8
アクセス:入谷駅より徒歩約3分
竣工:1994年

3.レボン快哉湯

レボン快哉湯は、1928年に建てられた築100年近い銭湯を改修したカフェです。
銭湯自体は2016年にも閉館してしまいましたが、この建築を残したいと願う様々な人達の努力が実って2020年にカフェとして生まれ変わりました。

入口で靴を脱いで中に入ると、昔の銭湯ならではの天井高のある格子天井の脱衣所がそのままカフェになっていて、ふと目線を移すと富士山の見事なペンキ絵が目に飛び込んできます。
「マリアージュ」をコンセプトにした珈琲とアイスのセットはまさに絶品で古き良き伝統と新しい時代に向けた革新性の両方を楽しめます。

レボン快哉湯

改修設計:ヤマムラ+デザインオフィスクリソウ
所在地:東京都台東区下谷2-17-11
アクセス:入谷駅より徒歩約2分
竣工:1928年(2020年改修)
公式HP:https://www.rebon.jp/

4.小野照崎神社

小野照崎神社

小野照崎神社は、852年に和歌や絵画などの芸術に秀で国の要職についていた小野篁(おのたかむら)を祀ったとこをルーツにする歴史ある神社です。
元々は上野の地に創建された神社は江戸時代初頭に寛永寺の建立のために現在の場所に移動していて、現在の社殿は江戸時代末期の1866年に建てられたものとなっています。
2008年には社務所が建て替えられていて、旧建物の部材を再利用しつつ大広間を復元したりと新しい建物の中にかつての建物の記憶を継承しています。
また、境内には1828年に富士山から運んだ溶岩で建造された高さ約5mの富士塚(国重要有形民俗文化財)が残されているのも注目ポイントです。

小野照崎神社

設計:インテグレーティッド・デザイン・アソシエイツ(社務所)
所在地:東京都台東区下谷2-13-14
アクセス:入谷駅より徒歩約2分
竣工:1866年(社殿)、2008年(社務所)
備考:国重要有形民俗文化財(富士塚)

5.旧矢島写真館

旧矢島写真館

旧矢島写真館は、金杉通りを北上した所に建つ地上2階建ての元写真館です。
スクラッチタイル張りの外装に赤い屋根がトレードマークの建物は大正時代の1918年に建てられたもので、改修を重ねながらもその姿を残しています。
入口の柱とペディメントや頂部が半円形になった白い開口部など、西洋建築を参照しながらも自由にデザインされた各部が可愛しくも親しみやすい建築です。

旧矢島写真館
旧矢島写真館

所在地:東京都台東区根岸4-1
アクセス:入谷駅より徒歩約6分
竣工:1918年

6.千手院

千手院

千手院は安土桃山時代に創建されたとされる歴史ある寺院です。
江戸時代に現在地に移った後も震災や火災で何度か建て替えられていて1700年に建てられた五智堂の他、本堂や庫裏は関東大震災後の1926年に建てられたものが現存しています。
五智堂は、漆喰壁に施された鏝絵(こてえ)や江戸時代後期に鋳造された面径約35cmの鰐口が残されていたりと見どころが満載です。
古い寺院や商店が残る入谷エリアの中でも注目の寺院建築です。

千手院
千手院

所在地:東京都台東区根岸3-12-48
アクセス:入谷駅より徒歩約5分
竣工:1700年(五智堂) 、1926年(本堂、庫裏)

7.西宮邸(旧陸奥宗光別邸)

旧陸奥宗光邸

西宮邸(旧陸奥宗光別邸)は、明治時代に活躍した外交官、政治家の陸奥宗光が1883年から数年間を過ごし、その後は出版業を営んでいた実業家の長谷川武次郎の邸宅兼仕事場としても使われた建物です。
元々は和館と洋館に加えて土蔵も併設されていましたが、現在残されているのは洋館部分のみでだいぶ老朽化が進んでいます。
現存する住宅の洋館の中では都内最古のもののひとつとされる建物は大開口が前面に広がり、白い木材が軽やかに連なる気品漂う姿を現代に残してくれています。

旧陸奥宗光邸
旧陸奥宗光邸

所在地:東京都台東区根岸3-7-15
アクセス:鶯谷駅より徒歩約5分
竣工:明治時代初期〜中期

8.LANDABOUT

LANDABOUT

LANDABOUTは、鶯谷駅前の言問通り沿いに建つ地上15階建てのホテルです。
堅牢なコンクリートのフレームの中にはコンパクトな客室がぎっしりと詰め込まれていて、都心の駅近ホテルとして多くの観光客を受け入れています。
足元の1階は宿泊客以外も利用できるカフェ・バーとなっていて、様々な国のエッセンスを取り入れた創作メニューを楽しめます。
ちょっと妖しさを感じる色使いや、素材の荒々しさをそのまま活かした仕上げ、奥にいくに従って違ったシークエンスが展開される内装も魅力的な鶯谷の隠れた注目スポットです。

LANDABOUT
LANDABOUT

設計:櫻井康裕建築都市設計事務所+HAGI STUDIO
所在地:東京都台東区根岸3-4-5
アクセス:鶯谷駅より徒歩約2分
竣工:2020年

9.台東区立書道博物館

台東区立書道博物館は、鶯谷駅からほどなく歩いたところに建つ書道をテーマにした博物館です。
建物自体も1936年に建てられたものですが、この建物を含む土地は中村不折の邸宅跡として東京都指定史跡にも指定されています。
館内には書道関連の貴重な資料が多く展示されていて、普段はあまり触れることのない書道についてたっぷりと知ることができます。
ちなみにすぐ目の前にはこの後紹介する子規庵もあるので、訪れた際は合わせてみてみることをオススメします。

台東区立書道博物館

所在地:東京都台東区根岸2-10-4
アクセス:鶯谷駅より徒歩約5分
竣工:1936年(本館)
備考:東京都指定史跡

10.子規庵

子規庵

子規庵は、明治時代に活躍した俳人・歌人正岡子規の旧邸を改修した記念館です。
当時正岡子規が暮らしていた建物は1923年に起こった関東大震災によって倒壊し、現在の建物は1950年に子規の弟子達によって再建がされた3代目です。
この再建された子規庵では長く病を患っていた子規が日々創作に打ち込んでいた書斎や、句会や歌会によって多くな人々の交流の場となっていた邸宅の名残を随所にみることができます。
コンパクトな建物ですが子規に関する展示が様々な角度と工夫で行われているので、子規に関する知識がなくても楽しめるのもオススメポイント。
ちなみに敷地の南側には1927年に建てられた土蔵も残されています。

子規庵

詳細記事
・鶯谷「子規庵」歴史ある古民家を改修した明治の俳人の記念館をレポート

所在地:東京都台東区根岸2-5-11
アクセス:鶯谷駅より徒歩約5分
竣工:1950年(再建)
公開日:水曜、土曜、日曜、祝日(変動することもあるので公式ホームページを要確認)
備考:東京都指定史跡

11.鶯谷駅

鶯谷駅

鶯谷駅は、明治の終わりの1912年に開業した山手線・京浜東北線の停車駅です。
現在の駅舎は1927年に建てられた2代目の駅舎で、当時は珍しかった線路上の人口地盤の上につくられているのが大きな特徴。
谷中霊園のある台地と、谷に広がる歓楽街の狭間に迫り出すように建てられた駅舎は100年の歴史の中で変わるものと変わらないものが混ざり合いながら現代にその姿を残しています。

鶯谷駅

所在地:東京都台東区根岸1-4-1
竣工:1927年

12.東京文化財研究所

東京文化財研究所

東京文化財研究所は、鶯谷駅の南側の東京国立博物館北側に建つ文化財の保存と修復に関する研究施設です。
端正な外観の建物は周囲の自然によく溶け込みつつ、ガラスや金属といった人口素材が徹底したディテール処理と美しいディテールによって調和しています。
内部は一般公開されていないのが残念ですが、人工物としての建築の美しさと自然光や周囲の環境を巧みに取り入れた空間がデザインされています。

東京文化財研究所

設計:戸尾任宏/建築研究所アーキヴィジョン
所在地:東京都台東区上野公園13-43
アクセス:鶯谷駅より徒歩約5分
竣工:2000年

おまけ:鍵屋

鍵屋

最後に紹介する鍵屋は江戸時代末期に酒問屋として建てられた建物です。
元々は入谷駅の南側に通る言問通り沿いに建ち、道路の拡張工事による曳家や増築を経て戦後は居酒屋として営業していました。
現在は小金井市の江戸東京たてもの園に移築され、1970年頃の姿に復元されています。
たてもの園に移築されているので入谷からは少し距離がありますが、多くの文化人が通ったことでも知られる店舗を内部を含めてじっくりと見学することができます。

鍵屋
鍵屋

所在地:東京都小金井市桜町3-7-1
旧所在地:東京都台東区下谷2
アクセス:武蔵小金井駅よりバスで約5分小金井公園内
竣工:1856年

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